■2020年6月 ブログ

もう半年過ぎた

 これまで、新型コロナウイルスによる影響について、来店客数の変化やコーヒー豆の販売状況を把握しながら、珈琲屋としてどのように対応していけば良いのか考えてきました。来店客数だけを見ても、4月に入って急激な来店客数減少となり、ゴールデンウイーク期間を含む2週間ほどをコーヒー豆販売のみにしたこともあって、これまでに経験したことない寂しい状態となったのです。 

そして、緊急事態宣言解除後から徐々にお客様の来店が増えたものの、三密を避けてご利用をお願いしていることもあって、あのグループ、あのご家族、といった方々の利用はまだまだ先になりそうです。昨年の6月上旬は、妻との旅行で臨時休業にしたため、一時的に今年の実績が前年を上回ったものの、傾向としては前年を下回る状態が続くことになりそうです。 

 そうした来店客数の減少分を、コーヒー豆の販売増加が補っており、特に4月・5月においては一時的に大幅増加しました。その後、予想外の販売増加も全国的な解除の動きに合わせたように減少し、6月実績だけを見ると、6年間右肩上がりで増えているような、一見順調な推移の形に見えてきます。 

 ところが、必ずしも喜んでばかりいられません。お客様との会話からも、新型コロナウイルスによる経済活動の低下は明らかで、先行き不透明感は否めません。飲食店として、珈琲屋として、今何をすることがベターなのかを判断しながら、長くコーヒー豆を販売し続けることができるよう、手探りで工夫していくことになります。でも、あくまで楽しみながらを前提で。苦虫を噛んだような顔をしていたら、来店客数は減るばかりですから。いつも笑顔で、楽しそうな店主が一番!「生まめを まめに焙煎し 楽しく まめに暮らす」ことが目標です。とはいえ、もう半年が過ぎたんですね。 

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ちょい足し

 先日、お客様からKALDI(カルディ)のハーブコーディアル エルダーフラワー(200ml)を頂きました。KALDI(カルディ)の商品説明によれば、「エルダーフラワーエキスを使用したシロップは、炭酸水だけでなく紅茶やコーヒー(浅煎りがオススメ)に風味を足したり、お菓子作りの際の風味付けにもお使いいただけます。」とのことです。某サイトの中で、浅煎りのアイスコーヒーにちょい足しして楽しんでいるのを見て、面白そうだと言うので3本セットを買い、その内の1本をお裾分けということのようです。 

 でも、某サイトの紹介の中でも、「美味しい」という言葉は聞かれなかったのでは?などと思いながらも、早速、タンザニアの浅煎りでアイスコーヒーを作り、スプーン2杯をちょい足ししてみます。レモンティー!・・いや後味コーヒー?・・結果、美味しくない。単純に炭酸わりの方がいいんじゃね?といのが正直な感想でした。

 どうせちょい足しするなら、もっと他に美味しくなるものがないかと探します。すると、カルディ商品を紹介する「カルディ節子」というブログがあり、「コーヒーに混ぜると美味しい!ちょい足しレシピ20種類まとめ」なるものを見つけます。20種類もあるならと、この際、片っ端から試してみることにしました。 

■チョコレート:甘くて普通に飲める。 

■ココア:製菓用のココアを使用したのでカカオの香りはするも美味しくない。 

■牛乳:普通にカフェオレじゃん! 

■生クリーム:目新しさなし。サイトではホイップクリームでしたが、そのまま使用。 

■バニラアイス:コーヒーにアイスより、アイスにエスプレッソをかけた方がいい。 

■キャラメル:意外と溶けにくいため、徐々に甘さに変化あり。でも普通。 

■はちみつ:けっこういけます。 

■練乳:入れ過ぎ注意! 

■あんこ:粒餡よりも漉し餡のほうが飲みやすい。 

■ラムレーズン:香りは良いがレーズンが邪魔で飲みにくい。 

■マシュマロ:普通。 

■ブランデー:大人のコーヒーって感じ。 

■ラム酒:上記に同じ。 

■抹茶:個人的には美味しくない。 

■ココナッツオイル:材料がないため試していません。 

■塩:過去にも世界の塩を試しましたが美味しくない。 

■ショウガ:う~ん・・・。 

■バター:乳臭さが気になる。 

■ブラックペッパー:コーヒーには合いません。 

■シナモン:若い時、シナモンスティック付のコーヒーを飲んだのを思い出した。 

 結局19種類を試したものの、いつものようにブラックでそのまま飲むのが一番美味しい!ちょい足しを試すなら、インスタントコーヒーを使用するのがいいかも。ってか、口の中が色んな味覚で混ざってしまい、体に悪そうな予感がします。一度に試すもんじゃないことだけは確かです。口直しに、ハーブコーディアル エルダーフラワーを炭酸割りで飲むとしましょうか。 

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疫病退散を祈願

 今日は、閉店後に妻と母親を連れ出し、町内にある八剣神社の「夏越の祓い」である「茅(ち)の輪くぐり」に行ってきました。旧暦の6月末に行われる「茅(ち)の輪くぐり」は、半年分のケガレを落とす行事で、この後の半年の健康と厄除けを祈願するものです。今年は、新型コロナウイルスの影響もあり、「アマビエ」の絵も境内に貼られるなど、疫病退散の願いも込められています。 

 感染対策もあって、氏子さんが近くでお世話することもなく、説明の看板を見ながら各自で行いますが、左足からくぐることを忘れたり、「水無月の夏越の祓する人は、千歳(ちとせ)の命延(の)ぶというなり」と唱えながらくぐり抜けることも失念していました。「まあ、こんな感じでいいんじゃないの?」と、適当さが我が家らしく、笑いながら季節の行事を済ませたのでした。 

 こうした祈願でコロナが収束すれば良いのですが、現実は、今日も東京都で新たに確認された新型コロナウイルスへの感染者は60人だったといいます。先月4日の87人以来となる60人超えとなり、60人のうち39人は感染経路がわかっておらず、また全体のおよそ半数にあたる31人は夜の繁華街で接待を伴う飲食店の関係者だということです。こうした状況がいずれは地方にも波及するのではないかと危惧します。 

 また、テレビニュースによれば、国内で初めて新型コロナウイルス患者の治療にあたった神奈川・相模原市の相模原協同病院が、患者受け入れによる風評被害により来院者が激減し、病院消滅の可能性もあるとのこと。これまでに感染者約50人を治療してきましたが、45月で5億円以上の減収となっており、職員全員分のボーナスがカットされたようです。現場の医療従事者が恐怖と緊張の中で治療を行っており、いわれのない差別や劣悪な環境下で働いても、ボーナスカットや職場の存続を心配しなければならない現状を知ると、医療現場への芸能人の感謝の言葉や、青いライトアップも単なる自己満足に思えてきます。 

正直者がバカを見る世の中は、コロナ渦を経験しても変わらないのかもしれませんね。

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最近のコロナ禍

 昨日は、珍しくカウンターに座っておしゃべりをする方が多く、なんだかモテた気分になり嬉しくなりました。もっとも、全て男性客ばかりですから心から喜べませんし、そもそも、若い女性客が来る店でもないのですから、本当にモテることはないのです。 

 最近、来店されるお客様の行動を見ていると、新型コロナウイルスの影響で自粛ムードや感染防止意識へ高まりが、徐々に薄れているように感じています。その現れとして、3人以上のグループでの利用が増えたこと、入口ドア付近に設置した消毒液を使用する人が減ったこと、マスクをしないで来店する人が増えたことがあります。先日は、「8人ですが入れますか?」と言って来店されたのですが、さすがに、既に利用客があってお断りしました。 

 政府の方針で経済優先に舵がとられ、東京での感染者の増加があっても、「積極的に検査をしたから」とかいう理由で、人の移動を停めることをしなくなりました。むしろ、県をまたぐ移動を勧めたり、観光振興へ力が注がれています。まあ、多少は犠牲者が出ても、経済復興が優先される動きが加速しだすと、人々の新型コロナウイルスへの関心も薄れ、「お湯を飲めば感染防止できる」とSNS上で広がるなど、以前とは様子が違ってきたのです。 

先日も、女性三人で来店された方の一人が「まだ、マスクしてるの?」なんて話していました。これは馬鹿げた話でもなく、昼食後に来店されたお客様が「昼に入った中華屋は、客も店員もだれもマスクなんかしていなかったよ。」と教えてくれましたから、世の中には慎重派と楽観派に大きく別れているようです。まあ、ここは東京じゃないし、岐阜県では多数の感染者が出ていないからという理由なんでしょうが、まだまだ気を緩めるほど安心は出来ないのです。 

岐阜県のPCR行政検査実施人数のグラフを見てもわかるとおり、最近の検査数は増加傾向にあります。実際、来店されるお客様から「家族がPCR検査を受けた」という話を何件か聞き、地域医療の現場でも毎日PCR検査が行われているようです。感染拡大初期の頃と異なり、PCR検査体制が整っているからこそ検査数が増えていることもありますが、保健所への相談件数は以前と比べても減っていないとも聞きました。今後、自覚症状のない人たちが動き出せば、いわゆる「第二派」がやってくるかもしれません。 

では、まめ蔵として行うべきことはといえば、慎重派に合わせ3密を避け、ソーシャルディスタンスを取った店作りをすることです。お客様の中には、「堅苦しい」とか「いつまで続けるの?」とも言われますが、そうした方は来店されなくなるでしょうから、自然消滅でも構いません。この店に来たいと言う方を逆選択することで、「安心安全」を守っていくしかないのです。 

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ラベンダー

 お店の庭に植えたラベンダーが咲き誇っています。咲き誇るというより、実際はボウボウの状態で縦横無尽に咲いており、何とかしなければと、今朝は一部を剪定ばさみで刈り取って、来店されたお客様のお持ち帰り用に置いています。おかげで、刈り取り作業で手にはラベンダーの香りが付き、加齢臭と焙煎したコーヒーの香りと混じりあって、不思議な香り空間をまとっているのです。 

一般的にラベンダーの香りには癒し効果があるとされていますが、その花言葉の中には、「沈黙」、「疑惑」なんてのもあります。「沈黙」は、ラベンダーの精神安定効果が由来するようですから分かるのですが、「疑惑」となると、サスペンスドラマのような怖い意味を感じ取ってしまいます。ただ、その由来はラベンダーの特徴ある強い香りが、「何故これほどまで強く香り放つのか?」という疑問から「疑惑」となったようです。 

そんな精神安定効果を期待して、特徴的な強い香りでコロナ疲れをしている皆さんへ、まめ蔵から「癒し」が提供出来たら嬉しいかぎりです。昨年は、刈り取り用のハサミと輪ゴムをお客様に渡し、好きなだけお持ち帰ってもらいました。今年も同様に楽しいでもらいたいものです。(無くなり次第終了)

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淘汰の時代

 『新型コロナウイルスの世界的大流行を受けて消費者がコーヒーの買いだめに走り、生産休止や移動制限で供給が乱れるなかで、コーヒー豆の需要が3月に急増し、焙煎業者は対応に追われている。』(日経電子版416日)こんな記事が出始めたと思ったら、『新型コロナウイルス感染が広がる中、専門店のコーヒー豆が人気を集めている。』(東京商工リサーチ53日)と、急にコーヒー豆の人気が高まったかのような雰囲気になりました。 

前出の消費者というのは誤りで、アメリカのバイヤーの事であり、専門店のコーヒー豆が人気を集めているというのは、新型コロナの感染拡大の影響で、馴染みの百貨店や商業施設のコーヒー豆専門店、喫茶店が次々に休業しているため、コーヒー好きの人やテレワークで在宅時間が多くなった人が一時的にコーヒー豆を購入したにすぎません。確かに、『4月に入り、コーヒー豆の販売がいつもの2割から3割増えた』と話す店主の記事もありましたが、そう長くは続かないはずです。 

 一部の珈琲屋さんの情報では、普段の個人向け豆売りが2倍になったとの話を聞いていましたが、羨ましいなんて思ったこともなく、むしろ、一時的な急激な上昇には必ず急激な減少が伴うという、当然ともいえる反動に対して準備をしなければいけないと肝に銘じたものです。 

 時々来店される珈琲狂との会話の中でも、以前から飲食店や珈琲屋の淘汰が始まっていること何度も話したものです。実際、昨年の12月には、東京都世田谷区下馬に本拠を置くコーヒー豆販売の「株式会社NOZY珈琲」が倒産し、その流れが進むだろうと予想していたのです。そこへ、今回の新型コロナウイルスがさらに流れを加速させようとしています。若者をメインターゲットとする店舗や、豆売りの珈琲屋が一時的に売り上げ増となったとしても、あくまでも例外だと考えたほうが良いのです。 

 お客様との会話からも、株価の異常な上昇に反して景気後退は明らかで、秋以降の受注に見込みが立たないとの話を何度も聞きます。「なんとなく立ち寄る」程度のお客様は間違いなく減少するため、「まめ蔵を目指していらっしゃる」ような店づくりが求められます。もっとも、そんなことは開業時から考えるべきことであり、いまさらどうこうすべきものではないのですが。 

私自身、開業時に自分の店のコンセプトやターゲティングを明確にし、1年後、5年後、10年後のビジョンを持ちながら進めてきました。苦しい時こそ「コロナのせいで!」と言い訳せず、開業した時のことを思い出しながら、「自分がやるべきこと」、「自分だから出来ること」を形にしなければなりません。始める事よりも続けることが難しい飲食業だからこそ、足元を見つめる必要があると思うのです。 

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ホタルを見に行く

 普段、お客様から地域のイベント情報や穴場の紹介をしてもらっています。今回は、コーヒー豆を購入されている方が、「鶴里ホタルの里づくりの会」のメンバーだったこともあり、お誘いをうけていたことと、来店される鶴里町のお客様から「ぼちぼち見頃だよ。」と教えてもらったので、昨晩はホタルを見に行ったのでした。 

鶴里町のホタルは、もちろん自然に生息しているのですが、ここまで数を増やすために10年以上前から、「鶴里ホタルの里づくりの会」や「鶴里公民館」の方が中心となり、ホタルの幼虫を約8ヶ月の間、水槽で飼育する里親を地元の小学生などに手伝ってもらっています。エサとなるカワニナ(巻貝の仲間)をホタルの幼虫に与えたりして、大事に育てられ成長した幼虫は、3月に川に放して、やがてサナギから成虫となって、この時期に川面に幻想的な光を放つのです。 

 そうした、鶴里公民館職員やホタルの里づくりの会員が一生懸命育てたホタルが幻想的に飛び交うことを願って、これで三度目の訪問となりますが、前回までは期待以上の光景は見られませんでした。昨晩も、午後7時過ぎに鶴里公民館に着き、入口に掲示してあるホタル情報を見ます。一番数多く見ることが出来る柿野温泉付近の妻木川付近の情報欄を見ると、61日から観測された2匹から、10日には32匹と増え、梅雨入りした雨の期間が途切れた15日には200匹、16日は250匹と増えています。そして、掲示板の隅には「ピークは・・・たぶん6/1520頃か?」、「6/15 ①②ほぼピーク!!」とコメントされており、17日に訪れた私は期待が大きくなります。 

 掲示板を覗き込んで見ていたら、公民館の人が「ホタルが飛び始めるのは8時頃だから。」と言われ、まだ40分以上早く着いてしまったことを後悔しながらも、「ホタル小径」と呼ばれる散策道へ向かいます。暗くなるまでしばらく歩いていると、『ほう ほう ほたる こい あっちの水は にがいぞ こっちの水は あまいぞ ほう ほう ほたる こい』とわらべ歌を歌う親子の声が聞こえます。3歳前後の女の子の手を握った親子が、夕涼みがてら散歩をしていたのです。なんと平和な!ザッツ・田舎!微笑ましく川の茂みを眺めています。 

 そして、夜8時近くになると急にホタルが光りだし、あちらこちらで飛び交います。なんとかして幻想的な光景を収めたいとカメラを向けますが、暗闇しか映すことしか出来ず、記憶に留める事しか出来ませんでした。その中でも、ホタルと確認できるのは唯一、一匹のホタルの輝きでした。 

 例年、この時期に「ホタルまつり」が開催されますが、昨年は豚コレラの影響でシシナベの無料配布が中止となり、今年はコロナ渦でホタルまつり自体が中止となってしまいました。でも、まつりに集まる人よりも、川面に集まるホタルをたくさん見ることが出来、大満足の夜となったのです。 

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アジサイを見に行く

 梅雨と言えば、やはり「アジサイ」が見頃となる季節です。お客様からの情報を収集し、この地方近郊でアジサイを鑑賞できる穴場を尋ねると、「小牧市総合公園 市民四季の森」を勧められました。そこで、雨の降っていない月曜日を利用し一人で散歩してきたのです。 

「小牧市総合公園 市民四季の森」は小牧市の東部に位置し、多くが無料で利用できることから、週末は多くの家族連れが訪れます。「ソリスベリの丘」や「わんぱく冒険広場」、水遊びができる「虹の滝」、ちびっこ動物村では、ポニー、ヤギ、ミニブタ、ウサギなどを近くで見ることができるなど、子供に人気の遊び場が揃っています。そんな家族連れを横目に、ひたすら「アジサイの丘」を目指しました。 

「アジサイの丘」には青紫、赤、白と色とりのアサガオが植えられており、ゆっくり散策するにはちょうどいい広さです。途中、カメラの画面をチェックする人や、腰掛けて飲み物を飲む人など、おもいおもいにアジサイの景色を楽しいんでいました。 

色とりどりのアジサイを見ながら、ふと、「白ってなんで?」と思います。アジサイの花色は土の酸度によって決まるということは知っており、アジサイの持つアントシアニン系色素がはたらいて、青色やピンク色が発色します。でも、白色はアントシアニンは関係ないように思います。自宅に帰って調べてみると、白花系は色素を持たない品種なので、土壌の酸度は関係ないということでした。色の変わるアジサイは移り気のイメージがありましたが、白色のままで周りに影響されなく咲く白いアジサイに好感を持つのでした。 

実は、アジサイは「紫陽花」と書きますが、いつも漢字を見ると最初の「あ」が出てきません。「紫」は音読みで「シ」、訓読みで「むらさき」という固定観念があって、当て字の「アジサイ」が出てこないのです。子供の頃、当て字が理解できなくて、紫()()(さい)なのか、紫(あじ)()()なのか、それとも紫()(じさ)()なんだろうかと考えたこともありました。 

そもそも、当て字(狭義では熟字訓)なのですから、一字ごとに分解して読むことはできず、3文字で「あじさい」と読みます。いなか「田舎」、のり「海苔」、ビール「麦酒」、キセル「煙管」など同じく、和語・外来語の書き表し方で、漢字の音訓に関わらず、その言葉の意味と似た意味を持つ漢字を当てはめる表記の仕方であることを理解したのは、以外に大人になってからだと思います。そのため、未だに漢字の紫陽花を見ると戸惑ってしまうのです。(恥ずかしい)

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嬉しい知らせ

 緊急事態宣言後、徐々に人々が動き始めたことが分るようになりました。特に、市内にある土岐プレミアムアウトレットでは、以前のような賑わいが戻ったと聞きます。そのアウトレットで働いていた若者が、2年ほど前、東京での映像の仕事が忘れられなくて、再び旅立っていくと話してくれたことがありました。このコロナ渦で、彼は今どうしているのかと考えていると、同じく、アウトレットで働いている女性が、故郷に帰って新しい生活を始めると話してくれたのです。 

 二人とも、時々コーヒー豆を買い求めに来るだけのお客様でした。もちろんコーヒーの話や雑談はするものの、個人的な内容までは立ち入ることはありません。ところが、今回のように、再出発をすることを決めた時に限ってカウンターに座り、色々な想いを語ってくれるのです。自分の子供たちと大差ない人たちが、それぞれの経験や将来の夢を話してくれる店っていいもんだと、改めて思ってみるのです。変わり者のオヤジだから話しやすいんだろうか?自分ではマトモな大人だと考えているのだけれど。 

 再出発する若者を羨ましいとは思いませんが、そんな話を聞くと嬉しくなるから不思議なものです。丁度、土岐市の織部の里公園にある花菖蒲園が見頃となっているという記事を、新聞のローカルニュースの欄で見ました。その花菖蒲の花言葉は「嬉しい知らせ」だそうです。そんな巡り合わせだったかもしれません。 

 また昨日には、作曲家の服部克久氏が亡くなったというニュースがありました。残念ながら、こちらは嬉しい知らせではありませんが、花菖蒲の花言葉には「優雅」というのもあるそうです。今日は服部克久氏を偲んで、優雅な「音楽畑 オーサーズ ベスト プレミアム」を店内のBGMに使用しています。 

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ブルンジのこと

 先月末から、ブルンジのコーヒー豆の販売を開始しました。そんな矢先、AFP通信からブルンジの大統領が急死したニュースが入ります。それまで気にもしていなかったアフリカの最貧民国であるブルンジでしたが、なんだか急に身近な話題になるから不思議なものです。 

 AFP通信(610日)によれば、『東アフリカ・ブルンジのピエール・ヌクルンジザ(Pierre Nkurunziza)大統領(55)が、心不全のため死去した。同国政府が9日、発表した。15年にわたり波乱に満ちた政権を率いたヌクルンジザ氏は、数か月後に退任する予定だった。 大統領府の発表によると、ヌクルンジザ氏は6日にバレーボールの試合を観戦した後に体調を崩した。一時快方に向かったが、8日に容体が悪化し亡くなった。』とあります。 

 ヌクルンジザ氏はキリスト教福音派で、内戦終結後の2005年に議会での大統領選挙で当選後、2010年には再選を果たし、さらに、2015年には大統領の三選禁止規定が変更して3選を果たしますが、その際には、野党による憲法違反だとする非難と、激しい抗議デモやクーデター未遂の発生し、少なくとも1200人が死亡、40万人が国外に逃れたといいます。 

そんなアフリカの最貧民国であるブルンジについては、ブルンジ人の夫と結婚して2016年から永住している日本人、ドゥサベ友香さんのブログを読むとニュースだけでは読み取れない現実を知ることが出来ます。前回2015年の選挙については、『現職大統領が憲法で規定されている2期という期間を越えて3期目へと出馬し、野党やその支持者が反発。それに対して政権与党やその支配下の警察、諜報機関、民兵が、野党や市民、メディア、人権活動家らに対して重大な人権侵害(超法規的殺人、誘拐、拷問、暴力、脅し)を繰り返し、欧米は政権を非難すると共に財政支援をカット。国民は、人権侵害のみならず、経済停滞と慢性的な貧困と飢餓に、今でも苦しみ続けています。』 

また、『野党への人権侵害を続け、人身売買(女性のアラブ諸国への販売)で資金を稼ぎ、全ての報道メディアを追い出し、気に入らない者は抹殺し、その上で一部の人だけが権力と富を享受しているというのは、この国に生きる1人の責任ある大人として許せることではないです。でも何もできないですけどね。本当に殺される国です。』とも綴られており、同時期に大統領の三選禁止規定が変更されたルワンダ、コンゴ共和国とは大きく異なっています。 

コンゴでは抗議活動はほぼ封じ込められ、ルワンダでは抗議活動すら起こらなかったなど、抗議活動の強弱は、反政府勢力の組織力に依存するところが大きいようです。ルワンダとコンゴでは、1990年代の内戦に勝利した武装勢力が政権を握り、国内に強力な反政府組織が存在しないうえ、経済的資源の分配を通じて反対派を懐柔できました。一方、国際社会の仲介によって内戦が終結したブルンジでは、権力分有制度のために反政府勢力が強い影響力を保持し、また反対派を懐柔するための資源も乏しかったのです。ブルンジが民主的な政治制度を採用しつつも、それを形骸化させる政権の姿勢に違いがあるのです。 

そんな最貧国に生まれる意味や生きる意味を彼女は次のように綴っています。『もしかしたら、「物質的に恵まれない人たちは心が満たされている」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。これは、「毎日おなかいっぱい食べることができて、健康で過ごせるなら」という条件がつかない限り、成り立たないと私は思います。そして、ブルンジでは、この条件が成り立つ人は、多くないと思います。例え、お金がなくとも、毎日家族と笑顔で食卓を囲むことができるなら、それは幸せな人生で、それだけで生きてる意味があると思います。でも、ブルンジ人の多くから、そういった幸福が感じられないから、虚しいのです。』といいます。 

そうした虚しさの中でも、夫の叔父の葬儀を体験する際に、『世界の果て、最貧国の、貧しい村の、貧しい家族の儚さと、彼らが紡いできた愛という、今まで私の中でつながらなかった2つが合わさったのを目の当たりにして、とても悲しくて虚しくて、私もしばらく涙が止まりませんでした。今でも、ブルンジ人の生に対する虚しさは消えません。一方で、埋葬に参列した後は、せめて最期だけは美しく送ってもらえたら、愛を与え・与えられたと実感できたら、せめてもの救いだと感じるようになりました。』と、貧しさの中の灯りを感じています。 

日本と比べてどうかではなく、日本だからよかったでもなく、現実を知りながらあるべき姿を考える時間を持てたのも、ブルンジのコーヒーを扱ったからです。 

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花壇の植え替えとコロナ

 6月に入り、今週の水曜日から東海地方も梅雨入りするとの予報がでています。そんな定休日の月曜日、妻が年休を取ってくれ、毎回のごとく花壇の植え替えを手伝ってくれます。あらかじめ芝刈りと花壇周りの草取りを行って、「後はお願いします!」状態ですから、ただただ感謝しかありません。 

 今回用意した花は、例年同様に百日草です。夏から秋にかけて長く咲いてくれる花は手入れも楽で、私のように生き物の世話が出来ない者にとっては最適なのです。まあ、たまには水を与えるくらいの事はしますが。(ただし、妻に指示されて)そんな花の植え替え作業でも、慣れない動きをしたためか、腰痛が再発し、夕方には地元の接骨院へ行って治療を受けることになってしまいました。 

 腰痛の度に利用する接骨院は、いつもと違って利用者が少なく、待ち時間なく治療を受けることができました。話を聞くと「見ての通り、コロナの影響でガラガラの状態が続いています。」と言われ、お年寄りの利用者多いところでは、緊急事態宣言が解除されようとも、なかなか元には戻れないことが分ります。 

岐阜県内では、しばらく新型コロナウイルスの感染者が出ていないため、飲食店に人々が通い始めてきたのに、まだまだ全てが同じように戻っていないことを家族に話していると、テレビが緊急放送を流します。『岐阜県によりますと新たに岐阜県土岐市の40代の女性が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。これで岐阜県内での感染確認は合わせて152人になりました。』なんと、再び土岐市で!  

その後のニュースでは、『東濃厚生病院(瑞浪市土岐町)は、6月8日(月曜日)に、内科外来に勤務する看護師1人が、新型コロナウイルス感染症に感染していたと発表した。感染拡大防止および消毒のため、明日6月9日(火曜日)は休診にするとのこと。』と判明し、感染者の数がさらに増えそうな予感です。 

それよりも、魔女狩りのようなコロナ狩りが始まり、しばらくは、耳をふさぎたくなる会話が店内でも続くのだ思うと、とても頭が痛いのです。コロナより怖い人間! 

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朴葉寿司が届いた

 先日の新聞折り込みチラシに、白川町観光協会が企画した『おうちで楽しむ白川町~Enjoying shirakawa at home ~』が入っていました。白川町内の飲食店等で作られた朴葉寿司や町内事業所が販売している特産品を一堂に集めたチラシで、各店舗、先着50名様の送料(1,000円まで)が無料となる内容です。(1,000円を超えた場合の差額は自己負担)毎年、6月に入ると白川町の妻の実家で、家族総出で朴葉寿司や朴葉餅を作り、自宅に持ち帰ってきたものですが、今年は新型コロナウイルスの影響で恒例行事も無くなってしまい残念に思っていたのです。 

 そんなタイミングで新聞折り込みチラシを見たため、早速、妻が朴葉寿司と朴葉餅を注文してくれました。来週には懐かしい初夏の味覚が楽しめると今から楽しみにしていたところ、何と、今朝になってお客様が「家で作ったものですが」といって朴葉寿司を届けてくれました。こちらの心を読み取っていたかのように、心待ちにしていた朴葉寿司が先行して届いたのですからビックリです。感謝!感謝!家族で美味しくいただきました。 

新型コロナウイルスによる悪影響を緩和し、地域経済や市民生活を支援するために各自治体では様々な取り組みを行っており、多くが「振興券」といったプレミアム商品券です。土岐市でも、「土岐市なんじゃもんじゃ振興券」が計画され、1万円で2万円分のプレミアムが付くものです。ただ、こうした消費刺激策は必ずしも消費が増えて欲しい分野に向かわない面もあり、結局、土岐市内でお金を回しているだけになります。白川町では送料負担という方法で地場産品を盛り上げる手法を取っており、町外からのお金が集まることから、新鮮に感じる施策なのです。

 届いた朴葉寿司を食べながら、季節の味覚を味わいつつ、新型コロナウイルスと向き合う方法を考えてみるのでした。そして、何でもかんでもコロナのせいにしないで、本来のあり方を見直すことも忘れずに。 

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サークル活動再開

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、手話サークルの学習会会場であるセラトピア土岐と泉公民館が閉鎖されていました。そして、緊急事態宣言が解除され6月から再開されます。それに合わせ、学習会を再開することを臨時役員会で決定したのです。ただし、従来どおりの利用はできなくなりました。 

施設側から感染防止のため、事前に感染防止対策責任者を選任し、密集対策のための利用人数制限、参加者へのマスク着用義務、手指消毒と検温などに配慮するよう、利用チェックシートを提出することになりました。また、当日には、参加者名簿と体温と体調の記入した報告書も必要です。これは、保健所からの要請を受け、感染者が出た場合の濃厚接触者を特定させる目的があります。 

 そのため、手話サークルとしても独自にアルコール消毒液と体温計を常備し、ウイルスとの長くなりそうな付き合いをしていく準備をしています。「新しい生活様式」に少しずつ慣れながら、完全に収束するまで注意しながら学習しなければ、それまでの活動が水の泡になってしまいます。地元の公民館活動等をしているグループにおいても、厳しい状況だけれど始めていこうとするグループもあれば、戸惑って立ち止まって考え込むグループもあれば、昭和歌謡を歌うグループは12月まで活動を停止することを決めたと聞きます。 

 新型コロナウイルスに感染した人が、「犯罪者」のような扱いを受けるのではなく、インフルエンザになったような感覚に人々がなるまでは、立ち止まらずに前を向いて歩いて行かなければ、そうでなければ、社会は何も変わらないように思います。それまでは、多少窮屈であっても仕方がありません。 

 そうした窮屈さは「まめ蔵」としても感じており、意図的に席数を減らすなど、感染防止に努めながらも徐々に来店者数を増やす体制に戻す計画です。今はコーヒー豆の販売が増えてはいるものの、一時のだけの事だと考えており、今年の後半からの経済悪化は避けられないため、コーヒーを家で楽しめる余裕もなくなる人も出てくるであろうと考えています。年金世帯や公務員などのリピーターと違って、働き盛りのサラリーマンにとっては厳しい現実がやってきそうですから。 

 そんなことを、半年ぶりに来店された珈琲狂と少しだけ話しておりました。肝心なコーヒーについての話より、家庭のことなど雑談ばかりで、中身のない時間になってしまいましたが。これじゃあ普通の客と変わらない!まあ、それでいいのだけれど。 

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なんだし、GCCs

 

♪なんだし、なんだし、GCCs なんだし、なんだし、GCCs♪ 

「これ、なんだし?」

「これ、GCCsのコーヒー審査だし COEの替りだし」

「ここにもコロナ禍!」

♪なんだし、なんだし、コーヒー審査のGCCs

 

COECup of Excellence)とは、各生産国において、その年の最高のコーヒーを選出するために開催される品評会のことです。審査は厳選された国内及び国際審査員であるカッパーによって選ばれ、審査会のプロセスの中で最低5回のカッピングが行われます。継続的に高得点を獲得したコーヒーのみが、審査会の次の段階へと進み、一握りのコーヒーだけが栄誉あるカップ・オブ・エクセレンス(COE)の称号を授与されるのです。その後、審査結果と共に各国にサンプルが送付された後、インターネットオークションを通して、世界中のコーヒー輸入会社やコーヒーロースターなどによって高値で落札されます。

 

 そのCOEは、新型コロナウイルスの影響を受け生産国での国際審査を行うことができず、中でもニカラグア、エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカの4か国は、GCCsGlobal COE Centers)と呼ばれる審査方式に変更し、各国TOP40のサンプルが世界各国のボードメンバーによって審査されます。また、ホンジュラスとメキシコは国内審査含め開催ができていない状況です。

 

 COEを主催しているNPO団体のACE (Alliance for Coffee Excellence Inc.)は、ACEによって指定された世界各所のロースターの各施設で、品評会を開催するGlobal Coffee Centers (GCCs)を置き、2020年のCOEプログラムの継続をすることしたのです。各国のGCCsには、ナショナル・ステージで選ばれた上位40位のサンプルが送られ、ACEに指定されたカッパーによって品評します。そのの品評結果を集計し、今年の受賞者と順位が決定されという仕組みです。

 

 GCCsには現在、アメリカ:ACE Lab 、オーストラリア:Campos Coffee、ノルウェー:Kaffebrenneriet 、韓国:Terarosa、日本:Wataru & Co.、日本:Maruyama Coffee Co.)などが選ばれているという事です。

 

 そんな新型コロナウイルスの影響でいろんなコーヒーセミナーが無くなり、毎年行っていたSCAJ2020も中止となり、「つまんね~奴だなぁ」と愚痴りたくなります。

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菖蒲園へ

 定休日となった月曜日の朝、家族から頼まれていた風呂場の網戸の張替えと、ムカデ駆除剤の散布を行い、アルミサッシのクレセント(鍵)故障による部品の発注、そして、妻から頼まれた食材の買出しと、ミッションは午前中にクリアです。妻から「家のことは何んもしない人」だと認知されている私としては、多少なりとも存在感をアピールしたつもりです。しかし、主婦からみれば「そんなの当然!」と言われかねません。確かに、そのとうりなのですから。 

 そんなミッションから解放された午後、愛知、三重、岐阜の東海3県の知事が6月1日から、観光を含めた3県間の移動自粛を解除したこともあり、久しぶりに愛知県へドライブです。目指したのは見頃となった知立市と碧南市にある菖蒲園でした。 

 先ずは、知立市の知立神社を挟んで西公園と東公園の2つある「知立公園」です。知立公園の花菖蒲は、昭和30年・32年・35年の3回にわたって明治神宮から下賜されたもので、明治天皇並びに昭憲太后御遺愛の名品種60種類が植えられています。庭園の面積は約7,500㎡ルで、紫色や白色の見事な花を咲かせていたはずだったんですが、残念ながら多くがその見頃を過ぎたところでした。 

 そこで、気を取り直して碧南市にある「油ヶ渕花しょうぶ園」に向かいました。菖蒲園があるのは、愛知県最大の自然湖沼「油ヶ淵」の北岸に位置する公園で、市の花にもなっている花菖蒲18000㎡の敷地に80品種・13000株が植えられています。毎年5月下旬から6月中旬にかけ、知立公園とともに「花しょうぶまつり」が開催されますが、ご多分に漏れずコロナ禍で中止となりましたが、ちょうど見頃となっていたこともあり、地元の方と思われる方々が散策されていました。 

 「菖蒲」という漢字は、「しょうぶ」と同時に「あやめ」とも読みます。けれど、漢字は同じでも菖蒲(しょうぶ)と菖蒲(あやめ)は別物です。さらに、菖蒲(しょうぶ)と今回のように菖蒲園などで見る花菖蒲(はなしょうぶ)も別物。さらに、「いずれがあやめ、かきつばた」の杜若(かきつばた)が加わると、何が何だかわからなくなります。植物学的には「花菖蒲」、「あやめ」、「かきつばた」はすべてアヤメ科アヤメ属だから皆同じ仲間で極めて近い関係にあります。ところが菖蒲湯の菖蒲はサトイモ科で別物のようです。(最近になり別の説もあり)杜若(かきつばた)は葉っぱが似ているだけ。花も咲くことは咲くけどきれいな花ではなく、蒲(がま)の穂みたいな黄色い花になります。 

 そうなると、「花菖蒲」、「あやめ」、「かきつばた」の違いですが、あやめは畑のような乾燥地で栽培するのに適し、かきつばたは水辺などの湿地帯に適し、花菖蒲はその中間で畑地でも湿地でも栽培できるというのが違いのようです。それぞれの環境によって背丈も異なり、花菖蒲は背が高くて80100cmあり、あやめは背が低くて3060cmと小さく、杜若(かきつばた)はその中間といったところのようです。 

 結局、見分ける方法は、花の模様のようです。花菖蒲は花の種類は多く紫系統の他に黄色や白、絞り等、多彩であるがどれも「花弁の根元のところに黄色い目の形の模様」があり、杜若(かきつばた)はあまり種類は多くないですが、「花弁の弁の元に白い目型の模様」があるのが特徴です。そして、あやめも花の種類は多くなく「花弁の元のところに網目状の模様」があるのが特徴です。図鑑を見ると違いがひと目で分かります。 

 なぜ違いに拘るかって?実な次女の名前を「あやめ」と名付けたのが私であり、似たような花はあるけれど、「あやめ」は「あやめ」だということを意識しているからです。ただ、娘からは「生まれた時に庭にあやめが咲いていたから決めたんでしょ?」と、安直に名前を付けたように言われてしまい、「いずれがあやめ、かきつばたと言われるような美人になるように。」と即答できなかった事を、今更ながら悔やんでいたりしているのです。

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