贅沢三昧

先日の日曜日は臨時休業にし、妻の実家の家族と共に越前がにを食べに行ってきました。タグの付いた活カニが水槽に400匹もいる、越前海岸では老舗といわれるホテルでは、せいこがに、茹でズワイカニ、かに刺身、焼きかに、かにしゃぶ、かに釜めし、のフルコースで、久しぶりに贅沢三昧でした。 

福井新聞(11月16日)によれば、『福井県の漁業者でつくる県底曳網漁業協会は16日までに、同県で6日に漁が解禁された特産のズワイガニ「越前ガニ」が豊漁で、既に国の定めた漁獲可能量の約半分に達しているとして、漁期を通した安定供給のため、一隻当たりの水揚げ量を制限すると決めた。同協会によると、国が定める漁獲可能量は341トン。例年、この時期までの水揚げは約3割だが、今期は半分に上っている。漁期(雄は来年3月20日まで、雌は今年12月31日まで)前に上限に達し、シーズン後半に操業できなくなる懸念がある。』とあるように、漁獲量が多いようで、越前海岸の何ヵ所で「かに祭り」の旗を見かけました。

 ホテルの方に伺うと、「せいこがに」と呼ばれる雌のカニを取り過ぎると翌年以降の水揚げに影響するため、少々気がかりだとか。私は「せいこがに」が好きなのですが、妻は余り好まないようで、妻の分まで食べてしまい満足度もアップです。福井県民にとっての越前がにとは「せいこがに」と言っても過言ではないらしく、濃厚な蟹味噌はもちろん「内子」、「外子」と呼ばれる卵がたっぷりあり、これが絶品なのです。福井県では、蟹味噌と卵を食べるためだけに「せいこがに」を買う人が多いそうです。 

 贅沢三昧の日曜日でしたが、この反動がいつかやってくるかもしれません。しばらくは粗食に耐えることになるかもしれませんが、コーヒーだけは贅沢をさせてもらいます。