なんだし、GCCs

 

♪なんだし、なんだし、GCCs なんだし、なんだし、GCCs♪ 

「これ、なんだし?」

「これ、GCCsのコーヒー審査だし COEの替りだし」

「ここにもコロナ禍!」

♪なんだし、なんだし、コーヒー審査のGCCs

 

COECup of Excellence)とは、各生産国において、その年の最高のコーヒーを選出するために開催される品評会のことです。審査は厳選された国内及び国際審査員であるカッパーによって選ばれ、審査会のプロセスの中で最低5回のカッピングが行われます。継続的に高得点を獲得したコーヒーのみが、審査会の次の段階へと進み、一握りのコーヒーだけが栄誉あるカップ・オブ・エクセレンス(COE)の称号を授与されるのです。その後、審査結果と共に各国にサンプルが送付された後、インターネットオークションを通して、世界中のコーヒー輸入会社やコーヒーロースターなどによって高値で落札されます。

 

 そのCOEは、新型コロナウイルスの影響を受け生産国での国際審査を行うことができず、中でもニカラグア、エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカの4か国は、GCCsGlobal COE Centers)と呼ばれる審査方式に変更し、各国TOP40のサンプルが世界各国のボードメンバーによって審査されます。また、ホンジュラスとメキシコは国内審査含め開催ができていない状況です。

 

 COEを主催しているNPO団体のACE (Alliance for Coffee Excellence Inc.)は、ACEによって指定された世界各所のロースターの各施設で、品評会を開催するGlobal Coffee Centers (GCCs)を置き、2020年のCOEプログラムの継続をすることしたのです。各国のGCCsには、ナショナル・ステージで選ばれた上位40位のサンプルが送られ、ACEに指定されたカッパーによって品評します。そのの品評結果を集計し、今年の受賞者と順位が決定されという仕組みです。

 

 GCCsには現在、アメリカ:ACE Lab 、オーストラリア:Campos Coffee、ノルウェー:Kaffebrenneriet 、韓国:Terarosa、日本:Wataru & Co.、日本:Maruyama Coffee Co.)などが選ばれているという事です。

 

 そんな新型コロナウイルスの影響でいろんなコーヒーセミナーが無くなり、毎年行っていたSCAJ2020も中止となり、「つまんね~奴だなぁ」と愚痴りたくなります。