朝ドラの影響

我が家では、録画してあった「朝ドラ」を夕食後に観ることが習慣になっており、今は、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」を毎回楽しんでおります。このドラマは、昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描いており、今は、京都市内のあかね通り商店街で、ヒロインのるい(深津絵里)が回転焼き「大月」を営んでいる設定です。

ドラマでは「回転焼き」となっていますが、「今川焼き」「大判焼き」「太鼓焼き」など地域や店舗によって様々な呼び方がされており、この地域では「大判焼き」と呼んでいます。美味しそうに焼く回転焼きを見た妻が、「作ってみたいので、Amazonnで大判焼き器を買って!」と言います。本当に作る気なのか?と思いながらも、Amazonnの注文ボタンをポチッと押しました。すると、「ドラマのような焼き印も欲しいな~。」などと調子に乗って、「まで蔵で販売してもいいよ~。」とまで、まったくもって妄想の世界に入っておりました。

後日、到着した大判焼き器を使って作ったようで、自慢げに家族のLINEに画像をアップしてきます。見た目は上出来といった感じですが、自宅に帰って食べてみると、食感は固く、生地も薄くて市販されている大判焼きとは少々違っていました。妻は、「生地は大判焼き器の説明書に書かれたレシピ通りに作ったけど。」と弁解しております。

そんな感想を持った私は、数日後にホットケーキミックスを使用して作ってみました。「弱火で時間をかけて焼かないといけないよ。」と妻がアドバイスする中、思った以上の出来上がりです。妻が焼き印のことを言っていたので、ハンダゴテを焼いて文字をいれてみました。餡子の量は少なめなものの、味も上出来、けっこう様になっています。

ただし、完成度の高い(自己満足ですが)大判焼きを見て、ちょっとご機嫌斜めになったのが妻です。朝ドラの影響を受けて作ったものの、何だか先を越されたような気分になったのでしょうか。かといって、まめ蔵で販売出来るほどのクオリティでもないですし、2個作るだけでも苦労したのですから、家庭で楽しむくらいが丁度良いのかもしれません。次回からは、妻の作った物を「美味しい」といって食べさせていただくことにします。

ちなみに、Amazonnで購入した大判焼き器ですが、1,830円で購入した商品が、今では2,151円になっておりました。これも朝ドラの影響でしょうか?