コーヒーアイテムWebセミナー

 昨日は、店を閉めてから「コーヒーアイテムWebセミナー」を見ます。普段、コーヒー抽出器具などの情報は、カタログやネットの記事、コーヒー愛好家のブログなどを通じて知ることが多いのですが、今回は、HARIO株式会社による2021年発売の新しいコーヒーアイテムの紹介が行われるのです。

HARIO株式会社は1921年創業で、今年100周年に当たることから、個性豊かな新製品がたくさん紹介されています。

V60 1回抽出ドリッパー MUGEN 

星形のリブ(溝)が掘られており、パーパーが貼りつきやすく、抽出時間がゆっくりになる設計で、1回の注湯で淹れる仕組みが特徴です。デモでは、20gの粉を240ccの一投淹れで40秒かけて注ぎ、2分弱で抽出が終了とのころ。※メリタの一投淹れは12杯の目印が付いていますが、これはスケールが必須です。

ダブルステンレスドリッパー

 バリスタチャンピオンなんちゃらさんのモデルとか。ネルに近いデザインで、ネルを手軽に家庭で再現できるそうです。側面と底面のメッシュが異なる仕組みとなっています。※目詰りしないのかな?

プアコントロールケトル

 これもバリスタチャンピオンなんちゃらさんのモデル。注ぎ口と取っての位置が急須と同じように角度があり、右手専用のケトルのみだとか。これにより、湯量をコントロールしやすくなるそうです。※重心が腕の前にくるから疲れそう。

ステンレスマグ ミオルーヴ

 ワールドブリューワーズチャンピオンなんちゃらさんとのコラボ商品で、香りの立ちやすい形状だそうです。

W60ドリッパー

 V60のリブの長いリブだけ残したようなドリッパーに、平底の金属フィルターを組み合わせたものです。ドリッパーにペーパーを使用する方法、ドリッパーに金属フィルターを載せて使用する方法、その間にペーパーを挟み込んで使用する方法と、3通りの方法で楽しむことができるとのこと。※単品で購入するよりお得感あり。だってWだもん!

V60ドリップアシスト

 V60のドリッパーの上に乗せる注ぎ蓋みたいなもの。先ず、中央の溝に注いで蒸らし、その後、外縁に注ぐとポタポタと複数の穴からお湯が落ちて均一に注ぐことができるとか。※これって、ハンドドリップする意味あるのかな?

 これら以外の商品説明もありましたが、どれもこれも既存の商品の組み合わせっぽい。斬新さが今一つと言った感想でした。便利、初心者向け、簡単、なんてのはコロナ禍での巣篭り需要に合わせたみたいで、短期的なウケ狙いっぽく見えてしまいます。昨日も「最近、コーヒーを自分で淹れて楽しむようになりました。」って方が来店されましたが、簡単・便利=楽しい、にはならないこともあるのです。 

 さて、これらの商品の中で、いくつが新しい定番商品となるのでしょうか?