■2022年11月 ブログ

妻のこと

 我が家では、冬が近づくと、松の剪定をする素人の庭師が登場します。以前は母親が市内の業者の方へ依頼をしていましたが、昨年から、「自分でやってみたい」と妻が言い出し、剪定の書籍や動画を見ては研究し、独学で松の剪定を始めました。その頃からか、大学ノートに「園芸日誌」と書かれた日記帳が登場し、菊の挿し木や寄せ植えなどの記録をしているようです。

 今年も松の剪定を数週間かけてコツコツ行い、職場の同僚から譲り受けたランの鉢植えを、再び花を咲かせようと世話をしています。先日は、小型のビニールハウスを購入し、寄せ植えした鉢を入れるなど余念がありません。動物に限らず生き物の世話をするのが苦手な私には、そもそも不向きなことなので全く関わっておりません。この地方では「ずくがない」と言われてしまいますが、根気がないというより興味がないという方が正しいのかもしれません。

 そんな妻が今年も干し柿作りを行い、いい具合に出来上がってきたようで、しきりに「食べてみて」と何度も言ってきます。干し柿よりも干し芋の方を食べたい私ですが、軒先に干した柿を天気予報を見ながらビニールシートを掛けたり外したりと、こまめに作業する姿を知っているだけに無下には出来ないのです。

 自分が早期に退職し、好きなことをやっている身分であるため、特にこれといった趣味を持たない妻の事が気になっていましたが、書斎に置かれた「園芸日誌」を見る度、少しだけ気が楽になったしりします。ただ、「畑で野菜を育ててみたい!」とプランターでは満足できなくなったようで、「園芸日誌」から「農業日誌」になってしまうのではないかと若干心配しております。いったいどこへ向かうのか? 

しかし、頼めば嫌な顔をすることもなく、店のコースターをこうして作ってくれるのため、応援できればと思っているところです。やってみたい夢があることは、本当に素晴らしいのすから。

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本日のコーヒーは

「本日のコーヒーは〇〇〇」ですと、店頭のブラックボードに書き、テーブルの上にカードを立てていると、大多数の方が「本日のコーヒーで!」とか、「本日のお勧めで!」と注文されます。正直、そのコーヒーをお勧めしている訳ではなく、試飲の意味を持たせるために様々なコーヒーを提供することと、在庫のコーヒーを滞留しないよう消費する目的で行っています。

そんな昨日、「マスター!本日のコーヒーのコスタリカは、ワールドカップを意識しているの?」と質問され、「へー、そんな事を考える人もいるんだ!」と感心してしまいました。という訳で、明日のワールドカップのコスタリカ戦となる日曜日は、再び、コスタリカを本日のコーヒーにしてみます。もっとも、サッカーの熱狂的なファンでもない私には、とりあえずやっとこ、ってな具合だけです。お店によっては、「コスタリカのコーヒーをのんで日本チームを応援しよう!」なんて所もあるかもしれません。ただ、「相手をのんでかかる」は「飲む」ではなく「呑む」なので、意味合いは少し変わってきますが。

個人的には、対戦相手よりもOneLove』腕章の着用問題のほうが興味あります。OneLoveのキャンペーンは、2020年にオランダサッカー協会が始めたもので、腕章は虹色のハートのデザインに、ハートの中央には白で「1」、両脇には黒で「one」と「love」が描かれています。オランダサッカー協会によると、「誰もがそれぞれの立場、人種、性自認、性的志向に誇りを持つ」ことを示し、より幅広い社会正義への意識を高めるための腕章として、今回のワールドカップでは、オランダをはじめ、イングランド、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、スイス、ウェールズのキャプテンたちがこの腕章を巻くことになっていました。

 開催国のカタールは、移民労働者の人権問題や性的少数者(LGBTQ)の権利を巡りって批判にさらされていることもあり、FIFAから『OneLove』腕章の着用を禁止されてしまいましたが、今後、どのような展開を迎えるのでしょうか。FIFAは「政治的中立」というスタンスを繰り返し表明しており、独裁国家のカタールから金だけ取れれば波風立てたくないようにも見えますが、どうなんでしょう? 

 試合結果よりも、そちらの方が気になる店主でした。

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贅沢三昧

先日の日曜日は臨時休業にし、妻の実家の家族と共に越前がにを食べに行ってきました。タグの付いた活カニが水槽に400匹もいる、越前海岸では老舗といわれるホテルでは、せいこがに、茹でズワイカニ、かに刺身、焼きかに、かにしゃぶ、かに釜めし、のフルコースで、久しぶりに贅沢三昧でした。 

福井新聞(11月16日)によれば、『福井県の漁業者でつくる県底曳網漁業協会は16日までに、同県で6日に漁が解禁された特産のズワイガニ「越前ガニ」が豊漁で、既に国の定めた漁獲可能量の約半分に達しているとして、漁期を通した安定供給のため、一隻当たりの水揚げ量を制限すると決めた。同協会によると、国が定める漁獲可能量は341トン。例年、この時期までの水揚げは約3割だが、今期は半分に上っている。漁期(雄は来年3月20日まで、雌は今年12月31日まで)前に上限に達し、シーズン後半に操業できなくなる懸念がある。』とあるように、漁獲量が多いようで、越前海岸の何ヵ所で「かに祭り」の旗を見かけました。

 ホテルの方に伺うと、「せいこがに」と呼ばれる雌のカニを取り過ぎると翌年以降の水揚げに影響するため、少々気がかりだとか。私は「せいこがに」が好きなのですが、妻は余り好まないようで、妻の分まで食べてしまい満足度もアップです。福井県民にとっての越前がにとは「せいこがに」と言っても過言ではないらしく、濃厚な蟹味噌はもちろん「内子」、「外子」と呼ばれる卵がたっぷりあり、これが絶品なのです。福井県では、蟹味噌と卵を食べるためだけに「せいこがに」を買う人が多いそうです。 

 贅沢三昧の日曜日でしたが、この反動がいつかやってくるかもしれません。しばらくは粗食に耐えることになるかもしれませんが、コーヒーだけは贅沢をさせてもらいます。

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実地調査

岐阜県では、感染防止対策の指針となる「コロナ社会を生き抜く行動指針」や、業界ごとのガイドラインに沿った感染防止対策が進められており、感染防止対策を実施した事業者に対して、「新型コロナ対策実施店舗向けステッカー」を交付しています。まめ蔵でも席数を調整して間隔を空けるなどの感染対策をしており、県へ申請してミナモのステッカーを貼っているのです。
 そうした飲食店に対しては、実際に感染防止対策を実施しているか調査が行われ、「第三者認証制度」として運用されており、これまでに一度だけ調査員が訪問されました。そして、昨日も調査員(県職員OBらしき人)による二度目の調査訪問があったのですが、今回は、飲食店の感染防止対策の強化を図る意味もあって、ステッカー交付の有無に関わらず実地調査を行うということでした。

新型コロナウイルス感染症防止対策宣言書(飲食店)25項目についてチェックされ、一応、指摘項目もなくチェック票(飲食店等事業者保管用)を受け取りましたが、それにしても、いつまで飲食店中心の感染防止対策を続けるんでしょうか。密集・密閉・密接といった項目を見ると、もっと注意を払うべき場所があるように思うのですが。

チェック票と一緒に渡されたのが「事業者向け公式LINEを始めました!」と書かれた、新型コロナ事業者支援についてのチラシです。LINE登録すれば、各種補助金やセミナー等の支援情報をタイムリーに届けるというもので、協力金の申請開始などが分かるというのですが、今後は協力金の支援事業は行われないだろうし、そもそも、支援を受けるような経営をしたくないのです。そもそも、県や国から珈琲屋の開業を勧められた訳ではないのですから。 

チェック票とチラシを見ながら、「行政はこんなに一生懸命やってます感を出さなくても、他にやることがあろうに。」と、思っておりました。

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干柿づくりの季節

今週に入り、近畿や関東地方で木枯らし1号が吹いたと発表されるなど、全国的に北風が強まりました。そもそも、この木枯らし1号は、その年に初めて吹く北寄りのやや強い風のことを指すそうです。冬の訪れを知らせる風として知られており、晩秋から初冬にかけて吹くのが特徴ですが、気象庁が発表し始めた歴史は意外と浅く、昭和になってからでした。

気象庁ではもともと「木枯らし1号」は扱っておらず、マスコミからのリクエストで発表がスタートしたため、関東と近畿のキー局向けに天気図で判断して発表しており、ローカル局の東海地方では発表が無いということをお天気キャスターが話していました。ただ、「木枯らしが吹いた」という話を聞くだけで、急に寒さが増したように感じるから不思議なものです。

そんな気候の中、妻が例年のように干し柿作りを始めました。ベランダの吊るされた渋柿が、茶色萎んで甘くなってくるのは数週間後になります。その間、空模様を気にしながらシートを被せたり、外して干したりとコマ目に動く妻の姿が想像されます。さて、今年はどんな感じに仕上がるでしょうか?

干し柿といえば、東濃地方には干柿の中に栗きんとんを入れた「栗柿」や「栗福柿」といわれる銘菓があります。秘密のケンミンSHOWでも岐阜中津川の高級スイーツとして紹介されなど、地元でも購入な和菓子となっています。今年は、妻が作った干し柿に栗きんとんを入れ、オリジナルの栗柿でも作ってみようかな。

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永保寺へ

 多治見市へ買い物に行った帰り道、虎渓山永保寺へ立ち寄って紅葉を見に行ってきました。永保寺の敷地内にはモミジやイチョウなどの植物がたくさんあり、紅葉の見頃を迎えており、国宝建造物と紅葉のコラボレーションを見ることができます。

 本堂前の樹齢700年と言われる大イチョウの前を歩くと、臥龍池の中央に架かっている無際橋と呼ばれる太鼓橋が見えます。美しいアーチが特徴的なこの橋は「日本百名橋」に選ばれており、背景が紅葉で彩られると風雅な雰囲気を感じさせてくれます。なお、大イチョウは大きくなりすぎているため、樹木保護により、来年大幅な剪定を予定されているようですから、このような大きな姿を見られることはしばらくなくなると思います。

 月曜日の午前中にも関わらず、永保寺には多くの人々が紅葉を見に来られており、さすがに「飛騨美濃紅葉33選」に選ばれているだけのことはあります。そのためか、紅葉の加減を尋ねる電話が寺院に多数かかって困っているようで、昨年から紅葉の状況を誰でもいつでも見てもらえるようにTwitterを活用して発信しているようです。でも、ここを訪れる方は年配の方ばかりなので、たぶん見ないでしょうが。

 永保寺を訪れた際に専用駐車場を利用しましたが、既に多くの車が駐車し、観光バスも数台並んでいました。そうした団体客にはオレンジ色のベストを着用した方が案内されています。聞く所によると、多治見観光ボランティアガイドの方々のようで、無料で観光案内をしていただけるようです。 

 そんなボランティアガイドの後を追いかけるように駐車場へ戻り、虎渓山永保寺案内所で豆腐田楽を食べて一息入れました。やはり「花より団子」の私には、これが必要です。(だからダイエットできない。)

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ギャラリースペース岳へ

まめ蔵を午後から臨時休業にし、集団接種会場となるセラトピア土岐で5回目のワクチン接種を済ませた後、妻と共に土岐市妻木町にあるギャラリースペース岳へ向かいました。ここでは、洋画家の森本彰さんによる個展「森本彰 絵画展信濃の途(みち)Ⅱ─」が11月13日(日)まで行われているからです。

森本さんの作品とは、201810月に中津川市にある「ギャラリー詩と美術館/カフェ山峡」で見てから4年ぶりとなります。中学生の時にテレビでレオナルド・ダビンチのドキュメンタリーを見たことから画家を目指し、デザイナーとして働いた後、40歳を過ぎて本格的に画家の道に進んだ森本さんです。

森本さんの絵は、スーパーリアリズムと言われるような写実画が中心です。私は森本さんが描く写実画が好きなのですが、絵画の世界では「写実主義は古い」と言われることもあるようです。そこで、古さを感じさせない、現代の写実画を描くため、本当の意味でのリアルとは何かを追求し、今展のテーマである『信濃の途(みち)』に表現されたとか。『途(みち)』には、東濃から信州への『道』という意味のほか、自分自身の創作過程を表す『道』という意味も込めているそうです。

森本さんは画家として一面だけでなく、春日井市高森台にある、特定非営利活動法人NeedCareProduceNPO法人NCP)子ども支援センターチャレンジハウス”ヒゲさん”の愛称で子供たちと関わりを持ったり、土岐市内の就労支援施設アルムの家が運営する放課後等デイサービスのアトリで指導員として絵画を教えるなど、子供たちと様々な活動されてこられました。現在は、特定非営利活動法人NeedCareProduceNPO法人NCP)の南信州飯田市を拠点とした場所で、軽度の発達障害を持つ子供たちに絵を教えておられるようです。来年には、瑞浪市で自身と子供達との合同展を開催予定だとか、楽しみな予定が一つ加わりました。 

ワクチン接種による副反応は今のところ無いようです。明日も店を開けられることを願っておとなしく過ごすことにします。

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紅葉狩り

最近、お客様から「〇〇へ紅葉を見に行ったよ。」と言って、スマホの画像を見せてもらう機会が増えました。地元の曽木公園や中津川市の付知峡、恵那市の岩村や恵那峡などの紅葉の景色を店に居ながら楽しむことができるのです。そんな紅葉に刺激を受け、市内の土岐津町高山にある「穴弘法」へ、モミジがライトアップ(13日まで)される光景を見に行きました。

ここは、地元有志でつくる土岐里山の会が主催し、今年で21回目となります。昨年より多い発光ダイオード(LED)約200基がモミジや散策道を照らし、池には逆さ紅葉を楽しむことができます。その先の穴弘法では石仏104基にもろうそくの灯がともされ、花柄などに彫られた竹明かりが幻想的な風景を生み出しています。(見頃はまだかな?)

灯りに照らされた紅葉を見ながら、チコちゃんが「紅葉見」ではなく「紅葉狩り」なのかについて、『狩りじゃないとお下品だったから』というのを思い出しました。確か、平安時代の貴族が紅葉を楽しむため、都から出る理由として鷹狩りを口実に「狩り」という言葉を使ったというものだったような。貴族の体裁を保ちながら紅葉の鑑賞ができるとして編み出された方便だけれど、肩書のある人というのは堅苦しいものだと感じてしまいます。

唯一の肩書が「珈琲屋の店主」という気楽な我が身としては、「ありのまま」、「嘘のない」生活が出来て、こうして見たい時に紅葉狩りを楽しむことが出来る生活が一番だと思うのでした。 

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クッキーやケーキのこと

「何だか最近、クッキーやケーキばかり焼いている気がする。」、そんなことを思うのは腰痛でシンドイからなのだろうか?沢山作るという事は商売としては良い事なのに、焙煎と違って材料を幾つも用意し、焼く時間も長いものでは1時間を超えるため、想像以上に手間暇かかるのです。

 「だったら確かめてみるか!」と、レジシステムの数字を記録してグラフにしてみます。開業当初よりレジシステムを使用しているので、こういう時には数字は確かなことを教えてくれます。すると、予想どおり、昨年よりもクッキーとケーキの販売額が増えていました。値上げをしていないので、単純に作る数が増えたことになります。それも、ケーキ類が顕著に増えていました。

 「ケーキって一律350円で販売しているけど、原価率高いし時間かかるもんね。」と、一人ボヤキながらも、所詮、作っているケーキは1年間通じて5種類しかないから、褒められたものではないのです。「あくまでも本業はコーヒーです。」って言っている手前、季節ごとの特別なケーキを作る訳でもなく、強いて言えば、ロールケーキの内容を変えているくらいですから。

 5種類という少ない品数で、作るのも僅かとあって売れ残って廃棄することはないものの、その分、売れると週に何度も作らなければなりません。時々、「焙煎を優先したいんだけど。」と思う事もしばしば、でも、「ケーキはありません。」とは言えないので、頑張って作っています。

 そんなケーキ類の内容を調べてみると、意外にも「りんごのケーキ」が倍以上に増えていました。自分としては「ロールケーキ」が特に増えたと思っていたのですが、それ以上に「リンゴのケーキ」を作る機会が増えていたのです。このケーキは190℃で75分焼くため、途中で均等に熱が伝わるように何度も位置を変える必要があります。単純に家庭用のオーブンを使用しているため、位置による焼きムラを防いでいるのです。だから、時間を気にしながら注意を払うのです。 

 結局、クッキーやケーキのデータを確かめたものの、腰痛は改善しません。ただ、愚痴をこぼした時間となっただけでした。

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番組は作られる

 『これが政治的な意図だと思うから。僕は演出側の人間ですからね。テレビのディレクターをやってきましたから。それはそういうふうに作りますよ、当然ながら』。あるテレビ局の社員の言葉を思い出しました。それは、「~通しか知らない究極の1日~熱狂!1/365のマニアさん」という番組で、コーヒー・マニアと言われる方が、SCAJ2022の会場に行って、究極のコーヒーを淹れるという内容を観た時でした。

 最近、芸能人を使わないで、素人や表に出ないADを起用したり、中には、タクシー運転手を使いながらドキュメンタル風の映像を作るのが増えてきました。その映像を観ながら芸能人がツッコミを入れたり、感情表現を誇張して映像を盛り上げるというものです。

 しかし、今回のコーヒー・マニア編については随分作りこんだ感が満載で、あらかじめ用意したストーリーをプロ並みにこなしています。これなら安上がりで制作できます。素人感を出すためにか、kalita式ハンドドリップを自動で再現するロボットアームを見て、「初めて見ました!」と言ったり、「雲南初めてかも?」とマニアらしからぬ発言が多数。さらに、問題の多いインフューズドコーヒーを飲んで、「感動しますネ。」なんて言っちゃてるワ、偶然を装ってコーヒーハンターの川島さんに会う演出もわざとらしい。そもそも、会場を歩くルートを考えると映像の順番がバラバラで、不自然にミャンマーの豆や金属ドリッパーを選択するところがよくわからない。 

 本当は、そんなツマラナイ番組のことは書きたくなかったのですが、お客様から「見た?」、「どうなの?」って聞かれたものだから、一応書き留めておくことにします。気分がよくないので、96日に行われた【立命館ポンテ・ガストロノミコ】世界をおいしく、おもしろく、複雑に「コーヒー」の限定公開動画131日(火)1700まで)を観ることにします。

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5回目

今朝の中日新聞を見てみると、一面に『コロナ感染拡大傾向の中 オミクロン対応 振るわぬ接種』というタイトルが目につきました。内容は、『新型コロナウイルス感染者が再び増加傾向となりつつある中、九月下旬に始まったオミクロン株対応のワクチン接種の予約が各地で低調だ。「第八波」やインフルエンザとの同時流行の可能性が指摘される冬場は目前。政府は年内に接種を完了するよう呼びかけるが、三日現在の接種率は全国で5・9%にとどまり、自治体は焦りを募らせる。』とあります。

確かに、何回ワクチンを接種すればいいんだろうか?と思ってしまうし、現に、国立感染症研究所が実施したアンケートでも、副反応のつらさや、接種しても感染する可能性などを理由に、接種に消極的な人が一定数いる状況が浮かんだとしています。医療機関に従事する人の中にも、4回目からの接種からワクチンに対する意識が変わってきていると聞きます。

そうとは言っても、感染すれば一定期間は店を閉めなければならず、毎日コーヒー豆を購入されるお客様と接していると、ご迷惑を掛けられないという気持ちもあり、12日(土)の午後に5回目のワクチン接種の予約を入れました。ちなみに、集団接種会場でモデルナ製ワクチンです。

今回から接種するワクチンは、オミクロン株対応2価ワクチン(従来株(起源株)/オミクロン株 BA.1)です。新型コロナウイルス感染症の重症化予防、感染予防、発症予防を目的として接種するもので、18 歳以上の者を対象に実施された臨床試験において、ワクチンの接種から 28 日後の中和抗体価は、従来の単価ワクチン(起源株)の追加接種に比べて同等以上であることが確認されたこと等から、一定の発症・重症化予防効果が期待できるとされています。 

ワクチン接種については様々な意見があることは承知していますが、自分の判断で接種を決めました。

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調子悪い

腰痛で苦しんでいる店主です。昨夜は湿布を貼って安眠できましたが、今日は昼前後から痛みが戻ってきました。そんな状態で焙煎をしていると、いつもよりも焙煎機の温度上昇が早くなります。「な~んでか?」(堺すすむ風に)、「なんでだろ~?」(テツandトモ風に)と生豆投入口を開けて排気の流れを確かめると、ダンパーを全開にしても排気が漏れてきました。

「先日、煙突掃除をしたばかりなのに。」と思いながら、焙煎機が冷えてから排気の通り道をチェックすると、ダンパーから焙煎機本体に戻るステンレス製の配管から、真っ黒な煤の塊が剥がれて排気の流れを止めていました。煙突掃除の際、「配管の分解掃除は次回にしておこう。」とサボったために、このような事態になったのです。 

腰は痛いし、焙煎機の調子は悪いし、それもこれも、体や焙煎機のメンテナンスが出来ていないからなのです。そう思い直し、何とか一日を乗り切ろうと踏ん張る店主であります。

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