クッキーやケーキのこと

「何だか最近、クッキーやケーキばかり焼いている気がする。」、そんなことを思うのは腰痛でシンドイからなのだろうか?沢山作るという事は商売としては良い事なのに、焙煎と違って材料を幾つも用意し、焼く時間も長いものでは1時間を超えるため、想像以上に手間暇かかるのです。

 「だったら確かめてみるか!」と、レジシステムの数字を記録してグラフにしてみます。開業当初よりレジシステムを使用しているので、こういう時には数字は確かなことを教えてくれます。すると、予想どおり、昨年よりもクッキーとケーキの販売額が増えていました。値上げをしていないので、単純に作る数が増えたことになります。それも、ケーキ類が顕著に増えていました。

 「ケーキって一律350円で販売しているけど、原価率高いし時間かかるもんね。」と、一人ボヤキながらも、所詮、作っているケーキは1年間通じて5種類しかないから、褒められたものではないのです。「あくまでも本業はコーヒーです。」って言っている手前、季節ごとの特別なケーキを作る訳でもなく、強いて言えば、ロールケーキの内容を変えているくらいですから。

 5種類という少ない品数で、作るのも僅かとあって売れ残って廃棄することはないものの、その分、売れると週に何度も作らなければなりません。時々、「焙煎を優先したいんだけど。」と思う事もしばしば、でも、「ケーキはありません。」とは言えないので、頑張って作っています。

 そんなケーキ類の内容を調べてみると、意外にも「りんごのケーキ」が倍以上に増えていました。自分としては「ロールケーキ」が特に増えたと思っていたのですが、それ以上に「リンゴのケーキ」を作る機会が増えていたのです。このケーキは190℃で75分焼くため、途中で均等に熱が伝わるように何度も位置を変える必要があります。単純に家庭用のオーブンを使用しているため、位置による焼きムラを防いでいるのです。だから、時間を気にしながら注意を払うのです。 

 結局、クッキーやケーキのデータを確かめたものの、腰痛は改善しません。ただ、愚痴をこぼした時間となっただけでした。