今年のデータ

 毎日、コーヒー豆の焙煎を行い、毎日、クッキーやケーキを作る。暇な珈琲屋なのですが、まあままやるべきことがあるのです。開業当時と比べてコーヒー豆を焙煎する機会は増え、一見、珈琲屋らしくはなったものの、新型コロナウイルスの影響で来店客が減っただけなのかもしれません。そんなことを思いながら、今年に入ってからの販売データを整理してみます。

1月から昨日までの販売内訳を項目別(グラフ1)に見てみると、コーヒー豆販売の全体に占める割合は48%とウエートが高くなりました。そして、店内でコーヒーを飲まれる際にもケーキを注文される方が一定割合存在し、お帰りの際にクッキー類を購入されることが分ります。現在のような、コーヒー豆の販売と喫茶を並行して行う形態だからこその実態です。

売れているコーヒー豆の販売をさらに伸ばすため、喫茶を疎かにしてコーヒー豆の充実を目指すこともありですが、そう簡単な話にはなりません。コーヒー豆を購入される方の購入状況(グラフ2)を見てみると、コーヒー豆のみを購入される方は65%で、コーヒー豆を購入したついでに店内でコーヒーを飲む方や、店内でコーヒーを飲んでコーヒー豆の購入を決める方が35%あるため、喫茶の充実も必要になります。当然、喫茶にともなうケーキやクッキーも手を抜くわけにはいきません。 

店舗を拡大することも考えず、このまま一人で全ての工程を行うつもりですから、全体のパイを増やす事よりも内容をいかに工夫するかになります。