■2022年8月 ブログ

8月が終わりました

8月が終わりました。なんだか急に秋らしくなったと思ったら、台風がやってきそうな雰囲気となっており、大きな災害とならないことを願うばかりです。

さて、6月からコーヒー豆の値上げを行ってから2か月が経過しました。ここらで値上げによる影響や、新型コロナウイルス「第7波」によって売り上げにどうような変化があったかを確かめることにしてみます。

 月間の売上推移を見てみると、やはり地元の感染者が増加した2月には、来店客数が減少し、そのまま売り上げの減少になりました。そして、少し収まりかけると再び来店客数が戻ってきます。ところが、「第7波」に入り全国的に過去最高の感染者数が報告されだした6月・7月には、再びまめ蔵には静かな日々がやってきます。(のんびり出来ました)  

あるコーヒー生豆商社のメールにも、「今夏の猛暑日、コロナ感染拡大の影響や物価高の影響などを受け、コーヒーにおいても8月は需要の低迷を感じます。」とあるように、8月も減少傾向になるかと思いきや、来店客数が増えてくるではないですか。この辺の理由は正直分かりませんが、結局、8月末時点での売上額累計は昨年度の同時期よりも若干増えた格好になりました。 

少しでも増えたことは嬉しいのですが、売上の中心となって欲しいコーヒー豆の販売額は、6月からの値上げの影響を受け、6月以降は昨年実績を下回っているのが実態です。まあ、「こんなこともあるさ」と呑気に構えております。去る人もいれば来る人もあり、毎日、コーヒー豆を購入されるお客様と楽しく会話をしているので、「一歩進んで二歩下がる」といった感じで歩んでいきます。なにせ、始まったばかりですから。

0 コメント

病原体の世界

『コーヒーの科学』、『珈琲の世界史』、『ホーム・コーヒー・ロースティング』(共著)、『コーヒーおいしさの方程式』(共著)などの著者である旦部幸博氏が「病原体」の本を書かれたというので、amazonをポチッとして購入しました。題名は『最小にして人類最大の宿敵 病原体の世界 歴史をも動かすミクロの攻防』という長いもので、北川善紀氏との共著となっています。

 がんに関する遺伝子学、微生物学の研究者としての傍ら、コーヒーに関連する著書も多数執筆されているので愛読していましたが、本業の話も機会があれば聞いてみたいと思っていました。まえがきに、「コーヒーを飲みながら、ご一緒に病原体の世界を覗いてみましょう。」とあるので、読みながらコーヒーを飲み始めたものの、初めて聞く言葉が多いため、飲む量が増え続けてカフェイン過剰摂取が気になってくるのが難点です。

 病原体の本を読んでみたいと思ったのは、新型コロナウイルスによって2年以上に渡って生活様式が変わってしまったこともありますが、妻が感染管理の仕事に携わっていたことあり、何となく理解していたつもりの知識を見直したいと思ったからです。読み終わった後に本を妻へ渡したので、現在、読書中のようです。

 本の紹介文には、『宿主に寄生することに特化した構造や機能、生態などの高度な進化は、いずれも驚くほどうまくできたしくみで、なかなかエキサイティングな世界です。恐ろしいものであると同時に、その「見事な」までの病原体について知っておくことが、次なる病原体との戦いの備えになるかもしれません。』とありました。様々な噂や説が飛び交う中で、正しく知ることの大切さを感じたしだいです。 

 でも、危機感を煽ったり、一部を誇張して表現することのない、こうした真っ当な本は売れるんだろうか?なんて思ってしまいました。

0 コメント

繋がらない

まめ蔵のホームページはJimdoというドイツ発のホームページ作成サービス(CMS)を使用しており、日本ではKDDIウェブコミュニケーションズが運営しています。なにせ、無料から利用することができ、費用をかけずに比較的簡単にサイトを立ち上げられるところがメリットです。

 ところが、時々サイトに繋がらないといった事象があり、今月27日にも「Service temporarily unavailable.」等のエラーが表示され、閲覧をはじめブログの更新が出来なくなってしまいました。運営するJimdoのサイトを確認すると、「2022827日の午後より、ジンドゥー クリエイターで作成した一部のサイトで閲覧/編集ができない事象が発生しておりました。」とありました。

 「また、いつものことか。」と翌日に確かめると、またもや、「2022828日(日)16:00 現在も一部のクリエイターホームページの閲覧編集ができない状況が続いており、申し訳ございません。閲覧と編集可能な状態へ回復している報告も受けておりますが、引き続き調査中でございます。ご不便をおかけして申し訳ございません。」と障害が解消されていない様子です。

 「今回は随分と長いじゃないか。」と月曜日に閲覧しようとしても繋がらず、「2022829() 09:20 本障害について現在も復旧に向けて対応を進めております。未だ一部のクリエイターホームページの閲覧と編集が行えない状況でございます。」となっていました。無料版を使用しているので文句を言うわけにもいかず、かといって、今更他のホームページ作成サービスに変更するのも面倒なので諦めかけていた午後には復旧したようです。

 「本件 本日午後より回復傾向を確認し継続して経過を観察しておりましたが15:42完全復旧となりましたので、ご報告いたします。」とお知らせが入っていましたが、無料のサービスには色々と不自由が付きまとうのです。今からホームページを作成しようとお考えの方は、くれぐれも良く考えて選択してください。 

 数少ない、まめ蔵のホームページ閲覧者の中には、「潰れちゃったの?」と思われた方もあるかもしれませんが、しぶとく営業を続けておりますので誤解の無いように!

0 コメント

宵の明治村へ

土曜日の晩は、妻と共に夏の恒例行事となった、明治村(犬山市)の「宵の明治村」に行ってきました。今年のテーマは「金魚」、「明治の”涼”」だそうで、昼間には金魚に纏わる謎解きや、イベントが行われる他、各種のかき氷が食べられるそうです。

 私達が入場したのは夕方なので、5丁目の聖ザビエル天主堂前で行われる大道芸、「バルーンパフォーマー哲」、「大道芸人ジーニー」を楽しんだ後、4丁目の呉服座前で開催されている「明治おまつり広場」では射的やオリジナルちょうちん作り、山口県柳井市の「金魚ちょうちん」が映像演出を楽しみます。

例年は、こうしたイベントは明治村の村内で分散開催されていましたが、4丁目、5丁目に集中したため、どうしても人混みが起きてしまい気になってしまいます。また、おまつり広場の順番待ちの人達で、地面に映し出されているプロジェクションマッピングも台無しと言った感じでした。

午後8時から芝生広場で行われるジャズ演奏を聞きながら、花火の始まる8時半を待ちます。花火を見る機会の減ってしまったため、ライトアップされた建物をバックに鮮やかな花火が打ち上げられる、歴史的建造物と花火の競演を楽しんだしだいです。 

これで、夏のイベントが終わった感がしました。

0 コメント

振興券を買いました

土岐市では、コロナ禍における原油価格・物価高騰等に直面する市民及び事業所の負担の軽減を図るため、「土岐市なんじゃもんじゃ振興券(第2弾)」を発行・販売しています。また、この振興券は土岐市内の取扱事業者にて商品券として使用することができることになっています。

 そんな訳で、妻に頼まれて販売所になっているJAとうと下石支店に行ってきました。1,000円券10枚が1セットで、10,000円分を5,000円で販売され、一世帯2セットまで購入できるため、当然のごとく2セット20,000円を10,000円で購入したのです。市役所では第一日曜日しか購入できないため、平日の昼間に購入するために私の出番となったのでした。

土岐市で地域振興券が発行されるのは、平成21(2009)年度・平成27(2015)年度・平成31/令和元(2019)年度・令和2(2020)年度に次いで5回目となります。今回の事業費は51,602万円で、国の交付金「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(19,0351,000円)を受けるそうです。ちなみに、前回の振興券購入率は86.68%だったそうですから、市民の多くが使用したことになります。

 国の交付金と土岐市の税金を使用するため、有意義に使わせてもらうことになりますが、まめ蔵は取扱事業者になっていません。というか、取扱事業者への申請をする気がないのです。ここ数年のコロナ禍では、様々な補助金や助成金を使って事業者を支援しようという動きになっていますが、自分が勝手に始めた珈琲屋に税金を使うなんて考えられないからです。商売は自己責任が基本だと思うのです。 

 電子マネーが使えない、振興券も使えない、不自由でも利用してもらえる珈琲屋を目指しています。

0 コメント

田の神

人は昔から巨木や巨石といった、大きな自然物に神の存在を意識して生きてきました。そして、土岐市内には駄知町の「稚児岩」、定林寺湖の「巨石群」があり、それぞれ伝説が語られています。そこで今回は、瑞浪市日吉町にある「田の神」として崇められている岩を見に行くことにしました。

 日吉町の中心といっても郵便局くらいしかないのですが、そこから日吉釜戸線で日吉幼稚園の方向へ進むと、右手に広がる田んぼの中に大きは岩が目に入ります。正に田を守る神のように鎮座しているといった趣です。別名「頼政岩」と呼ばれており、瑞浪市観光協会のYoutubeにも説明の動画が作られていました。以下は動画の説明文です。

 『頼政岩の明確ないわれは不明です。頼政岩から望む山には酒波神社があり、源頼政が酒波神社を創建したとされる説や、末社、頼政神社が存在することで何か関わりがあったことと思われます。他にも、頼政伝説として鶴ヶ城近くに自生している双生竹で作った矢で、怪獣ヌエを射落した。以後、そのあたりを神の矢先という意味の神箆(こうの)と呼ぶようになったと伝えられています。田の神として、田の真ん中の大岩の存在には威厳を感じます。』 

 冒頭で「明確ないわれは不明です。」と言ってしまうところが、逆に潔くって好感の持てる内容です。実際、田んぼの真ん中に突然大きな岩が現れるのですから、何か伝説が生まれても当然なんでしょう。ですが、順番から考えれば、近くに流れる川が太古の昔には大きくて、流れ着いた岩の周りの砂地を利用して田んぼが作られたのでしょう。そんな事を言ってしまうと身も蓋もないものの、農耕民族であった人々にとっては命を支える存在の田を守る神に感じられる存在であったことは確かです。

0 コメント

ラジオを聴いて

 車を運転しながらFMラジを聞いていると、「あぐりずむ」という番組で、「国産コーヒーの栽培に成功した女性に話を伺います。」というコーナーをやっていました。つい気になって、音量を上げて聴いてしまいます。

 この女性は、四万十市や高知市で約40年にわたり喫茶店を営んできた多和昌子さん(77)です。現在は高知市大津甲の「コーヒー研究所・M」というお店で、中南米を中心に世界中の豆を焙煎し提供しておられますが、15年前に「食べ物がおいしい高知の土で作るコーヒーは絶対おいしい」と思い、それ以降15年に渡ってコーヒーノキを育て続けてきたそうです。

 レギュラーコーヒーに使用されるアラビカ種は、気温が高すぎても低すぎても枯れてしまい、風通しの良いところでないと虫が好きやすいため、借地100坪の土地に約100本のコーヒーノキを植えてハウス栽培しているとこのこと。何度も何度も失敗を繰り返しながら試行錯誤し、そして、ついに今春、収穫にこぎつけたという話です。

 話を聞きながら想像していたものの、パーソナリティーが「どのくらい収穫できたんですか?」の問いに、「2kgです。カップにすると150杯ぐらいなんですが。」と答えられていました。コーヒーノキがどの程度成長しているのか不明なため何とも言えませんが、品種にもよりますが、一本のコーヒーノキに約200gといわれることを考えると少なすぎるようにも思えます。 

 「国産コーヒーの栽培に成功した女性」と話題性はあるものの、国内でコーヒーを栽培している沖縄や長崎でも多くがハウス栽培をしていますし、収穫量は国内流通できるほどの量は栽培できていません。店名が「研究所」と付いているのですから研究目的には良いかもしれませんが、日本国内でコーヒー栽培を本格的に行うことには不向きだと考えられます。また、「国産だから」、「有機栽培だから」というだけで、世界のコーヒー産地と比べて味も価格も魅力的かといえば大いに疑問だからです。

0 コメント

今週もご馳走さまでした

今週はお盆休み期間中もあってか、お客様からの頂き物が多かった印象があります。中でも、息子さんが帰省で持ち帰ったお土産のお裾分けで、福島県郡山市に本社を置く株式会社三万石のお菓子、「塩まん」はメチャクチャ美味しかった。三万石といえば、スペイン語で「お乳を飲む子」というイメージ作られた「ままどおる」が有名ですが、栗の入った「塩まん」はクセになります。

食べ物といえば、美濃加茂市蜂屋町にあるドイツパンの店「ベッカライフジムラ」のバケットです。ライ麦のバケットは気泡がなく、目のしっかり詰まったパンで、フランスパンのバケットに慣れている人には違和感を感じるかもしれませんが、噛めば噛むほど味わい深いパンです。レストランも併設されているようですから、一度覗いてみたいものです。

食べたら飲むという訳で、ボトルコーヒーもいただきました。ボトルには「希少コーヒー豆パナマゲイシャ10%配合」とあり、235mlで360円(税抜)と高めです。お客様によれば、岡崎市を拠点とする6人組の動画クリエイター「東海オンエア」のメンバーりょうが監修するボトルコーヒーだとか。

726()から東海3県のセブンイレブンにて販売が開始されたようですが、我が町には置いてなかった。エチオピア イルガチェフェ セレモニー 60%、グアテマラ SHB メディナ農園 30%、パナマゲイシャ 10%のブレンドで、「幻のゲイシャ種を贅沢に10%使用」ってことだけど、10%が贅沢なのか判断できない。ほぼほぼエチオピアじゃないの?また、アイスコーヒーとして販売されているようですが、レンチンしてホットで飲んだ方が香りがたって美味しいのでお勧めです。

広辞苑によれば、「幻」とは「実在しないのに、あるかのように見えるもの。」とあり、実在しちゃいけないコーヒー豆なんだと驚きながら、HOTでホッと一息ついたのでした。 

 それにしても、世間に溢れている「希少」って言葉には辟易するな~。

0 コメント

煙突の無い景色

♪空につらなる煙突や もえてつきない火の色は みんなわれらのよろこびよ つよく伸ばそうこのからだ♪この歌は、土岐市立下石小学校の校歌二番です。今朝、晴れた空を見ながら自宅のベランダに立ち、下石町の町並みに無くなった窯業用のトンネルを思い出して母校の校歌を歌ってみました。

 私が小学生の頃には、窯業用の燃料に石炭や重油が使われており、レンガ造りや土管の煙突が数多くそびえ立っていました。校歌のように空につらなる煙突といった光景が目の前に広がり、その周りには民家や田畑があったのです。

ところが、時代の流れと共にガス窯が主流になると、そうした煙突は使われなくなり、老朽化のため災害時に倒れる危険があることなどから、取り壊されてほとんど残っていません。今では田畑にはソーラーパネルが並び、陶磁器業界の低迷もあって250社以上あった下石陶磁器工業組合員数が、現在75社に減っているといった状況だそうです。 

故郷の景色は変わりましたが、陶磁器生産量が日本一というのは変わらないようで、市内には多くの製陶業を営む会社があります。先日記した、本社工場の二階ショールームにカフェを併設するという会社も、泉町の高台から見える町の景色を多くの方々に見てもらいたいと言う地域振興の狙いもあると聞きます。さて、どんな景色が見えるのでしょうか?

0 コメント

味ごはん

 昨日の午後、「子守で疲れた~」と言いながら来店されたのが、カネコ小兵製陶所の御夫婦でした。お盆休みも休まらない中、一息入れるためにコーヒーとケーキを食べながら、地元の話やコーヒーについての話題になります。その後、再びご主人が一人店にやってきて、昨年100周年を迎えた製陶所の記念品を持ってきてくれたのです。

 カネコ小兵製陶所は202110月に創業100周年を迎えた窯元です。大正10年に初代の伊藤小兵が新仏具からスタートさせ、戦後の高度成長期に燗徳利に目をつけて量産し、日本一の徳利の窯元となります。その後、現在の社長が「ぎやまん陶」「リンカ」といった新たなブランドを作ってきました。

 そんな小兵さんの100周年記念品は、「カネコ小兵製陶所のあゆみ」、「小兵女将の味ごはん」、「オリジナル・マスク」、「オリジナル・コーヒードリッパー」でした。そこで、早速、今朝の朝食に「小兵女将の味ごはん」を使用し食べてみたのです。一般的に濃い味付けが多いこの地域にあって、あっさりでコクのある味付けになっています。普段は一杯しか食べない私も、ついついお替りしてしまいます。

 下石陶磁器工業組合では、オリジナルの「下石窯もと味ごはんの素」を販売しているくらい、美濃焼の産地である町では昔から親しまれているのが「味ごはん」です。登り窯の炎につきっきりの窯焼き職人は、薪くべに忙しいて食事もままなりませんでした。そこで、窯元の女将さんは、おいしく煮付けた具材を炊きたてごはんに混ぜ合わせた、ささっと素早く食べられ、滋養のある味ごはんを考え出したのです。そのため、味付けも材料も、それぞれの窯もとに伝わる自慢のレシピが存在します。窯焼き作業は暑いことから、どうしても味の濃いものが多いのですが、「小兵女将の味ごはん」は一般家庭でも楽しめる味付けになっているのです。

 鰻も同様に食べられることが多く、地場産業と発展とともに鰻を提供する店も増えてきましたが、最近では徐々に減ってきている状況です。けれど、土用の丑の日に限らず一年を通して食べられている物ではあります。ただ、近年は鰻の価格が上昇し続けており、安価な「味ごはん」は庶民の味方として親しまれているのです。

 

「ごちそうさまでした。」

0 コメント

ヤモリ

 夏がく~れば思い出す~♪ではないですが、夏になれば我が家にヤモリがやってきます。今年もお風呂場の窓に張り付いた姿を見せてくれ、ちょっとしたマスコットといった感じです。

 吸盤状になった指先で、家の壁や天井、窓ガラスなどに張り付き、蚊・ブユ・スズメバチなど害虫を捕食しますが、我が家のヤモリも蛾を食べているところを見かけたことがあります。そうした害虫を捕食するところから、「家守り」や「屋守り」の意味で「ヤモリ」という名が付いているので、まめ蔵も守ってもらいたいと思っても、夕方には店を閉めてしまい明かりが無くなってしまうため、寄り付いてはくれないようです。

 コロナ禍が長く続き、さらに、円安やウクライナ侵攻による原材料の高騰によって、飲食店をはじめ多くの企業が苦しんでいます。そんなこともあってか、多治見市の珈琲屋らんぷ多治見店が531日に閉店し、土岐市内にあったコメダ珈琲 土岐下石店が719日、イオン移転に伴い閉店しています。飲食店には、まだまだ厳しい日々がつづきそうです。

 そんな中にあって、地元の製陶業の会社が本社二階にショールームに併設したカフェを始めるとか。異業種のカフェ参入にも、コーヒー抽出器具を製造していることもあって驚きはしませんでしたが、本社工場の場所は入り組んだ細い道を抜ける必要や、出入り業者の車が多いのに駐車場が少ないと聞くと、魅力的なカフェになるか少々気になるところです。 

 店を閉めるところや、新たに店を始めるところ、細々と続けるところと様々ですが、その店を守るのはヤモリではなく人間ですから、ヤモリ頼みは通用しません。でも、ヤモリのように強力な吸盤で、じっと大変な時を凌ぐ気持ちだけは持っています。

0 コメント

4回目接種

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。土岐市においても感染者数の急拡大が続いており、7月第一週目の火曜日から土曜日に発表された数字と8月第一週目と比べても、一目瞭然で感染者の増加が明らかです。さらに、年代別の数字を見ると、子供とその親の世代に集中していることが分かります。

 以前は濃厚接触者へのPCR検査が行われていましたが、今では職場での濃厚接触者扱いがほぼなくなったうえに、家族でも症状が出ない場合はPCR検査をしないため、検査件数が減るはずなんです。ところが、現実には発熱外来では検査依頼が多発して一日では検査できず、やむなく翌日廻しになったり、無料検査所となっているドラッグストアーに長蛇の列ができるといった状態になっています。

 岐阜県の病床使用率は8月5日現在で58.0%となっていますが、医療従事者が家族から感染したり濃厚接触者となるため、実際の病床が稼働できない病院も多く、現実はかなり逼迫していると思われます。そのためか、「岐阜県BA.5対策強化宣言」なるものが発出されましたが、いったいどれだけの効果があるのでしょうか。

 ある人は「そんなもの、もう風邪と同じだ。」と言ったり、「高齢者は行動の自粛を。」と言ったと思ったら、「経済を回せ。」と言う。いっそ、感謝者数を発表するから混乱するんだといって、件数把握をしないような動きもあります。新型コロナウイルスを無かったことにしたいのでしょうか。

 そんな状況下で、私は四回目のワクチン接種を終えました。集団接種会場には多くの人が訪れており、危機感が高まってきているのかと感じました。多くの人がワクチン接種に理解を示していると思うのですが、中には、店内のワクチン接種のため臨時休業する旨の案内文を見て、「ワクチンで死にたいの?」と言われる、反ワクチン派の方からの声も聞きます。 

 混沌とした状況は、まだまだ続きそうです。

0 コメント

『窓をあければ

風がくる、風がくる。

  光つた風がふいてくる。

窓をあければ

こゑがくる、こゑがくる。

  遠い子どものこゑがくる。

窓をあければ

空がくる、空がくる。

  こはくのやうな空がくる。』

これは、新美南吉の童謡『窓』です。南吉の見た窓は、どのような場所にあった窓なのか分かりませんが、窓から爽やかな光と風が入り、子供たちの声が聞こえてきそうです。そんな窓が「まめ蔵」にはありません。

 窓越しの中庭に植えてある木々も見えませんし、川面の景色も見えませんから、ちょっと目線を前に向ければ涼しげな気分になれるといった店ではありません。むしろ、暑苦しいぽっちゃり体型のマスターの姿しか見えませんから、最悪のロケーションといったところです。

 店舗設計の段階から隣の家と接している理由で、座席位置の窓は填め殺しの擦りガラスとし、透明の窓は吹き抜けにするため高い位置に設けているため、窓からは空しか見えません。そんな「窓をあければ」何かが見える訳ではないのに、お客様が毎日訪れてくれています。窓からの景色を提供できませんが、せめて、店内でコーヒーの香りいっぱい届けている店主です。 

 でも、こんな猛暑の日は、冷たいエアコンの風が一番かもしれませんが。

0 コメント

長良川うかいミュージアム

猛暑が続く夏には、毎年、涼を求めて恵那市上矢作の澄が瀬ヤナに行っていましたが、今年はヤナ場が材料の調達が出来ず、食事のみになってしまいました。そこで、同じ鮎を楽しもうと、岐阜市にある「長良川うかいミュージアム」に行ってみることにしたのです。

ここは、岐阜県を代表する伝統文化である“長良川の鵜飼”の価値を分かりやすく紹介・情報発信する場で、絵巻物型スクリーンで観る「ガイダンスシアター」の映像や、参加体験のできる施設となっています。ちょうど、この日の81日(月)は開館10周年を迎えており、先着1000名様に10周年記念プレゼントがもらえることになり、オリジナルペットボトルホルダーをいただきました。(でも、使う機会無いかも)

 また、夏休み特別展示「長良川とぎふの妖怪たち」も開催中で、イワナが僧侶の格好をした「岩魚 坊主」、胴体に二つの顔、計八本の手足があり、鬼退治の英雄という説もある「両面宿儺」、大雨が続いた川からヤロカヤロカ(あげようかあげようか)という声が出す「ヤロカ水」などが紹介されています。

 そんな「長良川うかいミュージアム」に来たからには、鮎を食べずして帰れないと思い、古い町並みとして趣きのある人気スポット、「川原町」の一角にある「川原町 泉屋」へ行きます。鮎ラーメンのセットメニューを注文すると、「ラーメンの麺を食べたら、崩した鮎とスープをご飯に入れて雑炊風に食べてください。」と言われ試してみます。これが美味しいの!満腹、満腹。 

 気分転換にドライブと美味しい食事で、夏バテ防止をした一日でした。

0 コメント