「渦」と「禍」

  「岐阜県は10日、新たに土岐市の40代女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内での感染者の確認は3日連続で、感染者数は累計569人となった。」(910日岐阜新聞Web) 

「岐阜県は11日、新たに土岐市と可児市で計5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。いずれも陽性が確認された土岐市の40代女性の家族や職場の同僚で、関連する感染者は6人となり県は新たなクラスター(感染者集団)と認定した。県内で7月以降に確認されたクラスターは16件目。」(911日岐阜新聞Web) 

「岐阜県は12日、新たに土岐市など4市で計6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。うち5人が11日に認定された土岐市でのクラスター(感染者集団)の関連で、一連の感染者は11人になった。県内で感染者が確認されたのは5日連続で、感染者数は累計580人となった。」(912日岐阜新聞Web) 

このように、連日「土岐市」がコロナ感染で取り上げられています。そのため、市内の小中学校で保健所によるPCR検査が行われたり、濃厚接触者のPCR検査が行われるなど、町の雰囲気は暗く、まさにコロナの渦(うず)の中に入ったかのような様相です。 

同時に、これまで土岐市が県内の中でも感染者が少なかったこともあり、新型コロナウイルスに対する警戒感が緩んでいたため、今回のような連日して感染者が急増する結果となり、町の人達も疑心暗鬼になっているかのようです。「どこでも、だれでも感染の可能性がある。」といった当たり前の認識があれば良いのですが、どこか他人事のように考えていた雰囲気が漂っていただけに、必要以上に警戒感を持って過ごす人が増えたように思えます。 

今回は子供たちの感染もあったことから、小中学校でPCR検査が多数行われたことも影響し、発生源を禍(わざわい)の元のように知りたがる人もいたりして、正直「またか。」と感じる時もあります。ただ、第1波といわれる時期と比べれば、少しだけ冷静に捉える人が増えたのも確かです。これからインフルエンザの流行も控えており、犯人探しや誹謗中傷が無くなればと願うばかりです。 

お店の方はというと、お客様の多くが町内以外から来店される方が多く、今回の事象で大きな影響は出ていないのですが、やはり、普段なら来店される方が外出を自粛していると思われケースもあって、いつもと違って静かな週末となっています。 

追伸:これまでブログでは「コロナ禍」を「コロナ渦」と誤って入力していました。一か月分遡って訂正しましたが、それ以前については笑って見過ごしてください。