6月の晦日

昨日、630日に店を閉めた後、妻と共に町内にある八剱神社の「茅の輪くぐり」へ行って来ました。「茅の輪くぐり」は、多くの神社で6月の晦日、つまり630日に行われる「夏越の祓」という神事のなかで行われており、八剱神社でも29日に茅の輪が設置されました。

冷蔵庫の無い時代、食物が傷みやすく疫病も流行りやすいこの時期に、酒や肉を断って身を清め、酷暑の夏を乗り切れるよう神さまに祈った「夏越の祓」で行われる「茅の輪くぐり」は、1年の前半の穢れを清めて災厄を払い、1年の後半もまた無事に過ごせるようにと祈る行事なのだそうです。

まめ蔵も10年目を迎えており、今年も半年が過ぎました。昨年の6月末時点と比べると、来店客数は100.8%と増加するも、売上は96.2%と逆に減少しています。これは、昨年春に新型コロナウイルス感染症が5類に移行されることが決まり、2月~4月にかけて一時的な増加になった事が今年と違う点だと思われます。さて、2024年の後半はどうなりますか? 

まあ、そんな事(重要だけど)よりも、毎日のように新しい出会いがあり、日々新鮮な想いで珈琲屋を続けていられることの方が大切であり、一杯のコーヒーを丁寧に淹れることに専念しようと考えています。