Webセミナー 4

 今日はズームを使用したWebセミナーの4回目です。パソコンやタブレットによるWebセミナーも慣れてはきたものの、やはり直接会って話を聞いたり、実際にコーヒー豆をカッピングしながらのセミナーが懐かしくなるばかりです。そんな欲求不満な状態で、生豆商社主催のセミナーを「ながら視聴」したのでした。 

 今回は、石光商事(株)鈴木さんが産地に何度も足を運んでいるアフリカコーヒーについて、14:0015:30頃まで「タンザニア・ケニアのコーヒーを知る」というテーマでは話が進みます。 

■新型コロナウイルスとタンザニア・ケニア 

 1031日現在の感染者数は、タンザニアが509人、ケニアが55,192人とアフリカの中で

タンザニアの感染者数が極めて少くなっているため、コロナ勝利宣言が出ています。よって、コーヒー産地ではコロナは問題となっておらず、収穫も順調に行われ、南部はほぼ収穫が終わり、残すは北部のみとなっているそうです。それに比べケニアでは、外出の時間制限が2021年1月まで行われ、ナイロビからの外出禁止となっているものの、コーヒー生産においてはロジスティックやオペレーションに問題は見られないということでした。 

■タンザニア・ケニアの地区ごとの基礎情報、商品特性などの紹介 

もっぱら自社取扱商品のPRとなっていますが、ケニアが比較的規模の大規模農家や大きな施設で品質管理されているのに対し、タンザニアでは小規模農家が多いため、HP(Home Process)と呼ばれる農家で収穫→果肉除去→発酵→乾燥の一連の流れでドライパーチメントまで作るため、未熟豆の混入や品質に課題があるようです。そのため、CPU(Central Pulpery Unit)という精選所へ農家が収穫後に販売することが望ましいとして取り組んでいるそうです。CPUにコーヒーを持ち込むことで最先端のパルパー設備で均一に処理が出来、豆へのダメージを低減され、パルピング中に選別が可能になるといいます。 

今回のWebセミナーも、タンザニアやケニアの産地ごとの特徴や現地での細かな情報は参考になるものの、やはり商品のプロモーションとしての印象を強く感じました。やはりWebセミナーの限界かも知れませんが、質問したいタイミングや「そこをもう少し詳しく」といったやり取りが対面と違って上手く出来ません。まあ、「ながら視聴」ってこともありますが、少々Webセミナーに飽きてきました。