■ 2021年3月 ブログ

マンボウ

 我が家の庭には桃の花が咲き、ラッパ水仙も満開となり、まめ蔵の花壇には昨年秋に妻が植えたチューリップが咲き始めています。そんな暖かな春の陽気に厚生省官僚も気が緩んだのか、職員23人が午前0時近くまで送別会を開いていたことが明るみとなり、ほかにも3月下旬に2部署で、政府が自粛を求める5人以上の会食を開いていたことが明らかになりました。

最近、気になっている言葉に「マンボウ」というのがあります。緊急事態宣言の解除の決定に伴って開いた記者会見で、諮問委員会の尾身茂会長が「マンボウ」と何度も発言したことから、マスコミや政治家が「マンボウ」、「マンボウ」と使い始めました。「マンボウ」とは「まん延防止等重点措置」のことですから、のんびり海に泳ぐマンボウを連想してしまい、新型コロナウイルスに対する警戒感が薄くなってしまっていると感じてしまうのです。

 「まん延防止等重点措置」は、緊急事態宣言が都道府県単位で出されるのに対し、この重点措置は、政府が対象とした都道府県の知事が、市区町村など特定の地域を限定することができるものです。・従業員への検査受診の勧奨・入場者の整理・発熱などの症状がある人の入場の禁止・入場者へ感染防止のための措置の周知と、それを行わない人の入場禁止などの処置が可能になり、それこそ蔓延している地域に限定して集中し対策を講じるものなのです。

 それを、「まん防」や「マンボウ」と称されることに緊張感がないと違和感を覚えるのは私だけではないように思うのですが。キチンと緊張感を持って正しい情報を伝えることを政府もマスコミを忘れているようです。揚げ足取りのマスコミも罪は重いのです。 

 ちなみに、海に泳ぐ「マンボウ」は2015年、国際自然保護連合(IUCN)から絶滅危惧種に指定されており、昨年には、疫病退散を願って描かれたという江戸時代のマンボウ木版画が和歌山市立博物館に展示されていました。この「マンボウ」騒ぎで、和歌山市立博物館の3月19日ツイッターには、『緊急事態宣言の解除後は「マンボウ」を発動することもあるようですが、「マンボウ」とはまん延防止等重点措置のことで、当館の「疫病除けマンボウ」のことではありません。 当館の「疫病除けマンボウ」は一旦役目を終え、21日に収蔵庫へ戻ります。』とありました。

 正しく伝えなきゃ!

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岩倉の桜並木

 土岐市内の桜も見頃を迎える頃、「そういえば、岩倉市の桜並木を見に行ったよね?」と妻に話すと、「私は行ってないけど。誰と行ったの?」といった険悪な雰囲気になります。念のため、その時のブログを見直してみると、帰省していた長女と行ったことが判りました。 そんなことがあったものですから、改めて妻と岩倉市に流れる五条川に向かうことになりました。

五条川は、犬山市・大口町・江南市・岩倉市にわたって流れる川で、その全長約28キロメートルに約4,000本の桜並木が続いているのが知られ、桜のトンネルとなっていることから、日本のさくら名所100選にも選ばれています。例年、この時期には「岩倉桜まつり」が開催されますが、コロナ禍とあって中止となっているために臨時駐車場も開設されず、名鉄岩倉駅近くのコーインパーキングに駐車し歩いていきます。

五条川には満開となった桜が川の両岸からアーチを作り、土手には菜の花やパンジーが咲いて美しいものです。春休みとあって子供連れの家族やペットと散歩する人など、多くの人が散策しています。桜まつりが行われていないこともあって屋台の出店もなく、全員がマスクをしながら静かな花見となっており、静かな花見です。ただ、岩倉市の最高気温24℃とあって、マスクをしながらの散策はやはり息苦しいものでした。 

美しい桜並木を楽しんで、食事もせずに帰路につきます。こんな時期だから少々味気ない花見となりましたが、花見の話題で揉めることが一つなくなったのでした。

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カカオとコーヒー

 Amazon Prime Videoに、『The Taste of Nature 世界で一番おいしいチョコレートの作り方』というオリジナル映画があったので、ハンドピックをしながら見てしまいました。監督の長谷川友美さんが南米アマゾンへ野生のカカオを探しに行く安達の旅路を約2年半かけて密着し、美しい映像とともにチョコレートの奥深い世界を描いているといったもので、映画の『A Film About Coffee』とコーヒーハンターを足して3で割ったような内容です。

 早い話、東京・中目黒の green bean to bar CHOCOLATE ショップのプロモーション映像といえばそれまでなのですが、それだけとは言えないのが、チョコレートの原材料となるカカオとコーヒーには共通する部分があるからでしょうか。

映画の中でも説明していますが、カカオの生産国は赤道を挟んで北緯20度から南緯20度の、「カカオ・ベルト」といわれる地域にあります。ちなみに、コーヒーの生産国は北緯25度から南緯25度の、「コーヒー・ベルト」や「コーヒー・ゾーン」と呼ばれています。

コーヒー業界では第3の波(サードウエーブ)なんて言葉が使われていますが、カカオにも、産業革命による機械化により生産量が爆発的に増え、一定の味となるように添加物が加えられた第一の波。味や見た目を重視するブランド・チョコレートへ移り、クーベルチュールというチョコレートブロックを溶かして加工されるも、カカオの品質を重視しなかった第2の波。そして、ビーン・ツー・バー・チョコレートと呼ばれる、カカオ豆から自分たちで一貫して作るチョコレート加工が始まった第3の波です。

 その第3の波に乗って野生のカカオを探し求めるといったストーリーの中で、生産者の貧困問題をとりあげてはいるものの、これもコーヒーと同じく、圧倒的な取扱量を誇る大手メーカーにより解決には至らないという訳です。世界のチョコレートの売上げの60%をトップ5のメーカー(マース、フェレロ、モンデリーズ、明治、ネスレ)が占めているのもコーヒー業界と似ており、生産者への最低価格を保証するフェアトレード認証などの仕組みをメーカーが避けたり、あるいはごく一部の商品にしか適用しようとせず、実際にはフェアといえるものにはなっていない場合も多いのです。そもそもフェアトレード認証の基準が甘く、最低価格やプレミアム(奨励金)も安いことは、チョコレートを食べる人もチョコレートをつまみながらコーヒーを飲む人も知らないのですから。 

私達がチョコレートを食べて感じる幸せ背後には、西アフリカや中南米のカカオ畑で蔓延する極度の貧困、児童労働、強制労働、不公平な貿易等が存在します。チョコレートのように甘くない現実があることは知っておくべきでしょう。メーカー側からはけっして伝えられないことだから、自分から知ろうとしなければいけないのです。コーヒーもこれ然り。

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コーヒーで読み解く

 3月13日に「第54回コーヒーサロン コーヒーで読み解くSDGs」(主催:コーヒーサロン、日本サステイナブルコーヒー協会)がオンラインで開催され、その際のブログに「コーヒーで読み解くSDGs」(ポプラ社)の記念講演みたいなものだと記しました。そして、先日その本が届いたのです。

コーヒーで読み説くSDG」は川島良彰氏の他、池本幸生・東京大学教授とサステイナビリティ・アドバイザーの山下加夏氏との共著で、コーヒーという視点から見たSDGs解説書であり、SDGsによる17の目標ごとに具体的な事例や農園を紹介しながら詳細に説明しています。

 期待して表紙を開くと、「文字が小さい!」。実際、文字サイズは他の本と変わらないと思うのですが、文字フォントが一般と異なるうえに行間が少し広くしてあるため、正直、読みにくのです。本が届いて読み始めますが、つらくなって閉じてしまいました。コーヒー産地の現地写真が多用され、17の目標ごとに色分けされた工夫がみられるので、とても残念でした。

 その一週間後、改めて読み始めますが、「コーヒーを通してSDGsの目標達成に貢献するためには、自然環境や人権に配慮しながらおいしいコーヒー生産に携わっている生産者の取組みを理解し、その生産者の作るコーヒーを応援することが第一歩となる。」とはいうものの、私自身はコーヒーとSDGsを無理やり結びつけているようにしか感じられないのです。

 トウモロコシを育てていた住民に無理やりコーヒーを作らせた人々が、欧米の教育や文化を押し付け、それで幸せになれるのか?そしてコーヒーを作り続けてくれるのか?「目標とターゲットがすべての国、すべての人々、及びすべての部分で満たされるよう、誰一人取り残さない」となるのか?疑問に思う事ばかりです。

 ただし、この本に書かれたコーヒー産地の実情や取り組みについての記述は素晴らしく、これまで読んできた中で一番お勧めしたいものではあります。もちろんSDGsとは関係なく。2030年をゴールとするのではく、それ以降も取り組むべき課題や、継続させる活動を知る解説書になっています。 

 コーヒーを売る側、コーヒーを飲む側も、先ずは正しく知ることから始めなければなりません。その情報発信の役割を担ってる珈琲屋の一人として、まだまだ学ぶことが多い事を痛感した本でもありました。

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今日もWebセミナー

今日は生豆商社によるWebセミナーです。内容はというと、インドネシアのコーヒーと発展目覚ましいタイのコーヒーについて、石光商事(株)の橋本智紀さんが紹介してくれます。インドネシア・タイ産コーヒーの基礎情報と新型コロナウイルス、現在の状況、考えられる弊害、生産者とのつながり、共にワークすることの重要性といった、これまでの他産地セミナーと同様です。

 まめ蔵では、インドネシアのマンデリン・ビンタンリマを常時扱い、タイのサイアム・ブルームーンはスポットで扱ったことがあります。そして、今回も接客しながらの「ながら視聴」での参加となりました。

 インドネシアというとジャワ・ロブスタをイメージしますが、アラビカ130万袋、ロブスタ940万袋の生産量から分かるように、ロブスタが全体の90%近くを占めています。そのコーヒーの栽培面積の95%が小農家であり、全生産量の半分を自国で消費している国であることを改めて知りました。

 タイにおいてもロブスタがメインに生産されており、インドネシアと同じく自国消費が多く、コーヒーを輸入している状況を聞くと不思議な気分になります。輸入されるコーヒー豆については関税が高く設定されており、コロンビアやブラジルといったコーヒーを扱うカフェではかなり高額なコーヒーとなるようです。また、小規模ながら高品質なアラビカの精選も行われており、ナチュラル、ハニー、アナエロビックといった処理方法も取り組みされていると聞くと、一度、飲んでみたくなります。

 生豆商社のセミナーですから自社扱い商品のPRとなりがちですが、買い付けの仕組みや取引業者の内容など、いかに品質のよいものを安定的に仕入れるのかなど、商社目線での捉え方も参考になります。また、最近特に頻繁に出てくるSDGsへの取り組みについても取り上げられ、現地輸出業者が農家への支援として取り組んでいる内容も知ることになります。でも、これって当然やるべきことなんですが。 

 今年も昨年に引き続き、こうしたWebセミナーの受講が増えそうです。カッピングできないWebでのセミナーには限界があるな~。

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花見ドライブ

 春の嵐のような日曜日でしたが、定休日の月曜日は風があるものの、暖かな良い天気となりました。そこで、近場の花の名所をドライブしようと、先ずは可児市へ車を走らせます。

 可児市の西端にある標高313mの山、「鳩吹山」の麓には可児川下流域自然公園があり、カタクリ群生地で有名です。先週の新聞に取り上げられたこともあり、駐車場には多くの車が停まっています。淡い紫色の花は満開を少し過ぎたようで、奥の斜面には多くの花が咲いていましたが、手前の斜面は僅かに残っている程度でした。

 カタクリの花は気温によって花の角度を変えるそうで、暖かくなるとカタクリの花が逆立ち一番綺麗に見えるといいますが、昨日の雨の影響もあってかほとんどが下を向いています。そんなカタクリの花は、種から発芽し1年目は芽を出すのみで地上部は枯れ、2年目~6年目は春に葉を1枚だけ出すのみ、7年目にようやく葉を2枚出して花を咲かせるといいます。まめ蔵も7年目を迎えます。さて、コロナ禍でどのような花を咲かせることができるでしょうか。

 次に向かったのは、各務原市内を流れる新境川の両岸にはおよそ1200本の桜が立ち並ぶ、別名「百十郎桜」とも呼ばれる桜並木です。日本さくらの会選定「日本さくら名所100選」にも選ばれている桜の名所ですが、まだ5分咲きといったところでしょうか。花見に訪れる人も少なく、ゆっくり散歩するにはちょうどいい感じでした。

 各務原市から帰路に向かう途中に立ち寄ってのが、2004年までは成瀬家の個人所有だった犬山城です。この犬山城内に植えられている桜は、成瀬家の東京の自宅にあった桜から分け木して、1961年~1965年にかけて植えられたそうです。残念ながら、ここの桜は3分咲きといったところです。平日にも関わらず観光客が多く訪れており、町家を改装した飲食店や雑貨店が軒を連ねる、城下町のメインストリートには足を踏み入れことなく帰りました。本当ならば、花見の後に田楽でも食べたいところでしたが、あまりにも多い人出に退散した次第です。 

 人混みを避けるように花見ドライブを楽しみましたが、緊急事態宣言解除から、再び人の動きが活発になってきそうな予感です。さて、どうなることでしょう?

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サニーさんファームへ

今年に入ってから、月曜日の定休日以外に臨時休業はありませんでした。毎年、コーヒーセミナーに出かけたりして臨時休業していたのですが、コロナ禍の影響でWebセミナーに変更になってしまい、東京や大阪、神戸へと出かけることが出来なくなったのです。

 その代わりにというわけではないのですが、昨日は妻の休みに合わせて臨時休業し、日頃から妻に任せっきりになっているお墓の掃除をすることにしたのでした。二人で1時間余りかけて掃除をし、先祖に手を合わせて墓地を後にします。

自宅に戻ってからは、お雛様を一人で飾った妻の要望に答え、可児市に今年1月オープンしたイチゴ園へ行くことにします。向かった先は可児市大森に新しくできた、「サニーさんファーム」です。「章姫」と「よつぼし」の2種類のイチゴを食べ比べることができ、バリアフリーのハウスやトイレもあって利用しやすい環境でした。

気になったのは、新規就農者が始めた既存のイチゴ園とは違って、受付対応やスタッスの年齢層などが微妙に違和感を覚えたことです。とても良い印象だったのですが、これまでの行ったイチゴ園と何が違うのか分からないまま帰宅し、撮影した写真を何気なく見ていると、入口正面の看板に書かれた「SUNNY sun FARM」の下に、「YOKOI GROUP」と書いてあることに気付きます。そして、調べて分かったのが、オーナーである横井三二さんの存在でした。

横井三二さんは、可児市二野で株式会社横井モールドという、プラスチック射出成形用金型の設計・製造・販売を行う会社の社長さんです。農園を作ったきっかけは、ベトナムのバグザンで会社を経営している横井さんに、バグザンの市長から「ここで日本のいちごを作ってほしい」と相談されたことからだといいます。ベトナムのいちごは硬くて酸っぱいそうで、ベトナムの人たちの力になれればと決意して全く違う農業の分野に取り組んだそうです。

もっとも畑違いの素人ですから、一から勉強や研究を始め、工場近くに試験的なビニールハウスを建てて栽培を始めます。試行錯誤のうえ栽培は順調進みました。そして、可児市大森に約700坪の畑を購入し、地域の人にも食べてもらえたらとの思いで今年1月、「サニーさんファーム」としてオープンしたとのこと。 

この農園では、「よつぼし」という品種のイチゴが食べられます。三重県、香川県、千葉県と九州沖縄農業研究センターの4カ所が共同で開発したイチゴで、「甘味」、「酸味」、「風味」が揃って「よつぼし」級に美味しいことから名づけられたそうです。私としては、イチゴ園の生まれた背景を知ると、その社長さんに「よつぼし」をあげたくなったしだいです。イチゴは四つ星級に美味しいかって?実際に食べてご確認ください。

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桜の花見

 Airレジの『スターターパック無料キャンペーン 第5弾』に当選し、自宅にiPadやレジプリンター、ドロワーが届いたのが20153月でした。このAirレジは、リクルートが20134月に店舗向け業務用無料アプリとしてリリースし、キャンペーンでレジ機器が貸与されたものなので、使用対象機器も8年が経過していることになります。

 そんなタイミングで、現在使用中のiPadosではバージョンアップに対応できないことが判明したのです。そこで、貸与から新しい機器への購入かを判断するため、Airレジ・サービスカウンターのあるビックカメラ名古屋駅西店へ向かいました。そこで、担当者の方から説明を受けながら、現行のiPadでもしばらくは使用できること、新しいiPadのみ購入すれば使用中のプリンター等も継続使用が可能なことが分かり一安心です。

 久しぶりにJRを利用して名古屋へ来てみると、コロナ禍だとは思えぬ程の人混みです。そんな人混みを避けるように地下鉄に乗り、朝のローカル情報番組で取り上げていた桜並木を見てみることにします。桜通線の高岳駅2番出口を出て、「桜通泉二丁目」交差点を左に曲がると、「芳野二」交差点北まで続く全長約1.4キロメートルの桜並木が見えます。ここの桜の並木道は、毎年名古屋市内でいち早く花見ができる名所となっているそうです。 

名古屋市のHPによれば、昭和36年(1961年)春、「名古屋で一番早く咲く桜を植えていただきたい」という地元の希望がかない、当初16本の苗木が植えられたそうです。当時植えられた木で残っているのは6本ですが、その後新たに植えられたものも含めて、現在では約140本の桜が並木道をつくっているそうです。淡紅色の桜は、大寒桜(オオカンザクラ)で、濃い紅紫色の桜は、寒緋桜(カンヒザクラ)なんだとか。

 

 一足早い桜の花見を体験し満足しましたが、訪れる場合は地下鉄がお勧めです。神戸ナンバーの乗用車が駐禁で捕まっていましたから。

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Webでコーヒーサロン

今日は、「第54回コーヒーサロン コーヒーで読み解くSDGs」(主催:コーヒーサロン、日本サステイナブルコーヒー協会)が15:00から16:30の間、ZoomYouTubeによるオンラインで開催されました。20197月に名古屋で行われた、第52回の「2019コーヒー危機とSDGs」に繋がるものです。

そのセミナーの中で、川島良彰氏から「池本先生と一緒にコーヒーとSDGsについての本を出そうと考えています。」との話があり、今年の3月17日に「コーヒーで読み解くSDGs」という本が出版されことになったのです。早い話、その出版記念講演みたいなものでしょうか。手元に該当の本は届いておりませんが、お店の接客をしながら傍らにパソコンを置いてYouTubeLive配信を見ておりました。

 ネット注文した本の紹介欄には、「SDGsは、環境、経済、社会に関わる17の目標を掲げていますが、それらの目標は、コーヒー業界がSDGs以前から取り組んできた課題の縮図でもあります。大学教授、国際NGOの元職員、コーヒーハンターという3人の著者がコーヒーを通してSDGsを紐解き、解説していくことで、誰もがコーヒーを通じてSDGsに貢献できることに気付く。コーヒーの価値観を変え、SDGsを理解できるこれまでにない一冊。」とありました。さて、どうなんでしょう?

 セミナーは、地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)の尾山さんが小気味よくすすめてくれます。それにくらべて川島氏や池本先生からは、「ネタバレしないように!」といった気持ちが働いたせいか、少しフラストレーションが溜まった内容になっています。対照的なのが、サスティナブルアドバイザーの山下加夏さんの話です。本を読んでもっと知りたいという気持ちにさせてくれます。

 池本先生の「知ってるふり、やってるふり」を皮肉ったり、東大におけるSDGsの自虐的な話も面白いのですが、「将来に負の遺産を残さないことが、自分たちの役目です。」という言葉の意味をしっかり認識する事が、いかに大切で難しいことも感じます。 

 思いを込めて書いても編集で削られてしまったため、続編もありそうだということですが、2015年にスタートしたSDGsも2030年のゴールまで10年を切っています。「目標とターゲットがすべての国、すべての人々、及びすべての部分で満たされるよう、誰一人取り残さない」原則は、続編があっても難しいと思ってしまうのは私だけでしょうか。けれど、知ること、実践することは忘れないようにしたい。

追伸:今回のコーヒーサロンの模様はココのYuoTubeで見ることができます。

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HACCP(ハサップ)

先日、岐阜県東濃保健所から郵便が届き、「HACCP導入状況調査の実施について(依頼)」とのタイトルで、同封されたハガキにHACCPを既に導入済みか、導入を取組み中、まだ取り組んでいないかを報告する内容でした。ご丁寧にも、まだ取り組んでいない欄には(6月1日以降は違反になります。)とまで念を押されていました。

HACCPとは、Hazard Analysis and Critical Control Pointの略で、直訳すると「ハザード分析と重要管理点」となるでしょうか。食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。

 このHACCPは、飲食による健康被害の発生を防止するための法律である「食品衛生法」に関係しており、この法律が2018年に改正された際に、食中毒対策の強化やリコール情報の報告義務化などと並び、改正内容の1つとしてHACCP義務化が盛り込まれたのです。20206月から施行が開始され、一年間の移行期間を経て20216月からは完全に義務化になるため、各事業者は期限内に制度の導入を行う必要があるという訳です。

 導入の義務が生じる事業者は、食品製造業や食品販売業、飲食店など、食品の製造や加工、販売などを行う全ての食品等事業者が対象です。しかし、事業形態や規模によって「HACCPに基づく衛生管理」と「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」の2パターンのうち、どちらの基準で管理をするかが異なり、まめ蔵のような小規模の事業所の場合は、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」のパターンになります。

 随分難しそうなことをしなければならないと考えてしまいますが、「HACCPの考え方を取り入れた」ということが大切でして、業界団体が作成し、厚生労働省が内容を確認した手引書のように実施していれば、「これを遵守している」と見なされるのです。そして、厚生労働省のホームページには、やさしく各業界団体の手引書のリンク先まで付いているのです。

 そこで、届出をしている飲食店と菓子製造の手引書を印刷し、衛生管理計画と衛生管理の実施記録票を作成し、最近になって記録し始めました。とはいっても、書面上の形式が整っていれば検査監査が度々ある訳ではないので、個人で行っている事業所においては実効性があるのか疑問視される部分もあります。そんなことを妻に話していたら、「私、HACCPのことは知っているから。あなたが正しく衛生管理をしているかチェックしてあげる!」とおかしな展開になってしまいました。(そっちの方がめんどくさい) 

 ちなみに、自家焙煎店などのコーヒー製造業は今年の6月から届出が必要な業種となります。1名で運営する自家焙煎店もHACCPの対象になるとあって、全日本コーヒー協会と全日本コーヒー商工組合連合会が作成し厚生労働省に認可された「コーヒー製造のHACCP手引書」を参考に作成しておきました。

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10年経過

 「315日、私の勤務する病院でも災害対策支援医療チームが発足されました。」、3月11日が近付くと必ず読むブログの最初の文章です。それは、震災に伴う災害対策支援医療チームの一員として参加した、東京の救命センターで働く看護師の方の記録です。彼女が3月16日から23日まで陸前高田で体験し感じた生の声を、電波の繋がらない携帯に毎晩記録し、後日まとめて掲載されたものです。

 次女が青森県の大学在学中に震災を経験し、その後一週間連絡が取れないため、随分と心配した私にとっても、東日本大震災の記憶を風化させないためのルーティンになっています。この時期になると様々なメディアで東日本大震災を取り上げますが、コロナ禍の現状では自分の現在の生活が優先され、遠いどこかの話題のように捉えているよう人が多いような気がしないでもありません。「10年経過」といった時間の経過と、何も変わらない原発の光景に違和感を覚えます。

 今日は、手話サークル竹の子の例会の日です。偶然にも私が初級の講師を担当することになっていたので、学習会資料の他に宮城教育大学特別支援教育総合研究センターのレポート「東日本大震災で被災した聴覚障害者における問題状況~情報アクセスの視点から~」を印刷して参加者へ配布することにしました。

 このレポートには、東日本大震災で被災した聴覚障害者が発災直後から復旧期までの時期に直面した問題状況を情報アクセスの観点から検討しており、震災で直面した問題状況は、自然災害による直接的な被害だけでなく、平時の情報アクセスに関する制度と体制の不備にも起因していることを示しています。

NHKの調査(NHK福祉ネットワーク、2011) では、沿岸部における聴覚障害者の死亡率が住民全体の死亡率の2 倍以上であるとしています。住民全体を上回る死亡率の高さは、津波情報や避難指示等の音声情報が本人に届いていなかったことに起因するものが多く挙げられています。 

また、「岩手、宮城、福島県によると、身体障害者手帳を持つ聴覚障害者は3県で計約19000人。全日本ろうあ連盟などによると、宮城県内には43日現在少なくとも19避難所に31人の聴覚障害者が避難生活を送っているが、同県内の約60 人の手話通訳士も被災した人が多く、活動できるのはわずか5人ほどという(読売新聞)」といった聴覚障害者に関わる資料を見ながら、手話に関わるものとしての3.11を考えてみます。

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電話注文

朝目が覚めると、自宅の裏手からウグイスの鳴き声が聞こえます。先日までは、まだ上手くなく「・・・ケキョ」でしたが、今朝は「ホーホケキョ」とはっきり聞こえました。

そんな日に、お客様からコーヒー豆の電話注文をいただきます。いつもなら、「これから買いに行くので準備しておいてください。」とか、「○○のコーヒー2つ。」といって来店されるのですが、今日の電話は石川県から「郵送してほしい」との依頼です。昨年まで来店されていたお客様が実家の石川県に戻られ、それから2度目の電話注文となりました。お客様のお母さんがリピーターの方々に出している絵手紙を大変気に入られていたので、今回は自宅の庭に咲いていた水仙を描いて同封することにします。

 遠く離れていても、こうして度々電話注文をしていただけることに、ただただ感謝するばかりです。最後に来店された際にも、餞別代わりの絵手紙を手渡していましたね。「比べるのは 昨日の自分と 今日の自分と 明日の自分」と添えた絵手紙には、少しばかり人と違う生き方をしていることに戸惑わず、自分の足元を見ながら進んで欲しいとの願いを込めました。

 そういえば、丁度その時にカウンターに座っていたお客様にも、経験談らしきものもを話してもらったことを思い出しました。もっとも、その方の経験談が参考になったかは分かりません。なにせ、普通とは随分違う生き方をされているので。

 何はともあれ、元気な声を聞けたことは良いことです。遠方からの電話注文を受けながら、焙煎への励みとなった瞬間でした。ウグイスの声とお客様の声で春を感じるこのごろ。 

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油で揚げてもかまわない

 昨日、「エチオピアの豆を焙煎してみた!」といって、自ら焙煎したコーヒー豆を持参されたお客様へ、「こんな本があるよ!」と、『知りたい食べたい熱帯の作物 コーヒー』(監修:石脇智広 絵と造形:堀川理万子 出版:農山漁村文化協会)をお見せしました。

 すると、さすがに手廻焙煎するだけあって、「フライパンで炒ってみよう」の頁を読み始め、「油で揚げてもかまわない 炒ったり、アミで焼いたり、焙煎にもいくつか方法があるけれど、あまり知られていないのが油で揚げるやり方だ。200℃くらいの温度で、焦げないように気をつけながら好みの色になるまで揚げ、すぐに天ぷら紙にとりだす。」といった文言を見つけたのです。そこで、「やってみたら!」と無責任に私が勧め、その日はお帰りになられたのですが、今日の夕方再び来店され、「やってみたら、こうなった!」と、油で揚げたコーヒー豆を持参されたのです。

 袋に入ったコーヒー豆をキッチンペーパーの上に置いてみると、まさに脂ぎったテカテカのコーヒー豆です。豆はグアテマラを使用したようで、80gの生豆が見事に揚がっています。ちなみに、その揚げられたコーヒー豆の重量を計ってみると、71gになるため約88%にまで減少ししていることになります。通常の焙煎では20%近く重量が減るため、その差に当たる重量が使用された油が染み込んだことになります。まさに油まみれ!

 油で揚げた様子を伺うと、油は菜種油を使用し、菜箸の先から泡がでるくらいになってコーヒー生豆を入れたそうですから、約160℃での投入ということになるでしょう。そこから14分程度経過して取り出したそうですが、まるで天ぷらを揚げた時のように泡が勢いよく出たとのこと、そして、1ハゼで大きな泡が出てきた思ったら、直ぐに2ハゼらしい小さがハゼ音が出て、みるみる色付いて慌てて取り出したということでした。ただ、そこからが大変で、キッチンペーパーを何枚も使用し油分を拭き取ったそうです。ちなみに、使用した菜種油は黄色くコーヒーの匂いが付着しているため廃棄されました。

 油分の多いコーヒー豆のため、お店で使用しているミルを使用することは避け、ダイーソーの500円ミルでコーヒー豆を挽きます。30gのコーヒー豆を挽くのに結構な時間を費やした後、松屋式で抽出を始めると、いつものようにドーム状に膨れます。蒸らしをして注湯を始めると、オイルをまとった細かな泡がお湯の通りを邪魔をし、思ったように注湯が進みません。そうして淹れたコーヒーを飲んでみると、思った以上に普通です。多少、飲み終わったあとに油っぽいかな?と感じる程度で、そこそこ飲めるではないですか。本来なら、もう少し浅い焙煎度になれば良かったのですが、何せぶっつけ本番一発勝負のコーヒー生豆揚げですからね。 

 その後、YouTube201212月にアップされていた、「週刊フレーバーNo.86 オイルローストコーヒーを極める」を見ながら談笑しておりました。「あんな小さなビーカーで揚げるんかい!」、「店のミル使っちゃたよ!案の定、粉が詰まってるじゃん!」とツッコミながら、「油で揚げてもかまわない」なんて書いてあるけど、できたらや止めた方がいいんじゃないかと思ってみるのでした。

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大人の絵本

 お客様と接客中に郵便局の配達員が届けてくれたのが、『知りたい食べたい熱帯の作物 コーヒー』(監修:石脇智広 絵と造形:堀川理万子 出版:農山漁村文化協会)でした。「そうだった、Amazonnでポチッとしたんだ!」と思い出しながら本を開きます。

 この本は農山漁村文化協会発行する、「知りたい・食べたい熱帯の作物シリーズ」バナナ・コーヒー・パイナップル全三巻の内の一つとなる児童図書です。漢字にはルビがふってあり、絵と写真で説明されて、コーヒーの歴史から産地の様子、コーヒーノキに実ったコーヒーチェリーの収穫から焙煎、抽出と飲用方法について詳しく記しています。

 今どきの本らしく、QRコードを読み取ると動画や資料を見ることが出来るようにガイドしてくれるといった工夫がされており、便利な時代になったものだと感心しきり。

・タンザニア北部の小農家(動画)

・全日本コーヒー協会 統計資料(資料)

・タンザニア北部の大農園(動画)

・エチオピアのコーヒーセレモニー(動画)

・コーヒー栽培の概要(動画)

・コーヒー精選の概要(動画)

・フライパン焙煎のやり方(動画)

 全部で7つのQRコードで統計資料やYoutube動画で詳細を確認できるものの、コーヒーの栽培・精選の概要には僅かに字幕があるものの、バイヤー向けと思われる内容で書かれているために理解困難のうえ、字幕やナレーションのない動画に至っては、小農家の手廻しパルパーと大農園の精選工程の違いや発酵槽、アフリカンベットによる乾燥工程も児童書としては不親切といったところです。

 ザビ病やカットバックの説明は中途半端は否めず、フライパン焙煎のやり方も本の内容ではフライパンを頻繁に反してヘラで万遍なくかき混ぜているのに、動画では菜箸でかき混ぜるのみとなって煎りムラのある焙煎とは言えない代物になっています。さらに、農山漁村文化協会が発行する本だけに、「タネをまこう!」とか「さあ、収穫だ。果肉を食べてみよう」というくだりは、「どこで赤い実を手に入れるんだ?」って突っ込みたくなります。

 本の内容については児童書らしからぬ細部にいたって書かれており、児童書というよりは「大人の絵本」、「コーヒー好きの参考書」といった出来栄えなのかもしれません。

 「あとがき」で、監修の石脇智弘氏が「いま知っておいていただきたいのは、まずは植物としてのコーヒーのこと、そしてそれを遠い国で、わたしたちのために一生懸命栽培している人たちがいることです。すべての関係は、知り、興味をもつところから始まります。」、そして、「もうひとつ知っておいていただきたいのは、みなさんが心をこめていれることで、1杯のコーヒーはみなさんのお父さん、お母さんなどまわりの人たちにおいしさとともに大きな幸せを届けることができるということです。」と伝えています。 

 小さな珈琲屋の店主として、この大人の絵本を読みながら、お客様へコーヒーのこと産地のことを伝えながら、家庭で幸せの輪が広がることを願って日々焙煎することを、改めて考えてみるのでした。

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大縣神社梅園 梅まつり

日曜日に来店されたお客様から、犬山市にある大縣神社の境内の梅が8分咲きになっているとの話を聞き、母親の介護保険の再認定手続きの合間を縫って覗いてきました。

この大縣神社には、全国の著名な梅園・神社よりご奉納された梅をはじめ、紅白340本のしだれ梅を集めた梅林があります。221日まら321日まで「大縣神社梅園 梅まつり」が行われていることから、月曜日の平日であっても多くの人が訪れていました。紅梅はほぼ満開で、白梅は8分咲きといったところでしょうか。

 境内には本社に付属した姫之宮があり、玉比売命(たまひめのみこと)が祀られていることから、女性の守護神として安産・子授け・婦人病、特に縁結びの神様として信仰されています。1月に妻と訪れた際には、若い女性が手を合わせる姿を見たものです。

その裏手には良縁成就の「むすひ池」があります。授与所で祈願用紙をお受けとり、その用紙に願い事を書いて用紙の中央にお賽銭を乗せて池の水面にそっと浮かべご祈願します。祈願用紙が早く沈めば願の成就が早く、遅く沈むと縁が遠いとされ、また沈んだ位置が近くであれば身近に、遠くであれば遠方に縁があるといわれていることから、縁結び占いのスポットとして人気です。

「むすひ」とは、人と人とを結ぶ意味だけではなく、天地・万物を生み出す霊的な意味があるといいます。神話の時代より私たち日本人は、自然を始め全てのものに神の存在をみいだす価値観があり、目に見えないものにも心配りをし、自然の驚異にも畏敬の念を懐き常に自然を崇め共存していました。 

ところが、今では目に見えるもののみに興味を抱くだけで、目に見えないものにも心配りをし、自然の驚異にも畏敬の念を懐き常に自然を崇め共存することを忘れてしまっています。しだれ梅を見ながら、老いてゆく母親と同じように、自分も目に見えるものが少なくなっていくのだろうかと思ってみるのでした。

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thick layer(厚い層)

 ブラジルのコーヒー生産量は世界で一位を占めており、その割合は約36%と圧倒的です。1920年頃には世界の生産の80%を占めていたこともあり、ブラジルのコーヒーの生産量の多さは今も昔も変わりません。ブラジルでは収穫されたコーヒーの実を果実のまま天日乾燥する、ナチュラルといわれる方法が用いられます。その呼び方には色々あり、非水洗式、アンウォッシュド、ドライプロセスなどともいわれます。

 大まかな流れは、粗選別の後、天日干しや天日干し後に機械乾燥をおこない、最後に脱穀を行います。シンプルな工程なため設備投資を最小限にでき、コストを抑えられる点がメリットですが、乾燥が天気に左右されやすい点や、水含量が多いため乾燥に時間を要する点、脱穀を終えるまで未成熟の生豆を除外できない点などのデメリットもあります。

 コーヒーの実を天日乾燥させる場所はパティオといい、コンクリートやレンガでできた広場のことを指す伝統的なコーヒー豆の乾燥場で行います。地域によってはビニールシート上にコーヒー豆を広げて乾燥させることもありますが、ここで、コーヒー豆を太陽や風、地熱によって自然乾燥させるのです。

 今回、数量限定で取り寄せたブラジルのコーヒー豆は、「ヴィオレッタNo2」という商品で、乾燥方法がthick layer(厚い層)と呼ばれるものです。果実を約57cmほど重ね、乾燥を遅らせ発酵を促しています。乾燥が進むと、果実は水分を徐々に失い層が沈んでいきますので、乾燥速度を一定に保つため、果実をもう一度積み上げ、層の高さを戻します。こうして発酵率を上げることで、通常よりもコク、丸みのあるボディー、優しい甘味が加わるというものです。

 たったそれだけのことで違いが出るのかと思い、コーヒー生豆の入った袋を開けて匂いを嗅ぐと、他のブラジルの生豆では感じられない甘い香りがします。そして、テスト焙煎後に試飲してみると、確かにコクが増して丸みのあるボディーや甘味を感じました。カウンターに座っていたお客様にも試飲してもらうと、「ブラジルらしくない。」とのコメント。おっしゃるとおりなんですが、個人的には好きなコーヒーです。 

 そんな訳で、今週から在庫があるまで販売を開始することにしました。商品名の「ヴィオレッタ」は、ポルトガル語のヴィオレッタ(すみれ)だそうです。可憐な感じと音の響きから大人感、色っぽさ感も演出するものとして名付けられたそうです。実際に、大人感、色っぽさ感があるかは飲んでお確かめください。

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