コーヒーで煮た納豆

 国産大粒大豆をラオス産のアラビカコーヒーで煮て、納豆菌を使って作った納豆があるというので興味を持って注文してみました。その商品名は「SOYFFEE(ソイフィー)」といい、湘南・大磯の住宅地にある古民家を改装した「Shonan Soy Studio」で作られています。

 「SOYFFEE(ソイフィー)」というネーミングは、SOY+COFFEEを組み合わせたもので、コーヒーの香り付けによって、納豆のにおいが苦手だという人にも手に取ってもらえるようにしたといいます。でも、そこまでコーヒーの香りは無く、そのまま食べても「美味しい!」といった感じはしません。商品紹介では、『SOYFFEEは一般的な納豆の食べ合わせである「ご飯にかける」という食べ方ではなく、コーヒーの香りがするがゆえ、ホットサンドやデザート、サラダなどにかけてもおいしく食べることができます。様々な食べ方でタンパク質やナットウキナーゼといった栄養素や酵素が摂取できます。』とあるので、カナッペ風にして食べてみましたが、納豆は納豆でした。

使用している大豆は北海道産で、栽培期間中に化学肥料は一切使用せず、雑草は機械と手作業で丁寧に取り除かれているそうです。また、沖縄産のミネラルが豊富に含まれる粗製糖を風味付けに使い、体にやさしい食材が選ばれています。栄養価の高い大豆を、もっと多くの人に食べてもらいたいという思いから、新しい加工品の開発を始め、約2年の歳月を経て大豆発酵食品「SOYFFEE」が完成させたそうですが、「湘南・大磯」という場所柄もあって話題になるのかもしれません。数人のお客様に試食してもらいましたが、「う~ん・・・・」といった声しか返ってきませんでした。

 同店では、「Bite for Bite~あなたの一口が 誰かの一口に〜」というメッセージを掲げており、「SOYFFEE」の売り上げの一部を栄養貧困国の子供たちや災害に遭われた方々に届けているそうです。こうした活動は納豆のように粘り強く続けて欲しいものです。 

 食べてみたい方はカウンターで声をかけてみてください。