■ 2022年2月 ブログ

3回目接種

今日は、新型コロナワクチンの3回目の追加接種を受けるため、集団接種会場のセラトピア土岐へ向かいました。ワクチンは1回目、2回目がファイザー製、今回の3回目はモデル製になります。政府は、2回目までと異なるメーカーのワクチンを接種する「交互接種」の有効性などに関する情報を多く出していますが、実態は、自治体にあるファイザー製ワクチンは枯渇してきており、モデルナ製を使用していかなければならないだけなんです。

 モデルナはファイザーに比べて副反応が多い傾向がありますが、高い効果が期待される反面、若年者は高齢者に比べて副反応が多く、特に若い男性は、モデルナ製ワクチンで心筋炎のリスクが高くなる傾向があるため、追加契約で得たファイザー製ワクチンは若い方がいいのかもしれません。

 これまで3回目の追加接種をされたお客様に尋ねても、副反応の有無や症状は様々で、概ね年齢が低いほど熱や虚脱感といった反応が強くなる傾向にあるようです。そんな訳で、今日は臨時休業にして、明日の定休日と合わせて体を休める日にしたいと思っています。もっとも、営業日であっても来店者数が減少しているため体は楽なんですがね。

 待機時間の間は、ワクチン接種もできない国々の人々のことや、ウクライナの情勢をスマホで検索していました。何もできない自分が、平和な国でノホホンと暮らすこと疑問を抱きながら、生きる意味を少し考えてみるのです。 

 ちなみに、接種後8時間経過した時点での副反応は特にありません。多少の痛みがあるのと、何となく体が怠いくらいでしょうか。多くの方が翌日に発熱などの症状がでるそうですから、いつものように早めに寝ることにします。

追伸:接種の翌日昼に発熱と倦怠感で薬を飲み、午後からは寝てばかりでした。3回目はシンドイです。

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ウクライナ侵攻

ロシアはウクライナに侵攻するのか?この問いに対して、多くの専門家と言われる人々が、「しない。」と答えていました。しかし、現実にはロシアによるウクライナ侵攻が行われ、ロシア軍が首都のキエフ市内に入ったという報道もありました。

 国連安全保障理事会はロシアを非難し、ロシア軍の即時撤退などを求める決議案を25日に採決する見通しだといいますが、そうそも、常任理事国のロシアが拒否権を行使すれば廃案確実であり、国連なんて所詮、机上の議論だけに終始してしまうのです。

 中国はロシア・ウクライナともに経済的な結びつきが強く、アメリカとは対立する立場であり、ロシアのウクライナ侵攻を称賛こそしないものの、決して非難はしないというあいまいな立場を取ることで、台湾侵攻へのシナリオをイメージしているのではとないかと思えてきます。

 ロシアを非難する国ばかりかと思えば、ニカラグアの反米左派政権を率いるオルテガ大統領は、ロシアの行動は自衛措置と強調した上で、「(親ロ派地域で)選挙や住民投票が行われれば、ロシア併合さえ望むだろう」と擁護しています。また、米国や隣国コロンビアとの対抗上、ロシアからの軍事支援を頼みにしているベネズエラのマドゥロ大統領は、「ドネツクとルガンスクは、ウクライナで権力を握るファシストによる虐殺から自分たちを守るため、人民政府の機能を担っている」と述べ、独立を事実上追認したようです。

 この現実に対して、『もう、戦争するのはやめようよ 平和にコーヒーでも飲もうよ ロシアがウクライナ東部を独立承認したことも軍事攻勢に出たことも賛同支持している ニカラグアとキューバとベネズエラのコーヒーがあるんだけれど、飲む? 飲まない?』こんな質問がありました。

 まめ蔵ではニカラグアの豆を取り扱っており、思わず反応してしまいましたが、これまでどおり販売するつもりです。そもそも、昨年行われた大統領選挙では、オルテガ氏は反体制派やジャーナリスト、活動家への組織的な収監、嫌がらせ、脅迫を行っており、プーチンと同じく独裁政権への道を進んでいます。コーヒー豆による外貨収入の一部はオルテガ政権へ入るかもしれませんが、生産者にとっては別次元の話だからです。 

 でもね、グローバルな社会で生きている以上、自分の行動も、ある程度意識しながら決定しなければいけないと思えるんです。口先だけにならないために。

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確定申告

定休日を利用し、昨年分の確定申告書を作成しました。郵便局で申告書を郵送し、僅かばかりの納税を済ませ、少しだけ新たな気分になります。

セカンドライフで珈琲屋を始めたこともあり、65歳からは今よりも力を抜いて、お気楽にノンビリやろうと考えていましたが、こんな珈琲屋にもコーヒー豆を購入されるお客様が毎日来店されるので、有難くてお気楽に構えていられるか心配になります。 

元来貧乏性なうえ、何かしていないと落ち着かない性分なので、これまで同様の生活が続いていくのではないかと想像されます。まあ、体力の続く限り、焙煎、接客、製菓を楽しむことにします。

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春近し

 今朝、家のカーテンを開けると鶯のさえずりが聞こえてきます。リビングのファンヒーターの温度は昨日と比べて高くなっており、随分と温かく感じました。

 店にやってきて花壇を見ると、秋に植えたチューリップの芽が出ているのを見付けます。こうして少しずつ春になるんでしょうね。いつもと変わらない光景ですが、確実に変化しています。

 コロナ禍で右往左往しているのは、何だか人間だけなような気がしてきました。さて、店を開けますか!

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タヌキ!

先日、妻からのLINEで画像が送られ、「この動物、何?」と尋ねてきました。明らかにその動物はタヌキです。体毛が一部抜け落ち、随分と痩せていますが、大きな尻尾と顔つきからタヌキだと判別できます。山道で車を走らせている時に、時々歩いている所を見かけていましたが、自宅の庭に現れたのは初めてです。節分の際に投げた豆を食べに来ている野鳩は見たことがありますが、まさかタヌキが食べに来たのでしょうか。妻によれば、庭の芝をゴゾゴゾと掘ってはウロウロと歩いた後、どこかへ去って行ったそうです。

縁起物のタヌキの置物や昔話、アニメなど、丸っこくて愛嬌のある顔で表現されますが、実際は意外とシャープな顔つきです。一般的に昔から馴染みの深い動物で、人間と共存して親しまれているものの、山林や田畑などを荒らす厄介者でもあります。本来は夜行性なので、昼間にノコノコ人の庭へやってくるのは珍しいと思いました。 

以前、庭の花壇をイノシシが荒らし、ユリの球根だけを食べて行ったこともあります。そして、今回はタヌキの登場となり、我が家も野生動物の寄りつく場所になってしまったのでしょうか。それというのも、野生動物が山で住みにくい世の中でなったからに他ならないのですが。近くの山ではニホンカモシカを見たというお客様もいましたが、いずれ我が家にも顔を見せるのかもしれませんね。

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妻神社

『昔、下半田川(しもはだがわ)村に、山奥の村では想像できないほどの美しい小治呂(こじろ)と稗多古(ひえたこ)という兄と妹が住んでいた。年頃になっても、付近では二人の美しさにかなう相手が見つからず、ある夜、伴侶を求めて別々に旅に出た。月日がたったある日、村に夫婦に見える二人連れが、疲れた様子でやって来た。その夜、あの美しい兄と妹が住んでいた家に明かりがともり、すすり泣く声が聞こえた。あくる朝、村人が訪ねると、旅人二人が息も絶え絶えの様子。男は「国中探してやっと見つけた相手は妹だった。この世では互いに相手になる人はおらず、もう生きる望みもなくなった。私たちは不幸にも探せなかったが、神になって若い人のために縁結びの役に立ちたい」と語り、事切れた。村人たちは二人を手厚く葬り、一体の石に二人の姿を刻み、社を建てて祭ったという。』

 その社(やしろ)があるのが、多治見市に隣接する瀬戸市下半田川町で、道路沿いの看板を目印に狭い道を進んだ先にある「妻神社」です。妻神社は「さいのかみしゃ」と読み、縁結びや安産などのご利益があるとされ、境内には男根をかたどった石像が鎮座しています。

2021919日の中日新聞「あいちの民話を訪ねて(50)妻神社」によると、妻神の起源は斎ノ神や道祖神に由来し、拝殿が1801年に建立、それ以前にも小さな祠があったと推測されるといいます。現在の社殿は2001年に建て替えられ、毎年3月第3日曜に例大祭が執り行われているとのこと。 

今日、214日はバレンタインデーです。妻や子供達からチョコレートをいただきました。普段から妻には手を合わせておりますが(?)、今回は、妻神社に良縁を感謝し手を合わせたのでありました。

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『エール』

今、見たい映画が一つあります。それは、現在上映中の『コーダ あいのうた』です。コーダCODA, Children of Deaf Adult/s)とは、聞こえない・聞こえにくい親を持つ子供のことを指します。両親とも聞こえなくても、どちらか一方の親だけが聞こえなくても、また親がろうあ者でも難聴者でも、聞こえる子供はコーダとされます。今回の映画は、その聞こえない親を持つ両親の子供を意味するコーダと、音楽のcodaである、楽曲の最後に曲全体を締めくくるためにつけられた部分のことと、二つの意味があるようです。

 その映画を観たくても、現在、まん延防止等重点措置の実施期間中であり、妻から人混みを避けるように厳重警告されている身では、残念ながら映画館で鑑賞することもままならないのです。そこで、『コーダ あいのうた』のリメイク前の作品である、フランス映画『エール』(2014年製作)をAmazonn prime videoで観ることにしました。

 映画『エール』は、ろうあ者の家族の中でただ一人健聴者の少女が、家族を助けることだけではなく「歌」という自分の才能を伸ばすため、音楽の腕を磨きながら四苦八苦する感動ストーリーといったところです。ろうあ者の家族に限らず、助けるということは家族の中では当たり前であり、お互い様でもあり無償の愛なのですが、それがやがて無理になることがあります。家族を持つ人は誰もが考えさせられるストーリーであり、いくら家族であっても個人の尊重は忘れてはならないという教訓だったりします。

そんな内容の中で、母親が酔って夫と娘の前で話した言葉が気になりました。『あなたが生まれて耳が聞こえると知った時、覚えてる?私はどれほど泣いたことか。育てる自信がなくて。でも、“心配するな”とパパが慰めてくれた。“この子はろうあ者の心を持っている、耳が悪いと思って育てよう。本当はろうあ者かもしれん。”なのに歌を歌うの?お次は牛乳アレルギーになったと言うつもり?』

 ろうあ者との関わりを持っている私ですが、聞こえる子供を持った時の複雑な気持ちが腑に落ちなくて、一人のコーダの方に尋ねてみました。すると、「私の場合は違ったけれど」と前置きしながら、現実に映画に登場する母親と同じような事例を語ってくれました。ろうあ者の置かれた環境にもよりますが、ろうあの世界を分かってくれるのだろうかという不安を持つのだと言います。

 同時に、そのコーダの方から、一ツ橋文芸教育振興会が主催する「全国高校生読書体験記コンクール」で、最優秀の「文部科学大臣賞」に選ばれた、筑波大学附属聴覚特別支援学校の3年生、奥田桂世さんの「聾者は障害者か?」を紹介されました。これを読んで、なんとなく腑に落ちたような気がします。 

 今回、『コーダ あいのうた』を観る前に『エール』を鑑賞しました。コロナ禍が収まった頃にはAmazonn prime videoで観られるでしょうから、しばらく待つことにします。

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朝ドラの影響

我が家では、録画してあった「朝ドラ」を夕食後に観ることが習慣になっており、今は、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」を毎回楽しんでおります。このドラマは、昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描いており、今は、京都市内のあかね通り商店街で、ヒロインのるい(深津絵里)が回転焼き「大月」を営んでいる設定です。

ドラマでは「回転焼き」となっていますが、「今川焼き」「大判焼き」「太鼓焼き」など地域や店舗によって様々な呼び方がされており、この地域では「大判焼き」と呼んでいます。美味しそうに焼く回転焼きを見た妻が、「作ってみたいので、Amazonnで大判焼き器を買って!」と言います。本当に作る気なのか?と思いながらも、Amazonnの注文ボタンをポチッと押しました。すると、「ドラマのような焼き印も欲しいな~。」などと調子に乗って、「まで蔵で販売してもいいよ~。」とまで、まったくもって妄想の世界に入っておりました。

後日、到着した大判焼き器を使って作ったようで、自慢げに家族のLINEに画像をアップしてきます。見た目は上出来といった感じですが、自宅に帰って食べてみると、食感は固く、生地も薄くて市販されている大判焼きとは少々違っていました。妻は、「生地は大判焼き器の説明書に書かれたレシピ通りに作ったけど。」と弁解しております。

そんな感想を持った私は、数日後にホットケーキミックスを使用して作ってみました。「弱火で時間をかけて焼かないといけないよ。」と妻がアドバイスする中、思った以上の出来上がりです。妻が焼き印のことを言っていたので、ハンダゴテを焼いて文字をいれてみました。餡子の量は少なめなものの、味も上出来、けっこう様になっています。

ただし、完成度の高い(自己満足ですが)大判焼きを見て、ちょっとご機嫌斜めになったのが妻です。朝ドラの影響を受けて作ったものの、何だか先を越されたような気分になったのでしょうか。かといって、まめ蔵で販売出来るほどのクオリティでもないですし、2個作るだけでも苦労したのですから、家庭で楽しむくらいが丁度良いのかもしれません。次回からは、妻の作った物を「美味しい」といって食べさせていただくことにします。

ちなみに、Amazonnで購入した大判焼き器ですが、1,830円で購入した商品が、今では2,151円になっておりました。これも朝ドラの影響でしょうか? 

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美濃焼ど立派~珈琲街道?

昨日の「古墳散歩」ではないですが、古墳から出土した須恵器からも美濃焼に繋げている土岐市です。確かに、美濃焼は陶磁器生産量が日本一なので、自慢したいのは理解できますが、そのわりには知名度が薄いのも事実なのです。外国人の研修生に頼って生産している現場や、後継者のいない実情を知っている者としては、将来の展望が見えない地場産業でもあります。

 そんな美濃焼では、陶磁器製のコーヒー・ドリッパーを作っているところがあり、Googleで「美濃焼ドリッパー」と検索すれば、けっこうな数の画像が表示されてきます。私のような町の小さな珈琲屋にも、「こんなのどうだろう?」といって、様々なドリパーを見せてもらいましたし、僅かながら感想を述べさせてもらったことがあります。

 陶磁器産業の多くが家内工業的な事業所ばかりということもあって、手作り感が強く、黄瀬戸のドリッパーとドリップポットを組み合わせた品物は、正直、「買う人がいるのかな?」と思ったくらいです。店内の風景と一緒に写真撮影をしたいと言われたので、快く応じましたが、果たして売れたんでしょうか。

 織部焼のドリッパーを持参された方は、織部の釉薬が綺麗に出ていること自慢されていました。ところが、形が少し歪んでおり、リブも突起状に作られておらず、削って彫っただけの代物でした。「まあ、織部だから。」と、何でもありのドリッパーです。

 中には、青森の「藩士の珈琲」の映像をテレビで見て質問される方があり、手元にあった資料をお渡ししたこともあります。後日、桐箱に入った茶器道具セットのような品物を見せてもらいました。SNSを通じて一部の方に売れたようですが、量産される様子もありません。

 手作りのドリッパーと異なり、大量生産向けに鋳込み用石膏型で作ったドリッパーでは、取ってを付けると焼成時に変形するため、変形を想定した型作りをする職人技が必要なことも知りました。そのため、生地が厚いドリッパーや、そもそも取ってを付けないドリッパーが作られていることも知ります。

 コーヒー・ドリッパーの市場では樹脂製が多く、陶磁器を使用した商品の流通は少ないのです。そのうえ、ハンドドリップをする人口も限られますし、皿や茶碗のように複数購入することもありません。まめ蔵でコーヒー豆を買われる方に尋ねても、ハリオやカリタ、メリタのドリッパーを使用する方が多いようです。流行や個性的なドリッパーよりも、長く続いて手軽に入手できるドリッパーの方が使い勝手が良いのかもしれません。

 流行と言えば、先日、中国向けのドリッパーを地元企業に制作依頼された方によると、中国ではクラシカルなデザインや色合いが流行っているとのこと。サンプルを見せてもらいましたが、渋い色合いで、ドリッパーの底にはメイドインジャパンの刻印がしっかりありました。「美濃焼(Minoyaki)」じゃないところが、やはり知名度の低さを示していますね。 

 ある方が、地元で作っているドリッパーを揃えて、「美濃焼ど立派~珈琲街道」なんてものでPRしたら?なんていうことを言ってもらいましたが、そもそも美濃焼の知名度が低いうえに、地元での利用実態もほとんどないようでは、立派な催事にはなりそうもありません。ましてや、流行ってのが苦手ですから。私には松屋式の金枠が合っていますしね。

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古墳散歩

 今日は母親と共に掛り付け医に行きましたが、思いのほか時間がかかってしまいました。そこで、残った時間で土岐市内を散策しようと、泉中学校の西に位置する乙塚古墳周辺を散歩します。

 乙塚古墳は市内最大の古墳で、一辺が約27メートル、高さ約6メートルの方墳です。石室の形態等から7世紀前葉から中葉にかけての築造であると考えられています。また、乙塚古墳の西北西約50メートルに位置する円墳の段尻巻古墳もあります。いずれも、昭和131214日に国の史跡に指定されました。

 両古墳は長らく発掘調査が行われていませんでしたが、平成14年から27年にかけて古墳の現状を確認する調査が行われ、平成30年度から保存整備事業に向けた追加調査が行われました。現在は、古墳の見学者用の広場やトイレ、駐車場を整備する史跡整備工事が行われています。

 方墳の乙塚古墳は、郡の主のような特別な地位にある人のみに許された形で、乙塚古墳の存在が7世紀初めに土岐郡が成立していたことを示す証拠になっています。当時の土岐郡とは現在の多治見市から中津川市全域に及ぶ広い行政区だったと言われているので、改めて強い権力を持った者がいたことが分かります。

 石棺に使用されている岩は、木製の修(しゅら)と呼ばれソリを使用して運ばれたと推測され、土岐市の北側には鬼岩公園など花崗岩の岩が容易に手に入る地域であったことから、この地に作られたのかもしれません。また、墓の埋葬品を作るため、都近くの窯業地から職人を呼び寄せて須恵器を作らせたことから、東海地方にしかみられない須恵器の鳥紐蓋などが出土しています。近くには隠居山須恵器窯跡が残されており、これが須恵器始まりの窯とされており、美濃焼に繋がっていていると言われています。

 段尻巻古墳は円墳であり、同じく7世紀前葉から中葉に築造されたと考えられています。乙塚古墳よりも下級の墓とされていますが、須恵器や土師器(はじき)のつぼや茶わんなどの埋葬品も見つかっていることから、一族や有力な家臣の中でも、かなり力のあった人物が埋葬されたのではないかということです。 

 古墳のある丘陵地から市内を眺め、古の景色を想像するも、何も見てこないので帰路に着くのでありました。

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特別な一杯

 ホームページの『まめ蔵への想い』の冒頭、「まめ蔵を始めるにあたって一番に考えたのが、コーヒーを通して幸せになることです。来店してくださるお客様はもちろん、提供する自分自身も幸せであるべきだと考えました。」と書いています。

これは、自分の人生の中で、人は引き合うものであり、落ち込んだ人には落ち込んだ人が集まり、意欲的な人には意欲的な人が集まることを多々経験したからです。だから、落ち込んだ時には自分とは対照的な意欲的な人に会いに行き、負のエネルギーを打ち消す行動を取るようにしてきました。人は想像以上に環境に左右されるもので、同時に、心の切り替えも容易にできる生き物だと考えています。だからこそ、自分自身が幸せであることが必要だと考えてきました。

 まめ蔵には特別なコーヒー豆はありません。常時、十数種類のコーヒー豆はあるものの、希少品種とかコンクール入賞豆もなく、多くの自家焙煎店で取り扱うような豆ばかりです。お客様の中には魅了に欠けると感じる方もあるかもしれませんが、昨日今日と雪が舞う中でも来店される方があります。本当に有難いことです。 

だからこそ、来店される方のために笑顔でお迎えできるように準備し、心を込めた特別な一杯を提供したいと思っています。

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今日は節分

今日、庭の水仙が咲き始めた2月3日は節分の日です。春の節分は一年の中でも特に重要であるとされており、日本では古くから豆まきをして邪気を払い、特に関西を中心とした地域においては、恵方巻を食べて無病息災を願うところが多いようです。御多分に漏れず、我が家も柊鰯を玄関と勝手口に飾り、夕食は妻が予約した恵方巻きを買って帰る予定です。

 朝食後のコーヒーを飲みながら新聞折込広告を見ていると、スーパーのチラシに「節分そば」や「厄除け饅頭」なんて言葉が目に留まります。これは、恵方巻きの販売拡大成功に倣って便乗しているのかと思いきや、節分にそばを食べる風習は、江戸後期には全国的に広まっていたといいます。旧暦の節分がお正月にあたるので、節分にそばを食べる節分そばは、簡単に言うと「年越しそば」なわけで、なんとなく納得がいきます。

 厄除けに饅頭をたべるというのは、大阪で多く行われている風習のようで、周りの人にぜんざいやお饅頭を配って厄除け祈願するという地域があるそうで、厄年になると厄除け饅頭を買って配るという人も多いそうです。いずれにしても、急速に定着した恵方巻きに便乗し、そばや饅頭を節分の食べ物として浸透させたい企業の思惑なのかもしれません。 

 ついでに、2月3日は「鬼除け鬼まんじゅうの日」でもあります。和菓子「鬼まんじゅう」を製造・販売する岐阜県瑞浪市の「美濃廣庵 満開堂」が制定したもので、この記念日は2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。節分には豆まきして鬼を追い払うように、「まめ」に「魔滅」という漢字を当てて魔物を滅ぼすことから厄除けとする説もあるので、同じまめ類であるコーヒー豆を漉して出来たコーヒーを飲むことは、これも厄除けにつながるかもしれません。(知らんけど)ましてや、「まめ蔵」のコーヒー豆なら効果絶大かも?(知らんけど)でも、そんな商売はしませんが。

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