SCAJ2022へ(1)

まめ蔵を二日間臨時休業にし、東京ビッグサイトへ行ってきました。目的はコーヒー展示会の「SCAJ2022」です。SCAJでは、「コーヒーに特化したイベントとして、アジア最大の国際見本市」ということらしいのですが、中国との貿易をしている方からは、「そんなことはない。」という意見もあったりします。でも、かなり大規模なイベントには間違いないのです。

 今年のテーマ”Come Join the Specialty Coffee Community”に誘われた訳ではなく、地方に住む者にとっては数少ない体験できるイベントなため、開業前の2014年から毎年のように出かけているのです。田舎者の私にとっては、実際に、見て・聞いて・飲む・ことのできる貴重な経験ができる場なのですから。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、三年振りでの本格的開催となってこともあり、入場者はこれまで一番多かったように思います。それに引き換え、まだまだコロナ対策を意識して各ブースは地味なうえ、海外からの出展ブースが少ないのが印象的でした。

 先ずは、入場口正面に位置するコロンビアブースで、ボヤカ県・トリマ県のコーヒーを試飲し、その隣のUCCのブースで、コーヒー・カスの再利用で作られたサツマイモを使用した、「サツマイモとコーヒーのアーモンドミルクスムージー」を飲みます。でも、ここにコーヒーを入れなくても充分に美味しんじゃないの?と疑問が沸いてきます。

 その後、ハリオ、ワタル、丸山珈琲と試飲をしながら歩き始めると、丸山珈琲のブースに4月29日から全国の一部スーパーで販売している、スクリューボトル缶入りカフェラテ(210円)を見つけます。コロナ禍以降に大きく業態変更をしている珈琲屋さんの姿を垣間見るようです。

 その先には、大手コンビニとして初出店しているファミリーマートのブースがありました。スタッフの方が、「ファミマカフェのブレンドと新商品のモカブレンドの飲み比べしませんか?」と声を掛けてくれましたが、ここは素通りして生豆商社のブースを目指します。ここで目新しい生豆はないかチェックしますが、今回試飲で用意されたものはオーソドックスなものばかりで新鮮味がありません。 

 例年ならば、カフェバッハのブースがあったのですが、昨年から姿がなく、大和鉄工所のマイスター焙煎機のコーナーで田口護氏の姿を見かけます。そうそう、コーヒーの抽出器具が多数展示されている中で、松屋式の金枠だけが取り残されていることもあり、「金枠ちゃん」を持参して一緒に記念撮影しておきました。