Coffee Proへ

まめ蔵を開業するにあたって一番影響を受けたのは、西尾市にある「フレーバーコーヒー」という珈琲屋さんです。UCCやカリタ、コーノ等といったコーヒーに関する会社へ直接行き、コーヒーについての話や経験をさせてもらいましたが、一度も行ったことがなかった「フレーバーコーヒー」に強く刺激されたのです。

 「フレーバーコーヒー」では、店主の中川さんがコーヒーに関する様々な事柄を自ら検証・実践し、今のようにユーチューバーと呼ばれる前から多くの動画をアップされていました。その動画を初期のころから全て見ながら、自分にも出来ることは再検証し、「松屋式」という抽出方法に辿り着いたのです。ですから、中川さんに直接指導を受けたこともなく、弟子という存在でもありませんが、学ぶことの大変多い存在でした。

「フレーバーコーヒー」の印象については、食べログに投稿された、ある口コミが的を得ています。「外国からわざわざ客が来る店」、「コーヒー界の神的存在」、「飲食店ではなくコーヒー研究家」、「ホームセンター的存在」、「もはや変態」と書き込みがされており、行ったことがない人には全く分からいけれど、一度行けば分かる口コミです。個人的には「もはや変態」がピッタリかと思いますが、叱られますね。

その「フレーバーコーヒー」が馴染みのある店舗を建て替え、「Coffee Pro」として11月25日(土)に新店舗をオープンすることになりました。建て替えプランから新店舗の建設進行具合など、色々お客様から聞いてはいたものの、なかなか様子を見に行くことが出来ませんでしたが、定休日の午後に伺うことにしました。すると、完成した店舗は想像していたものよりお洒落でビックリです。

ありがたいことに新店舗の焙煎室を見せていただき、搬入されたばかりの10kg焙煎機や生豆の保管室、ハンドピック室と、これまでと比べて広く綺麗で機能的な空間に入ることが出来ました。201411月に「DFR環」が設立された際、「最高級の生豆を一流の焙煎士が焙煎したら、どんなに美味しい珈琲になるか?」を原点に始めたと言っておられましたが、その思いが具体的な形になったように感じます。 

店舗の外観が、「フレーバーコーヒー」から「Coffee Pro」に変わりましたが、お客様やファンの方々にどのように受け入れられるのか、さらに多くのファンが増えるのか、少し離れた土岐の地でワクワクしながらオープンを待っています。ちょっとだけ、古ぼけたフレーバーコーヒーの看板が無くなったのが寂しいですが。