ここにもネパール

昨日は、自動車の定期点検整備のためディーラーへ出かけました。点検時間の1時間程の間に担当者の方と雑談をしたのですが、若い人材が不足しているとのこと、特に自動車整備士を目指す若年層が減少し、今年、新たに二人採用された隣の店では、二人とも外国人の整備士だというのです。

整備士不足の原因には「少子化」、「若者の車離れ」、「職業選択の多様化」、「自動車技術の進歩による整備項目の増加」などが挙げられるようですが、一番大きな要因についてディラーの担当者は、「ハードな仕事にしては給料が安い!」と話していました。整備士不足になった今では、営業担当と同等の給与体系になったようですが、以前はかなり格差があったようです。

そして、今日、コーヒー豆を買うため来店された地元高校の先生の話によると、高校卒業後に専門学校へ進む生徒のうち、自動車整備士の専門学校へ進む生徒の数が、ここ7年くらい前から激減したとのこと。なるほど、ディーラーの担当者の話を裏付けるような実態が見えてきました。

では、外国人の自動車整備士の状況を調べてみようと、地元の専門学校「中部国際自動車大学校」を専門学校紹介サイトで見てみます。すると、在籍総外国人留学生数265で、出身国別在籍外国人留学生ネパール138、スリランカ102名、ベトナム8名、バングラデシュ8名、ミャンマー6名、その他3名となっていました。

 この数字を見て思い出したのが、過去に短大の講師としてコーヒーの話をしに行った際、受講者の国籍と同じようだということです。地方の短大の状況と同様に、日本人の学生が居なくなり、替りに留学生を受け入れることで経営が成り立っていることを改めて知りました。 

 それにしても、週末にお客様とネパールのコーヒーについて話をしたせいか、ここにもネパールが登場するとは思いませんでした。