アマビエ様

 今朝の中日新聞東濃版に、『土岐市下石町で荒神窯を営む加藤土岐光さん(60)が、疫病退散に御利益があるといわれる妖怪「アマビエ」の焼き物の像を制作した。十一日に同市泉北山町の道の駅「志野・織部」に飾り、新型コロナウイルス感染症の終息を願った。』という記事が掲載されました。また、夕方のメーテレ・ニュースの中でも短く取り上げられていました。 

 江戸時代に肥後国(現在の熊本県)の海に現れ、「病がはやったら私の写し絵を人々に見せよ」などと告げたと伝わり、疫病退散に御利益があるとされてきたアマビエは、半人半魚で、長い髪やくちばし、うろこをまとった姿が特徴的な妖怪です。 

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、各地で同様のアマビエ様頼みの物が登場し、アマビエを描いたお札を配る神社の他、碧南市では、妖怪「アマビエ」を題材にした鬼瓦、輪島市では輪島塗の額装作品、浜松市では「アマビエクッキー」、四日市や岡山市では創作和菓子等々、そして、地元の土岐市では前出のとおり、妖怪「アマビエ」の焼き物の像でありました。 

 その焼き物を作成したのが同級生ということもあり、来店時に話をすると「ミニ版もあるよ!」というので、閉店後に彼の作業場へ出向き、そのミニ版を購入してきたのです。その際、道の駅に飾る作品の前に試作したアマビエを「店の前に置いとけよ!」と手渡してくれたので、入口のドアの横に飾っておきました。こちらの作品は完成品よりも一回り小さいサイズで、多少不格好でヒビ入りということもあり、ご利益の効果は薄くなるかもしれません。 

 神頼みというよりも、単純に面白そう!ってだけで飾っております。やはり、お店を切り盛りするのは人間ですから、私自身が考えて行動するしか結果はでませんからネ。