■2022年9月 ブログ

金木犀が咲き始まました

今朝、玄関のドアを開けると独特の甘い香りがします。そう、金木犀が咲き始めたのです。昨晩、自宅に帰った時には咲いていなかった金木犀が、このところ夜の冷え込みを感じるようになったのか、慌てて咲き始めたようです。金木犀の香りは、毎年、我が家に秋を告げてくれており、昨年より4日程早く知らせてくれていました。

そんな涼しい秋には、コーヒーの香りも欲しくなるのか、101日は『コーヒーの日』となっています。そんなこともあって、例年ならばリピーターの方々へ葉書を出し、コーヒー豆の割引サービスをしているのですが、今年は何かと忙しくて準備が出来ませんでした。と、そんな言い訳をしつつ、ホームページのトップ画面に10月1日(土)・2日(日)は、コーヒー豆20%OFF!!と追加し、お茶を濁しております。 

絵手紙の案内葉書を楽しみにしていた方があれば、誠に申し訳ございませんでした。

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土岐市イベントガイド

昨日、お客様から「土岐市イベントガイド」と書かれたフライヤーを頂きました。これは、土岐市産業振興課が発行した、2022年秋号の土岐市内で行われるイベント案内です。時々同様のフライヤーを見ることがありますが、秋号はたいてい曽木町の「曽木公園もみじまつり(ライトアップ)」の写真が使われていたのに、年度初めに中止が決定したことから、土岐津町の「穴弘法もみじと100地蔵」のライトアップが使われています。 

お客様と、「これでは、穴場の穴弘法が穴場でなくなってしまう。」とか、こうしてPRしてしまうと駐車場の確保が難しくなるのではないか等々心配しておりました。また、イベント案内の中には、この秋に行われる市内でのイベントが掲載されているものの、毎年行われている行事が並んでいるだけで、とても魅力的な内容のものがある訳ではありません。まして、まだまだコロナ禍の影響もあって、イベント内容も抑えているところも存在します。

そんな会話をしていたお客様が帰られるのと入れ替わりに、同級生の一人がMAPのようなものを抱えて入ってきました。訪問の趣旨は、「土岐市イベントガイド」にも掲載されている「下石窯元まつり」の「窯元めぐり」用のマップに周辺飲食店を表示し、広告料を集めようというものでした。

まめ蔵では、開業時から無料・有料関係なく、各種媒体に掲載することをしていません。コーヒーという嗜好品を扱い、誰にでも喜んでもらえる商品ではないという性質から、コーヒーを好む方からのクチコミで徐々にお客様を増やしてきた経緯があります。さらに、店内での作業を一人で全て行っているという事情から、一度に多くの方々が来店されても対応できないのです。

そんな理由を説明してMAPへの掲載をお断りした後、「下石窯元まつり」の内容について話を聞きました。従来、自治会を含めた町の行事として長年行われてきたイベントですが、名称も「どえらぁええ陶器祭り」から「もろ板陶器市」、「窯元めぐり」という窯元のイベントに衣替えとなっています。工業組合敷地内で4つの窯元が展示販売し、19の窯元が窯元めぐりを実施する予定だそうです。 

 開催日の1029日(土)・30日(日)には、町内以外の方々がどれくらい訪れるのか、果たして満足して帰ってもらえるのか、気になる所は多々ありますが、まめ蔵は普段と変わらぬ営業をしていきたいと思っています。

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愚痴る店主

月曜日の定休日は祝日で、お彼岸も近いことから、妻と共に墓参りをしてきました。お墓掃除は事前に妻が済ませてくれていたので、その慰労のつもりで昼食は外食に誘います。妻が食べたいもの提供しているとある店に行くと、昼時だというのに店内には来店客が誰もいません。案内されたテーブルに着いて注文をすると、店主が準備をしながら色々と喋りはじめてきます。

私は相槌をうつのも面倒だったので黙っており、妻が「そうですね~。」と話に合わせています。店主:「台風がやってくるから、お客さんも来ないですね。」、でも、同じテナントの美容室には車の出入りがあるんです。店主:「こんな時は、台風補助金でも出してくれるといいんですが。」、おいおい、これは完全な補助金慣れした方の典型です。店の売り上げが悪くなると補助金頼みになる悪い例です。

落ち着いて店内を見回すと、使用していないテーブルに店主が読みかけていたと思われる漫画本や雑誌が無造作に置かれたままです。さらには、出窓の部分には随分古い資料なのか、ノートのような物が乱雑に放置されていました。キッチンの方へ目を向けると、暗くて整理整頓されていない様子が目に入ります。「お客さんが来ない原因は店側にあるんじゃないの!」と言ってやりたかったのですが、他人様の店なので黙っていましたが、コロナ禍になってから、店の売り上げ減少を店側に探すこともせず、全て外向きに理由を探す店主が多くなったように思います。

経営者の中には「補助金をもらうのは権利だから。」と言う人がいます。でも、補助金で急場を凌ぎ、経営を立て直す術を講じる人はほんの僅かしかいません。経営方針を見直すとか、コロナ禍でも収益の見込める事業転換を行うとか、出来ることは多くあると思うのですが、補助金や助成金に安心し、嵐が通り過ぎるのをじっと待つ方が居るのも事実です。

そんな店主が、「私には兄弟が7人いても、介護の必要な父親の面倒をみるものは私しかいない。」と話しはじめます。そんな話は聞きたくもないのですが、自分の身内話を喋りはじめました。一応説明しますが、私達はこの店に来たのは20数年振りくらいです。子供たちが小さい時に子供会の行事で利用したことを覚えています。その頃は、今の店主の両親が切り盛りした結構繁盛していた記憶があります。正直、何言ってんの?といった気分になりました。

今回は市内にあるとある飲食店でしたが、まめ蔵の開業間もない頃に訪問した珈琲屋さんにも、そんな愚痴を言う店主が居たことを思い出しました。「そんなマイナスのオーラを出すところに人は来ない!」と、その時に自分を戒めたものです。気を付けなければ。 

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コンビニで五平餅

コンビニへ立ち寄ると、「五平餅」と書いたパッケージを見つけ、思わず手を伸ばして買ってしまいました。よく見ると小さく「やまざき」と書かれており、裏面の製造者名には山崎製パンとなっています。な~んだヤマザキか!と思って調べてみると、地域の特産品などを使用した商品や、地域のご当地名物をイメージした商品のようです。

しかし、この五平餅のご当地として取り上げられたのが「愛知」と知って、なんだか納得が出来ません。五平餅は確かに愛知県・奥三河地域でも売られているものの、やはり長野県の木曽、伊那地域、岐阜県の東濃・飛騨地域が発祥だと思えてならないからです。「五平」という名の由来や起源についても諸説あり、五平さんが作ったとか、神様へのお供物のことである“御幣”のかたちに似せてつくったという説など、明確は説明がされないまま、「愛知」の名物となると合点がいかないのです。

この商品は既に昨年9月に発売されたことがあり、今回は、醤油をベースに砂糖・ごま・みそ・くるみを加え、塩味と甘味のバランスと香ばしい味わいが楽しめるように仕上げてリニューアルしたそうです。でもな、甘味が強くて塩味があまり感じられず、パンチがないんです。いつもの五平餅ではないんです。・・・そうか!「愛知」のご当地としての五平餅だからか。妙に納得して食べ終えました。 

私としては、竹串の丸い団子型が好きだな~。

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インクルーシブ

9月9日、国連の委員会が「障害者権利条約」基づく日本政府の取組状況を初めて審査し、障害者の強制入院や、分離された特別な教育をやめるよう要請する内容などが盛り込まれた勧告を出したニュースを見ました。国連から日本政府への勧告はこれまで山ほどあるのですが、障害のある子とない子がともに学ぶ「インクルーシブ教育」の確立という内容が気になったのです。

ちょうど昨夜の手話サークルでは、学習会の内容が、ろうあ学校から普通学校に転入した経験を話す読み取り通訳を勉強していたこともあり、ろうあ学校のみの人の例や、普通学校からろうあ学校へ転入した例、普通学校のみで過ごした経験の人の話題も出ました。そうした事例を聞きながら、国連が勧告した「障害のある子とない子がともに学ぶインクルーシブ教育の確立」に対して、私は全て受け入れられない気持ちになったりしているのです。

ここ数年でしばしば聞くことになった、“インクルーシブ”とか“インクルージョン”という言葉。今一つ腹に収まらない状態が続いています。日本語にすると「包み込むような/包摂的な」となりますが、なんだか良く分からない言葉です。「ソーシャル・インクルージョン」(社会的包摂)という言葉から来ており、「あらゆる人が孤立したり、排除されたりしないよう援護し、社会の構成員として包み、支え合う」という社会政策の理念を表します。

その理念の意味は理解できるものの、“インクルーシブ”が馴染まないのは、これまで日本では、歴史的に障害のある子どもは別の場で別の教育を受けることを前提とした教育システムだったからです。障害があると分かった時点で別の学校、別の教室で教育を受けるということであり、そうした教育システムの中で、親たち(大人たち)は障害があったら別の場に行くことが良いのだと思ってきたのです。そして、分離教育の中では、障害種別ごとの指導方法が発展してきたのは事実ですが、同時に、教育を終えた後も社会参加がスムーズに出来ていないという課題もあったりします。

国連が勧告を出した基になったものは、200612月に国連で採択された障害者権利条約です。その第24条には、誰でも「生涯にわたって」、「地域社会のなかで」インクルーシブ教育を受ける権利が明記されています。ということは、変わらなければいけないのは、学校だけではなく社会全体が障害のある人とない人が分け隔てず、共に学び生活が出来る機会が保障されることです。

「差別はダメ」という教育をしながら、一方では障害を理由として別々の場で教育を受けることを当たり前とする教育現場や、障害のある子どもがいることが前提となっていない学校施設の状態は、暗に「障害を理由に排除されても仕方ない」というメッセージに取られて仕方がないように思えてきます。また、最近よく聞く「マウント」という言葉は、自分の優位性を誇示する意味だそうですが、テレビを観ていると頻繁に使われており、無意識のうちに差別に対する意識を薄れさせられるようで不安な気持ちになります。

これまで障害種別ごとに専門性をもった教育スキルを、障害のある子とない子がともに学ぶための教育スキルに変えていくには相当な時間が必要であろうし、社会の構成員として包み、支え合うためには社会全体の意識を変えなければなりません。そして、今の私は、少しだけですが障害を持つ方との交流があるものの、何をどのように変えられるのか分からないのが実情です。

ところで、コーヒーを通して、障がいの有無に関わらず、すべての人がその人らしく活き活きと、命を輝かせて生活できる「インクルーシブな社会」となることを願って企画された、「第2回チャレンジ・コーヒー・バリスタ」が10月13日に開催されます。障がいを持った人達が、コーヒーで生きがいのある仕事に付けるようになること、企業のオフィス コーヒーを全自動コーヒーマシンの変わりに障がい者が淹れる。街のコーヒーショップで、自信を持って生き生きと彼らが働く。こんな光景が当たり前になる社会を目指して始まったイベントです。 

コーヒーで世界が変わるのか、コーヒーを通してインクルーシブな社会が出来るのか、何もしない私が、何かはじめようとする人達を見てみたいと思います。

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グリーンコーヒーを飲む

 先日、恵那市上矢作町の道の駅「上矢作ラ・フォーレ福寿の里」へ立ち寄った際、駐車場内でwoodフェアが行われていました。その中に、可愛いコーヒーショップが出店していたのです。「どんなコーヒーなんだろうか」と近づいていくと、「健康に良いグリーンコーヒーです。いかがですか?」と声をかけられます。「ホ~!こんなところでグリーンコーヒーに出会えるのか。」、そう思って速攻で注文しました。(ホット600円)

 お話を聞くと無店舗で営業されており、こうしたマルシェが開催される際に各地で出店しているんだとか。提供されているグリーンコーヒーは、コーヒー生豆から抽出された成分と焙煎豆の抽出コーヒーをブレンドされているらしく、目ためには普通のコーヒーと変わりません。でも、飲んでみると「う~ん。何だんだろう?」といった印象で、コーヒーらしくないんです。それもそのはず、「not coffee」って書いてあるんだから。確かにそうなんですが、グリーンコーヒーをどのくらいの人が認知して飲んでいるか気になりました。

 グリーンコーヒーについては、20158月のグログで取り上げたことがありましたが、それ以降はあまり話題にならなかったため忘れかけていました。ところが、ひょんな場所で巡り合うことが出来たのです。コーヒーは嗜好品なので、好む人は飲めば良いと思うのですが、やはり健康って言葉に正直、違和感を感じてしまいます。過去にもコーヒークロロゲン酸入りドリンクが出てきたけれど、あまりパッとしなかったしね。 

 コーヒーに水を差すようなことを言ってしまい、アメリカンな感じ、いや、申し訳ないのですが、「not  coffee 」よりも「it's coffee」がいいです。

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イオンの植樹祭

土岐市で開業準備が進められている大型商業施設、「イオンモール土岐」が、いよいよ10月7日に開業することになりました。東海環状自動車道の土岐南多治見インターチェンジから北に約2キロの場所に立地し、県内のイオンモールとしては各務原市の施設に次ぐ規模だそうです。

3,600台分の駐車場を備えた2階建ての建物には約140の店舗が出店する予定なんだとか。買い物だけでなく、家族連れなど訪れた人たちがゆったりと過ごせるように、芝生エリアに隣接してテラス席のあるレストランや、全長450mのゴーカート用サーキット場、それに岩盤浴や露天風呂が楽しめる温浴施設なども設けられ、年間の来店客を約650万人と見込んでいるそうです。地元にどんな影響を与えるのか、道路の渋滞がどうなるのか、色々と気になるところばかりです。

そんなイオン土岐で行われる、「イオン ふるさとの森づくり」植樹祭に妻が応募し、当選の連絡葉書が先月配達されました。イオンでは、「お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する」という基本理念を具現化する活動の一つとして、植樹活動を1991年から実施しており、累計で12,417,737本(20222月末現在)を植樹しているようです。イオン自体にはあまり興味が無いものの、面白そうなので夫婦で出かけてきたのです。

「イオン ふるさとの森づくり」植樹祭では、地域のお客さまとともに取り組む環境保全・社会貢献活動の一環として、施設の敷地内にその地域に自生する「ふるさとの木」の苗木を植えており、その土地に自生する樹種を中心に植樹することで、地域に根ざした森を育てていくことを目指しています。今回は、地域の樹木を中心に61種 7000本(別の説明では10000本とも言ってました)を植樹するようです。

受付を済ませで会場へ行くと既に多くの人が集まっており、担当ブロックの社員の方(松本店から応援にきてました)の話では約700人の方が植樹に参加しているようです。植樹開始の前に、土岐市との災害時の避難所や物資提供などの協定調印式が行われ、1グループ約20人、37グループに別れて敷地内の各所に移動します。

 そうやって行われた植樹祭は約1時間後には終了し、帰る際には受付で記念品を頂きました。ちなみに、記念品は特製エコバックに入ったトップバリュ製品の「フィンガービスケット」、「もち麦入りおこげせんべい」、チラシ2枚でした。 

 車に乗る前に、イオン土岐の外観の見るため少し散策しました。車での移動が渋滞なく出来れば、魅力的なショッピングモールになると思われ、土岐市内だけでなく、多治見市内のお店にも影響が出てくるのではないかと感じたしだいです。

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秋の味覚を堪能 2

 秋になったら食べたくなるのが、「栗きんとん」と妻木屋の「いもういろう」です。とは言っても、「栗きんとん」は有名ですが、妻木屋の「いもういろう」はローカルフードなので、地元の人しか知らないスイーツなのです。

土岐市駄知町にある妻木屋菓子舗のもので、地元でも予約しておかないと手に入らないと言われる名物です。木枠の蒸し器で時間をかけて蒸すため数に限りがあり、午前中には完売してしまいます。そのうえ、季節商品なので秋にしか食べられないというプレミアムもの。 

今年最初の「いもういろう」は、妻が職場の同僚と共に予約して購入してくれました。昨晩の食後のデザート、そして、店で昼食後のデザートになっています。満足!満足!同時に体重もUP!UP!困った!困った!

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オンライン・セミナー

今夜は、立命館大学主催の食イベント「ポンテ・ガストロノミコ」がオンラインで開催され、「コーヒー」が取り上げられることになったので、19002130は自宅のパソコンとにらめっこでした。

イベントの内容な次の通り

1部 各20
1)旦部幸博さん「コーヒーのおいしさはどこで生まれるのか?」
2José. 川島 良彰さん「コーヒーで世界を変える」
3)鐙 麻樹さん「ノルウェー人はコーヒーで政治を語る」
2
1)実演「José. 川島良彰が、今夜セレクトしたコーヒー」 20
2)トークセッション 60分(第1部ご登壇の3名によるトークセッションです。モデレーターは、フードジャーナリストの君島佐和子さん。)

 20221月、立命館は日本橋を拠点に「食」にまつわる事業を展開するため、「立命館ポンテ・ガストロノミコ」を立ち上げたそうです。ポンテ・ガストロノミコとは、食を意味するガストロノミコと橋を意味するポンテを組み合わせた造語なんだとか。世界共通のコミュニケーション・ツールである食で社会を良くしていくを目指して、食にまつわる様々な事業を展開していくというのです。今回のセミナーはその一つというわけです。

 旦部幸博さんや川島良彰さんの話は、これまで書籍などで目にしたものですが、直接話を聞くと改めて記憶が蘇ってきます。やはり、対面で講演を聞く機会が減ってしまった期間が続いたことで、忘れたり漏らしてしまう情報の多さを思い知らされました。

 それに引き換え、鐙麻樹さんの「ノルウェー人はコーヒーで政治を語る」という話は、日本人とは大きく違う環境に驚いたた同時に、「コーヒーがなくっちゃ始まらない」という文化にとても興味が湧きました。地理的・歴史的条件が異なることから、日本が同じようになるとは思えないので、日本人がコーヒーで政治を語る時代は来ないと思いますが、羨ましくも感じます。 

 トークセッションでは、視聴者からの質問に答える形式行われ、認証コーヒーについての質問、日本で良質なコーヒー栽培は可能か、2050年問題についての質問に、川島さんが真っ当な答えをしていたのが印象的でした。

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秋の味覚を堪能

中津川市が制定した「栗きんとんの日」の99日は数日後ですが、その前に、恵那駅横にある観光物産館「えなてらす」で、恵那市内の和菓子店8店舗の栗きんとん詰め合わせ「栗くらべ」を購入してきました。まあ、新聞記事を見た妻の要望で購入しただけなんですが。

 99日が「栗きんとんの日」になったのは、この日が重陽の節句や栗節句と呼ばれており、昔から栗料理や栗菓子を食べて長寿を祈る日だったことや、「栗きんとん」の発売時期でもあったようです。しかし、この地方では栗が実るのは9月中旬以降となるため、今、店頭に並んでいる栗きんとんは昨年の冷凍物だったり、九州産の栗だったりするのです。でも、この地方に住む人にとては間違いなく秋の味覚なのです。

 お使いはそこそこに、せっかく恵那にやってきたので、恵那川上屋 本社恵那峡店まで足を伸ばし、恵那川上屋特製のできたてのモンブラン「栗一筋」を食べます。販売期間は9月上旬から1月上旬までのわずか約4カ月間で、最下層から「メレンゲ」その上に「カスタードクリーム」、「生クリーム」、「キャラメルソース」、最後に「特製の栗ペースト」がたっぷり乗ったモンブランです。

 

 お値段も1300円と色んな層が重なった分、栗きんとん5個分と少々お高いのですが、「栗を食べた!」という満足感はあります。そして、今朝のコーヒーのお供に栗きんとんを食べ、9月早々に秋の味覚を堪能しております。

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且座喫茶

恵那市山岡町には「爪切地蔵尊」があり、一般的なお地蔵さんの形ではなく、岩の表面に地蔵尊が刻まれたものです。この地に訪れた弘法大師が、一夜の内に自身の爪で刻んだという言い伝えが残っており、毎年816日を大祭として、約300年の伝統がある煙火(花火)が奉納されています。

 その近くにあるのが林昌寺というお寺で、今回は、カウンターに座られたお客様の情報を元に、その寺の本堂横にある寺カフェ「且坐(さざ)」へ訪問しました。林昌寺は寛永21625年)年創建で、その際建てられた鐘楼門と、鎌倉時代の薬師如来座像が市文化財に指定されている名刹なんだとか。住職の宮地直樹(じきじゅ)さんが、「どなたでも気楽に寺に足を運んでもらうきっかけに」と、修行僧の生活の場だった衆寮を改築して202010月に開かれたそうです。

 名前の「且坐(さざ)」は、「座ってお茶でも飲みなさい」(休む時は集中して休み癒やされなさい)という意味の禅語「且坐喫茶(しゃざきっさ)」から付けられており、厨房は娘さんが担当し、コーヒー・紅茶や手作りスイーツなどを提供されています。でも、「しゃざ」を「さざ」と読み替えている理由は分かりませんでした。

今回は、メニューの中から「おすすめコーヒー」(キリマン・ブレンド)と、日替わりお茶うけセットのイチジク・タルトを注文します。ゆっくり滞在してもらえるよう保温用ロウソクコンロに乗った2杯分のコーヒーが1人前で700円、イチジクたっぷりのタルトは300円と、まめ蔵の店主もビックリのお値段です。

参道入り口の張り紙には「猫になっちゃう喫茶店」と小さく書かれた横に、禅語の「喫茶去(きっさこ)」とあり、「猫のようにまったりと過ごしてほしい」ということなんでしょうが、目の前に並ぶ仏像に見られていると思と、なかなかそんな気分にはなれません。でも、タルトの上に飾られて葉っぱには猫の足跡が彫られており、ちょっとホッコリします。

 コーヒーを飲みながら周りを見ると、レトロな箱型テレビがあったり、木彫りの蓄音機があったりします。そして、目を上に向けてみると「体験喫茶セット」の張り紙があります。コーヒーか紅茶に座禅・写経・写仏のいずれかをセットで1,000円とか。「作務体験30分無料」で、飲み物一杯付きの草取り・拭き掃除・掃き掃除なんてものもあります。

 なかなかユニークなお寺だと思っていると、おもしろい格好の粘土人形もありました。娘さんの説明では、住職がアトリエを作り、子供の日常をモチーフとした粘土人形を制作しているとか。また、自作の紙芝居を作って紙芝居作家としても活動しているらしく、紙芝居を名古屋の夜の繁華街で行っていることがNHK「にっぽん紀行」、CBC、東海テレビ、名古屋テレビで紹介されたようです。それでもって、「夜の紙芝居」なんて本も出していました。

 こりゃ、爪切地蔵尊よりも面白いではないか!お客様の情報でユニークな寺カフェが体験できました。 

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100周年ブレンド珈琲

先月、昨年100周年を迎えたカネコ小兵製陶所から、100周年記念の品々をいただいたのですが、今日は、「これも持ってきたわ。」と言って、「カネコ小兵製陶所 100周年ブレンド珈琲」※非売品(30g)をいただきました。

カネコ小兵製陶所では、ぎやまん陶のコーヒードリッパーを製造していることから、社長がオリジナル・ブレンドを作りたいと以前から話していました。その際、「世界を目指すんだ!」という意気込みもあって、ブレンドするコーヒー産地にも拘っていたのです。

パッケージの表には、そのドリッパーを模した下に地球のデザイン。聞くところによると、まめ蔵にも時々来店される地元のイラストレーターの方が描かれたとか。裏には、「小兵は世界を目指す」と書かれ、「創業100周年を機に世界中で愛されているコーヒーに注目し、カネコ小兵のうつわで飲んでいただこうと、オリジナル100周年ブレンド珈琲を作りました。」とあります。

世界を目指すことから、コーヒー産地を4大大陸から選びたいと聞いていた通り、ブラジル、ケニア、グアテマラ、トアルコトラジャ、の4種類が使用されています。既に挽いてあるのですが、パッケージを開けると上品な良い香りが飛び込んできます。 

粗挽きではないため、フラワードリッパーを使用して淹れてみました。30gなので、「あと2杯分は誰に飲まそうかな~?」と考えております。「こちそうさまでした。」

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今年も行きます

今年も、「SCAJ ワールドスペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2022へ行く計画にしています。そこで、コーヒー関連の取引業者に招待券を送ってもらいました。後は、事前登録してからセミナー日程の内容を確認し、出かける日を決めるつもりです。

SCAJ2022のテーマは”Come Join the Specialty Coffee Community”だそうで、「参加しよう!」って言われたからではなく、毎年参加している予定の行動です。昨年はコロナ禍の開催とあって、例年開催している東京ビッグサイトではありませんでしたが、今回はお馴染みの西展示棟とあって、昼食場所の心配はいらないので一安心。出展者も従来の企業が多数戻ってきているので、出かけるのが今から楽しみです。 

そんな訳で、10月は臨時休業を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。

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