半年経過

 コロナ禍2年目の半年が経過しようとしています。昨年は新型コロナウイルスへの恐怖からはじまり、感染者や医療従事者への差別が起こり、感染者の全国的な拡大などから、時間と共に「三密」という言葉さえも忘れ去られてきたような感じがします。

 そんなことが、まめ蔵への来店客数の推移を見ても伺えます。昨年は緊急事態宣言や地域の感染者数に影響を受け、来店客数も上下に変動していましたが、今年に入ってからは大きな変動もなく一定の来店客数が続いています。「こんなんでいいの?」と思ってはみるものの、お客様のコロナ禍慣れや警戒心の薄れといったものは、確実にあるんだろうと思います。

 そこで、1年の半分が経過したところで、データを整理してみました。来店客数の推移のグラフを見て分かる通り、半年間の来店客数は前年比97.2%と減っています。感覚的には例年のような繁忙日がなくなり、随分減少したような気分なのですが、それ程でもなく体は楽をしています。

店全体の売上は昨年比103.4%、来店客数が減少する中においても微増しています。これは、コーヒー豆の売上が前年比109.4%と増加したことにあり、夏場から後半に向けてどう変化していくか気になるところではあります。昨年のような一時的な巣篭り需要もなくなるでしょうから、確実なリピート客を増やさない限り厳しくなりそうです。 

 また、ワクチン接種が進むことによる来店客の変化もあるかもしれません。席数をいつ元に戻すのか、オリンピックで再び感染者の増加を招くのかなど、今年一年間は色々なことが起こりそうです。まあ、コーヒーでも飲んでゆっくり考えるとしますか。それとも、「なるようになれ!」って、時の流れに身を任せましょうか。