With コロナ

 8月27日から9月12日まで、岐阜県に緊急事態宣言が発出されました。度重なる緊急事態宣言となり、多くの方が慣れっこになっているといわれる中、自分なりに何か行動してみようと、この期間中を時短営業としてみたのです。密となる時間を短縮することで、確かに来店者数は減少しました。そして、コーヒーの家飲みする方も少し増えたように感じます。ただ、来店されるお客様の感染対策に関する無防備さ、緊張感の無さは以前と変わることもなく、どこか他人事のように思っているかのような気さえします。

 全国的な感染者数は減少傾向にあるような数値になっているものの、下がりきることもなく一定数の感染者が毎日記録されており、この土岐市内においても感染者数ゼロという日はしばらくお目にかかっていません。むしろ、小・中学校、保育園、介護施設や外国人の労働派遣会社など、今後も増えるであろうことが予想されます。

 店の売り上げが減少する事を承知で時短営業したのは、感染者を店から出さないことと同時に、行政からも要請されてもいいない中、店主の思いつきで行ったことに対する反応を見たかったというのもあります。また、将来的なコーヒー豆売り中心の可能性を考えるデータになるであろうと考えました。

 そして、新型コロナウイルスにつては未だ良く分からないものの、ウイルスは無くならないこと、一定数の感染者とともに生活し続けていくことは分かりました。ワクチン接種が進むことにより重症化リスクは軽減されるものの、昨日、土岐市内の介護施設で発生されたというクラスターにおいて、8人中7人がワクチン2回接種済みであるというように、ワクチンによる感染予防という認識も見直さなくてはいけないことも。

 政府において、ワクチン接種証明などによる制限緩和が計画されているようですが、既に欧米なので実施されている状況をみれば、必ずしも感染者の減少に繋がらないことは明らかで、「ほとんどの人が重症化しないので、風邪みたいなものだと考えればいい。仮に重症化や死亡する人が居ても運が悪かったんだよ。」といった感覚になってしまうのかもしれません。ワクチン接種が進めば進むほど潜伏する感染者は増え続けるという、本当にwithコロナの時代なんだと感じました。 

 そんな訳で、12日までの時短営業とコーヒー家飲み応援価格は終了することにいたします。ただし、従来通りの席数削減と感染対策は行います。