山岡町へ

 午前中、車に乗って買い物をしていると、ラジオから、「JR多治見駅の南北自由通路や近くの商業施設に、美濃焼の風鈴90個が飾り付けられ、夏本番を前に涼しげな音色を響かせています。」という話題が取り上げられていました。梅雨明けは未だなものの、車に取り付けられた車外温度は既に32度を表示しており、もう夏本番を感じてしまいます。

 そんな事を思いながら車を走らせていると、「そういえば、毎年訪れている恵那市山岡町の田んぼdeアートの田植えは6月5日に行われたっけ。今、どうなっているのかな?」そんな疑問を持って、そのまま山岡町へ向かいました。そして、イワクラ公園内の展望台のある駐車場へ着くと、既に2台の車が停まっています。

 「最大の田んぼアート」としてギネス世界記録にも認定された埼玉県行田市では、今年の田んぼアートのテーマは「翔んで埼玉」、岩手県奥州市では大リーグで活躍する大谷選手、青森県南津軽郡田舎館村では棟方志功氏の代表作「門世の柵」と、フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」だそうです。そして、ここ山岡町では「爪切り地蔵」というローカルな名所が登場します。田んぼの面積も25アール程と小さいく、「爪切り地蔵って何?」と言われようとも、町おこしとしての特徴が出ており個人的に大好きですね。 

 ちなみに、山岡町の田んぼdeアートに使用する苗は、田んぼアートの先進地である青森県の田舎館村や青森県産業技術センターから取り寄せた彩り鮮やかな、観賞用稲種子を仕入れ育てた苗を植えているそうですよ。