■2023年7月 ブログ

つぶやく

昨夜は、手話サークルの学習会で講師を担当したこともあり、手話についての話を記載しておきます。

最近、ツイッターはアカウント名とアイコンの画像がともに「X」に変更され、ツイッターの象徴だった青い鳥のロゴが廃止されました。今年4月にイーロン・マスク氏の企業「X社」によって買収されたため、既にツイッター社が存在しないので当然と言えばそうなんですが、気になるのが「ツイッター」という手話表現がどうなるかってこと。

 「ツイッター」を手話で表す場合、指文字の「ツ」(小指と薬指を立て、残り3本指は輪を描くようにくっつけます。)を作り、親指と人差し指・中指を開いたり閉じたりします。まさに、ツイッターの「ツ」で青い鳥がつぶやく様子になぞらえている訳です。まあ、青い鳥は無くなっても、ツイートという言い方が残ればそのまま使えそうです。

 ところが、ユーザーの1人からSNS上で、「ツイートは今後何と呼ぶべきか」とイーロン・マスク氏に質問したところ、彼は「Xs(エックセズ)」と答えたそうです。ということは、今まで使用していた「ツイッター」という手話表現が怪しくなります。まあ、(福)日本手話研究所が新語を確定させたり、手話を使う若者たちによって自然発生的に新しい手話が広まり、その表現が日常化するのか興味あるところです。 

 個人的にはツイッターを業務連絡くらいにした使用しておらず、「つぶやく」のはもっぱらブログの中で行っています。拡散も必要なく、ただただ自分が記憶に留めるために「つぶやく」場所がブログなのですから、「いいね」も「リツイート」も関係ないのです。

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冷房が効かない

昨日は、午前中に誕生日の余韻に浸っていたのですが、午後の日差しが強くなると店内の温度が30℃を超える状態になってしまい、余韻どころではなくなってしまいました。そうです、エアコンの冷房が効かないのです。店内には業務用のエアコンが2台あり、天井に埋め込むタイプと壁掛けタイプなのですが、壁掛けタイプのエアコンからは冷気が全く出てこなくなったのです。

 仕方がないので、天井に埋め込むタイプの冷気を頼りに温度を低く設定し、吹き抜けの空間をなんとか冷やすも余り効果が見込まれません。そこで、メーカーのサービスセンターへ電話して点検修理を依頼します。運よく当日中に店に来てくれることとなりましたが、果たして修理が可能なのか?気をもむ時間が続きます。

 担当者が6時半過ぎに到着し、エアコンのリモコンからエラー履歴を見たり、吹き出し口などを点検していると、「これは、こないだのケースと同じだ!」といって次のように説明してくれました。「エアコンは部屋の暖かい空気を吸い込み、熱交換器で冷やした空気をファンで再び部屋に放出する仕組みです。そのため、エアコン内部は温度差による結露が発生し、湿気が高くなりやすい箇所でもあります。湿気の高い暖かい場所を好むカビや、フィルターでは取り除けないホコリがファンに付着して送風機能が低下するんです。」そう言って、スマホから汚れたファンの画像を見せてくれました。

 その説明通り、エアコン内部のファンを取り出して見せてくれたものには汚れがビッシリ!!「思わず、汚ったネ!!」と声が出てしまいました。なるほど、エアコンの掃除ってのは、ここの部分や熱交換器周りをするんだと納得したしだいです。担当者によれば、業務用のエアコンは最低でも7年に一度くらいは業者に依頼して掃除をすると良いことや、ペットを飼っている家庭は一日中エアコンを使用しているので、こうした方もやった方が良いとのことでした。

 ファンの清掃の他、フィルターや周辺機器部分も綺麗にしてもらいながら話をしていると、こうしたメンテナンス業界の人材不足の実態をしることになります。この会社では岐阜県内に保守スタッフが二十数名いるそうですが、顔ぶれが何度も入れ替わると言います。その理由が、エアコンという一年間使用する機器ではないため、超繁忙期と閑散期の落差があることで、労働時間が変則的になってしまうこと。簡単に言えば、夏場は休みが無い。また、業務用エアコンの場合は天井に埋め込むタイプが多く、水漏れによる汚れ作業が辛いとのことでした。 

 幸い、当日中に冷房が効かない事象が改善され、翌日からいつもどうりに営業できることとなりました。感謝!感謝!です。ちなみに、今回の費用は、作業費24,000+出張料6,500+3,050円の合計33,550円でした。

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64歳

今日は午前11時頃まで店を閉め、多治見市にある年金事務所へ行ってきました。そう、64歳の誕生日を迎える日に、記憶に留めておくため年金の裁定請求に行ったのです。手続き上は来週の定休日となる月曜日でもいいのですが、やっぱり一生に一度の機会ですから貴重な体験ですからね。

 年金の受け取りについては、昭和60年の法律改正により、厚生年金保険や共済年金の受給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられました。ただし、受給開始年齢を段階的に引き上げるために設けられたのが「特別支給の老齢厚生年金(共済年金)」というものです。男性の場合は昭和3442日から昭和3641日に生まれた方、女性の場合は昭和3942日から昭和4141日に生まれた方(共済年金は男性と同じ)は、64歳から報酬比例部分の支給が開始します。

 それ以降に生まれた方は全員65歳から支給開始となるため、報酬比例部分の支給を受けられる最後の年代ということになります。しかし、20年前には60歳から全額支給されていたものが、徐々に支給開始年齢が引き上げられてきているのですから、「それ以降に生まれた方は全員65歳から支給開始となる」とはいっても、いずれヨーロッパのように65歳よりも遅くなる可能性が高いですね。

 手続きを終えると、いろいろと感慨深いものを感じます。「早期退職して、もう10年が経過したんだ!」と。好きなことをやって毎日過ごしていると、この10年間は本当に短く感じます。まったくの未経験でチャレンジをさせてくれた妻に、ただただ感謝するばかりです。そして、その間に様々な人に出会えたことに感謝です。サラリーマン時代にも素晴らしい人に出会う機会がありましたが、それ以上の経験をさせてもらっています。

 珈琲屋を始める際には、5年後、10年後の姿を想像しながら計画を立てていました。先ずは継続できているという実績については満足しているものの、全体の売上に占めるコーヒー豆の割合を6割以上として目標を立てていましたが、まだまだ遠く及ばない状態です。しかし、毎日、誰かがコーヒー豆を購入していただけるため、小さい店ながら珈琲屋として名乗れる訳で、本当に有難いことです。 

 そして、一番に感じたことは「年金を受給する年齢なったか!=爺さんになったか!」です。「まだまだ、これからが本番やで~!」って、思ってはいるものの、急に年老いた気分になるのは何故なんでしょうか?

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好きな番組

最近の楽しみの一つが、NHK総合で放送されている海外ドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』です。今月23日からシーズン3がスタートし、鋭い観察眼を持つ文書係アストリッドと猪突猛進型の警視ラファエル、正反対の女性バディが難事件を解決するフランス発の人気犯罪ミステリーを観ています。(録画で)

 今回の放送の中で、なるほどと思う部分がありました。それは、アストリッドが自閉症者での集会で、「この捜査はまるで真実が嘘のようで、逆に嘘が真実のようです。」と相談している場面でした。(捜査情報を話すことは良くはないが)

 相談に対し、「それが情報操作の特性だ。否定すると真実味が増す。嘘を信じ込んでいる人達を説得するのはとても難しい。」、「ワクチンの噂と同じだ。自閉症になるって!?」と、情報操作から陰謀論にまで話が及びます。するとウイリアムが、「陰謀論というのは、何より拒否なんだと思う。社会の複雑さを拒否すること。複雑な問題への単純な答え。」なるほど、正しく理解することではなく、自分を納得させたいのだ。

 マスコミに取り上げられる様々な情報には、以前から怪しいものが登場していますが、最近では「諸説あります。」という言葉を良いことに、まるで真実のようにデフォルメされて取り上げられている場面を多く見ます。「また、いい加減なことやってるわ!」と客観的に見られるうちはいいのですが、人によっては「そうなのか!」と真実と捉える人も出てきます。また、そうした人が店内で友人に語りかける場面を見ることもあり、諸説ありますが、一瞬にして真実となって拡散してしまうのです。

 良識ある知識人の中にはマスコミへの対応に苦慮されたり、苦言を呈す方もあるようですが、世の中には便乗して利益を得る方を選択する方もあります。または、まんまと利用されてしまって、本意でない方向に解釈されてしまうこともあります。そして、何よりも情報を得ようとする側が、自らを納得させるために単純な答え(ストーリー)を求めてしまうのです。コーヒーの業界でも、〇〇〇チャンピオンとか〇〇バリスタといった肩書きのある人が発信する情報が、あたかも全て正しいかのように見てしまう人もいます。一つの選択肢だけだというのに。 

 社会の複雑さはこれからも解消されないだろうし、コーヒーについても商売に有利な情報が垂れ流されます。面倒でも一つ一つ確かめながら選択していくしかないですから、せめて自分が発する言葉だけでも、誤解されないように気をつけなければと思ったしだいです

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おど観光やなへ

梅雨明け後の猛暑が続く中、涼を求めて自宅から29km程離れた、愛知県豊田市小渡町の「おど観光やな」へ行ってきました。矢作川上流にある旭地区設けられたやな場には、夏休みとあって家族連れが何組か訪れており、やなに流れる川の水にタモ網を入れる光景を見ながら、鮎の塩焼き、鮎の田楽、鮎の甘露煮、小鮎のフライ、鮎ご飯という、鮎ずくしの鮎御膳をいただきました。

 豊田市内には、矢作川沿い3ヶ所・巴川沿い4ヶ所と合計7ヶ所もやな場がありますが、ここ「おど観光やな」はお値打ちに鮎が食べられる場所だと思います。ただ、地元のじいちゃん・ばあちゃんが運営しているため、注文時やレジ打ちに時間がかかるものの、のんびりとした時間を過ごすつもりでいれば気になりません。

 家族用に「お持ち帰り用」の塩焼きなどを購入した後、店内に置いてあったパンフレットに載っていた「風鈴寺」の増福寺へ立ち寄ります。ここでは、平成15年から旭地区に流れる矢作川や支流に吹く川風を感じてもらおうと、「夢かけ風鈴」という行事が始められました。風鈴の短冊に願い事を書いて奉納され、増福寺の境内の様々な場所に飾られています。臨時駐車場となっている「おど夢かけふうりん駅」のバス停前から、風鈴のアーケードを通って向かいますが、風鈴の音が暑さを忘れさせてくれました。 

 増福寺のホームページによれば、禅宗において悟りの世界を表す漢詩『風鈴の頌』には、「東西南北どのような方向から風を受けても風鈴は変わらずチリンチリンと鳴り響きます。人生に於いてどのような風が吹こうと同じように平常心を保てばいい。」とった教えがあるとか。でもな~、暑さでボーッとしたり、腰痛を堪えていると、中々平常心ではいられないものですよ。(修行が足らぬのか?)

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4年ぶりの花火大会

今日7月23日(日)は、土岐市の夏の風物詩「炎の祭典 土岐市織部まつり」が開催されました。ここ数年は新型コロナウイルスの影響で見送りとなっていたため、なんと4年ぶりの復活開催となります。市内を流れる土岐川の河川敷を舞台に、スターマインや仕掛け花火など約4000発の花火が夜空に輝くとか。そして、お昼過ぎから土岐川河川敷周辺に屋台が立ち並び、心躍る夏の風物詩を満喫することができるといいます。

 もっとも、まめ蔵は猛暑の中でも営業をしておりまて、心躍る夏の風物詩を満喫ことはできないものの、せめて花火だけでもチラッと見ようと思い、夕食後にアウトレット駐車場付近から立ち見をさせてもらったしだいです。

 花火大会が行われるのは、午後7時40分から8時10分までの30分間という短い間ですが、7時30分過ぎには次々とアウトレットの駐車場へ車が集まってきます。屋台もない静かな駐車場ですが、人混みを避けて花火を鑑賞するにはもってこいの場所たと認知されているのか、思った以上に多くの方々が集まっており驚きました。 

 もっとも、私は早々に立ち去り、一週間の疲れを癒すため自宅に戻ったしだいです。今年は、多治見市や瑞浪市も花火大会が行なわれるそうです。こうした夏のイベントがコロナ禍前に戻ってはきているものの、相変わらず新型コロナウイルスの勢いは収まりそうにありません。でも、そんな事を忘れさせてくれる花火大会の一瞬でした。

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朝顔(2)

妻がグリーンカーテン用に植えた朝顔が、この頃沢山咲き始めました。朝顔の英語名は「morning glory」で、直訳すれば「朝の輝き」という意味になるでしょうか。早朝に咲いた光景を見ると、清々しくなって一日の始まりのスイッチが入ります。

 ちなみに、朝顔の花言葉は「はかない恋」や「固い絆」「愛情」といたものがあるそうです。「はかない恋」は、朝に開花しても昼には萎んでしまうことからで、「固い絆」「愛情」は、支柱にしっかりとツルを巻きつけ離れない様子からつけられたようです。さしずめ、私にとっては「まめ蔵」がツルのような存在で、巻きつけて離れないよう毎日自宅から店に通っております。

 そういえば、2020年1月のブログに、「きょうく きょうよう ちょきん」について書いたのですが、最近になってそのブログにコメントを寄せてくれた方がありました。思いがけないコメントだったので、改めて過去のブログを読み直してみたしだいです。それが、次のような冒頭の部分です。

『「きょういく」と「きょうよう」、そして「ちょきん」は、「教育」、「教養」、「貯金」のことではなく、「今日行く」=「今日、行くところ」、「今日用」=「今日、する用事」そして、「貯筋」=「筋力を貯める」なのです。実は、この話のネタ元はお客様からで、以前から高齢者の講演会なので話される掴みネタなんだとか。私のように会社を退職後にセカンドライフを迎える人たちとって、毎日「忙しい!忙しい!」といっていた会社に行くこともなく、家に居ても居場所が無く、「さて、今日は何しようか?」とスケジュールを何かしらで埋める事ばかり考えるようになります。』

私にとって「まめ蔵」がツルのような存在であり、「今日、行くところ」「今日、する用事」の場所でもあることを改めて感じます。同時に、店内を見回すと、「まめ蔵」へ出かけることが「きょういく」と「きょうよう」になっている方もお見えになるようで、果たしてそれで良いのか疑問に感じることもあります。「そんなこと言ったら商売にならんだろ!」と言われそうですが、「珈琲家飲み推奨店」としては「まめ蔵」以外に「きょういく」「きょうよう」を見つけて欲しいのです。 

昨日20日には、名古屋地方気象台が「東海地方で梅雨明けしたとみられる」と発表したそうです。「きょうく」「きょうよう」の合間に、涼を求めて一休みしながら、コーヒー豆を購入する場所でありたいと思うのでありました。

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コースターを使ってみた

定休日の月曜日、第4回アートキューブ展覧会「やさしい時間をあなたに絵と音楽とお話と」を見に行った際、会場内でチャリティー販売していた作品の中から、コースターを買い求めていました。(欲しいと思った作品は売約済だった)

 そのコースターはイラストレーターの栗木栄子さんの作品で、愛犬だったスコティッシュ・テリアをモチーフにスターバックスのロゴを模したものです。スターバックスは興味ないのですが、コーヒー関連ということで興味をそそられた訳です。栗木さんは、これまでもスコティッシュ・テリアをモチーフにした作品を多数制作されており、犬好きの方にはたまらないでしょうが、私はコーヒー絡みでということです。

 愛らしいワンコと違い、スターバックスのロゴは、ギリシャ神話に出てくる「セイレーン」がモチーフで、二つの尾をもつ人魚であり、船乗りを魅了して溺れさせる海の怪物とされています。もっとも、スターバックスでは、セイレーンがとてもきれいな歌声で船乗りを魅了したといわれていることから、同じように、スターバックスも多くの人々を魅了したい、そんな想いも込められているようです。

 ということで、スコティッシュ・テリアをモチーフにスターバックスのロゴを模したコースターを使用するのは、やはりスターバックスでなければいけないと思い、多治見インター近くにある店舗へ出かけてきました。

 店頭で、「アイスコーヒー、小さいので。」と辿たどしく注文します。店員さんが、「本日は○○でアイスコーヒーを淹れています。」と言われたものの、席について飲んだ瞬間に忘れてしまいました。だって、コーヒーの味がしないんだもの。(あくまで個人の感想です)まあ、高級なコーヒーはこんなもんなんだろうと自分を納得させ、コースターとアイスコーヒーのご対面となったしだいです。

 めったに訪れることのない店へ、縁あって栗木栄子さんの作品が連れて行ってくれたという訳です。それにしても、スタバは若い人でいっぱいだ!

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コンビニのアイスコーヒー

先日、お客様から某コンビニ店でアイスコーヒーの新商品が出たので、従来のものと飲み比べをしたという話を聞きました。その時、「そういえばコンビニコーヒーのホットは飲んだことあるけど、アイスコーヒーは飲んだことがないな~。」と言ったことを思い出し、近くのコンビニでアイスコーヒーを買って飲んでみたのです。

 そもそも、コンビニコーヒーでアイスを注文したことがないのですが、何げに氷の入ったカップをマシンにセットしている光景は目にしていたので、注文後に抽出する操作はスムーズに出来ました。(素人です)さて飲んでみるかとアイスコーヒーを口に入れると、コンビニ各社とも微妙に違いがあって面白いのです。

■ミニストップ:コーヒーの香りもなく、ただ苦味だけを感じる。苦味が口の中に広がるというより、舌先に強く刺激があった。

■セブンイレブン:苦味が長く残るものの、コーヒーの香りが少しだけ鼻に抜ける。

■ローソン:苦味が強く眠気覚ましにはぴったりで、ドライバーには良いかも。

■ファミリーマート:ここだけは新商品のアイスモカブレンドを注文してみました。少しだけ高い商品だけあって、他社のコーヒーと比べて最初の一口に違いがあります。

  いずれもブラックで飲んでいるため、ガムシロやフレッシュを加えると味わいは変わってくると思います。個人的には夏でもホットを好むので、今後はコンビニでアイスコーヒーを注文することは無いと思いますが、最近のような猛暑・酷暑が続くとアイスコーヒーの需要は益々多くなるのでしょうね。冷たいコーヒーが多くの方々に潤いを与えてくれそうです。

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絵を見て物語を読む

瑞浪市地域交流センターときわで開催中の、第4回アートキューブ展覧会「やさしい時間をあなたに絵と音楽とお話と」(7月2日~30日)を見てきました。主催するアートキューブ」は2009年に結成され、絵画・音楽・演劇の3つのジャンルで編成した「トライ・アーツ・クラブ」というグループ名でしたが、音楽部門のメンバーが、大幅に入れ替わったため、2018年12月に解散され、新たに「アートキューブ」として再出発されたものです。

 今回は、インターネットの電子図書館「青空文庫」から、小川未明の「月夜とめがね」・太宰治の「雪の夜の話」・島崎藤村の「幸福」などを、アクリル画や日本画などで表現されています。毎回、展覧会と同じテーマで公演が行われ、7月22日(土曜日)には、朗読・演奏・絵画による劇があるようですが、まめ蔵の営業を優先するため見ることは出来ません。

出品されている作家さんは、瑞浪市在住者の有賀正季さん(画家)、栗木栄子さん(イラストレーター)、中山尚子さん(イラストレーター)、増田衣美さん(デザイナー)。そして、多治見市在住者の北村武志さん(画家)、金光紀子さん(イラストレーター)の合計6人は、「アートキューブ」の絵画部門のメンバーですが、馴染みのある作家さんは作風の変化が楽しめます。

作品の中には、新美南吉の「デンデンムシ ノ カナシミ」を題材にした作品が、増田衣美さんと中山尚子さんの二人が描いていたので、気になって電子図書館「青空文庫」から作品を読んでみました。そうなると他の作品も興味が湧き、小川未明の「冷たいメロン」、北原白秋の「この道」、島崎藤村の「幸福」などを読み、最後に北村武志さんが題材にした山村暮鳥の「友におくる詩」を読んだのでした。 

そうすると、今、巷で少しばかり話題になっている「君たちはどう生きるか?」などと言われなくとも、「そんなの自分で考えるさ!」ってな気分になってきます。猛暑の中、冷房の効いた施設で、絵を見ながら物語を読んだ一時でした。

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eラーニング

今年度の食品衛生責任者実務(再教育)講習会は基本的にeラーニングサービスで受講し、受講できなかった方を対象に集合研修会を実施することになったようです。そこで、受講開始日(7月10日)の翌日である今日から受講を始めました。

受講内容は次の通り、

講義1:食中毒統計

講義2:食肉を原因とした食中毒

講義3:その他の食中毒

講義4HACCPに沿った衛生管理~導入から定着へ~

講義5:食品衛生申請システム

講義6:イベントでの飲食物の取扱い

講義7:トピック(食品衛生責任者の役割等)

 これらは、公益社団法人日本食品衛生協会が提供する「日本食品衛生協会eラーニングサービス」を使用しており、各講義ごとに動画を見ることになりますが、一つの講座を完全に見終えないと次に進めない仕組みになっています。

 気になったのは、「食品衛生申請システム」と「イベントでの飲食物の取扱い」です。小規模な事業所では便利なネットでの申請管理が可能かは疑問なところもありますが、便利な時代になったものだと感心したり、最近多くなったキッチンカーによる移動販売について取り上げていることから、様々な問題もあるんだろうな~と思ったしだいです。

 最近では、各地のイベントでキッチンカーでの移動販売が日常化しています。確かに開業資金や維持費を抑えることができるため、魅力的に映って参入する人も増えているようですし、参入を支援する会社もあります。ですが、安い中古車に問題があったり、予定外の上乗せ見積書を出されたり、違反改造車が出回って車検が受けられないと言った問題も多いようです。

 また、キッチンカー販売は出店場所の確保が難しく、人が多く売れやすい場所はすでにライバルたちに占領されているため、他の場所を探さなければいけません。そして、講義内容のとおり、キッチンカーは「食品営業自動車」に分類されるため、営業許可は各自治体の保健所で申請しなければならず、移動するたびに許可取りをしなければならないのです。 

 そんな事を想像しながら受講を進めて終了し、「受講済証」を発行して受講を完了しましたが、いったいどれくらいの事業所がeラーニングサービスで受講したんでしょうね?

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別小江神社へ

定休日の月曜日、いっこうに改善しない腰痛のため、かかりつけの接骨院へいこうとしたら、妻から午前中に書斎のエアコンの交換工事があると言われ、二時間程自宅に居て立ち会うことになりました。そして、工事が順調に終了したので、お盆(当地は7月)に合わせて墓参りをし、「さて、接骨院は午後3時からした施術を受けられないし。」と、ぼんやりしておりました。

 自宅に居ても腰痛が気になってしかたがないため、気晴らしにドライブにでかけることにします。向かった先は、名古屋市北部にある別小江(わけおえ)神社です。この神社は町内にあるような小さなところなのですが、一応、平安時代には既に名前が登場するほど歴史があり、織田家や豊臣家、徳川家からも厚く崇敬されていたそうです。

この神社に以前から興味を持っていたのは、全国神社ランキングの御朱印部門で6年連続1位を受賞したとか、色鮮やかな花手水をはじめ、境内は季節に合わせてフォトジェニックに飾り付けられているため、SNSでも人気を集めているとラジオで聴いていたからです。もっとも、御朱印爺さんではないので限定御朱印を集めることはしませんが、小規模な神社の「映えスポット」としての企業努力に興味が湧いていたのです。

 神社に着くと、正面鳥居の前に和傘と茅の輪くぐりが見えます。手水舎の前には429日~531日まで行われた「感謝詣・晴れまいり」のてるてる坊主が出迎え、手水舎には七夕をイメージさせるタペストリーと色とりどりの水風船が浮かんでいます。さらには拝殿横には清涼感のある風鈴ロードがあり、周りには記念写真を撮るにピッタリの場所が設けられています。まさに噂通りの神社でした。

 正直、女性の参拝者が喜びそうなスポットを「これでもか!」と並べているだけなんですが、そこが中途半端ではないだけに「参りました。」という気分になります。そんな情報を地元の神社の神主さんに伝えましたが、果たして参考になったでしょうか?「やれば出来る!」を体感した時間でした。でも、腰痛は簡単には改善しないのでご利益の程は定かではありません。

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朝顔

今朝、自宅から店に向かため玄関を開けると、庭に居た妻が「朝顔が咲いているよ!」と声を掛けます。見ると、生垣の前のプランターに植えた朝顔が咲いていました。今年最初の朝顔です。窓の外に並べたプランターで作ったグリーンカーテンの朝顔は、ツルが1m程伸びてはいるものの、花の蕾は無いので、咲き始めるのはしばらく先になりそうです。

それにしても、朝顔は名前の通り朝になると咲くので、朝の光で目を覚ますものだと思っていましたが、調べてみると、どうやら仕組みは違っているようです。実は、アサガオが咲くためには光のない時間が関係しているようです。そう、アサガオが咲く時間を決めているのは朝の光ではなく、夜の光が当たらない時間なのです。

アサガオの性質の1つに、アサガオに光が当たらない時間が約10時間に達すると花を咲かせるという性質があといいます。夏の季節は、太陽が沈んでから10時間後が、ちょうど朝になるということなのです。まるで私の行動パターンと同じで、夜が苦手なために夕食を食べると早々に寝室へ行き、たっぷり10時間程寝て朝の光とともに目覚める。植物のように単純な仕組みという訳です。 

 さて、今日も暑い一日になるようです。がんばりましょう!

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明日はそうめん

明日の7月7日の七夕に合わせ、自宅の玄関に七夕飾りをしました。家族三人各人が短冊に願いを書き、娘たちの分は妻が代書しました。代書による効果の有無は分かりませんが、これが我が家の恒例行事になっております。

恒例行事と言えば、七夕の節句の行事食があるそうです。それは「そうめん」なんだそうです。七夕にそうめんを食べるようになったのは、中国のある伝説に基づいているといいます。『とある昔、77日に亡くなった皇帝の子どもが、たたりとなって町全体に病気を流行らせました。この事態を解決すべく、その子どもが好物だった索餅(さくべい)を供えました。すると怒りは鎮まり、町にも平穏な日々が戻りました。』というものです。
 索餅とは、縄のように編んだ小麦のお菓子のようで、索餅や七夕自体は、古くから日本に伝わっており、平安時代の頃には宮中行事として七夕を行い、中国にならって七夕に索餅を供えたそうです。そんな伝説もあって、77日に索餅を食べると1年間病気をせずに暮らせるということで、七夕の行事食になったといいます。そして、この索餅がそうめんの原型ではないかと言われており、小麦を練って縄状にしたものが後にそうめんとなり、そうめんが七夕に食べるものへと変わったようです。 

 ということで、明日の夕食は「そうめん」で決まりです。まあ、その方が準備が楽ですからね。

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山岡町へ

 午前中、車に乗って買い物をしていると、ラジオから、「JR多治見駅の南北自由通路や近くの商業施設に、美濃焼の風鈴90個が飾り付けられ、夏本番を前に涼しげな音色を響かせています。」という話題が取り上げられていました。梅雨明けは未だなものの、車に取り付けられた車外温度は既に32度を表示しており、もう夏本番を感じてしまいます。

 そんな事を思いながら車を走らせていると、「そういえば、毎年訪れている恵那市山岡町の田んぼdeアートの田植えは6月5日に行われたっけ。今、どうなっているのかな?」そんな疑問を持って、そのまま山岡町へ向かいました。そして、イワクラ公園内の展望台のある駐車場へ着くと、既に2台の車が停まっています。

 「最大の田んぼアート」としてギネス世界記録にも認定された埼玉県行田市では、今年の田んぼアートのテーマは「翔んで埼玉」、岩手県奥州市では大リーグで活躍する大谷選手、青森県南津軽郡田舎館村では棟方志功氏の代表作「門世の柵」と、フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」だそうです。そして、ここ山岡町では「爪切り地蔵」というローカルな名所が登場します。田んぼの面積も25アール程と小さいく、「爪切り地蔵って何?」と言われようとも、町おこしとしての特徴が出ており個人的に大好きですね。 

 ちなみに、山岡町の田んぼdeアートに使用する苗は、田んぼアートの先進地である青森県の田舎館村や青森県産業技術センターから取り寄せた彩り鮮やかな、観賞用稲種子を仕入れ育てた苗を植えているそうですよ。

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