コシアブラ

昨日、お客様からコシアブラを頂きました。山菜の王様と呼ばれるタラの芽に対し、コシアブラは山菜の女王と呼ばれているようで、ウドやセリのように独特の風味を持っており、山菜の中では一位、二位を争う人気なのだとか。

 コシアブラという名前は、コシアブラの木の樹脂(あぶら)を絞り、濾したものを漆(うるし)のように塗料として使われていたことから。“コシアブラ”と呼ばれるようになったとのこと。(諸説あり)

タラの芽は栽培も進んで、スーパーなどで手に入りやすくなりましたが、コシアブラは自生地の若芽を採取したものばかりなので、一部の道の駅や直売所でしか見かけません。お客様のように山間部に住む方から、時々、コシアブラを頂くことがありますが、コシアブラの木の場所を知らないと見つける事が難しい山菜です。 

今回頂いたコシアブラは天ぷらとゴマ和えで食べましたが、山菜特有の風味が口の中に広がり、春を食しているという満足感が溢れます。ごちそうさまでした!感謝!感謝!