ドラマ的ガイド番組

 昨日は、焙煎したコーヒー豆のハンドピックをしながら、YouTubeで限定公開されている「純喫茶に恋をして」の第1話を見てみました。本の町である神保町で1955年にオープンした喫茶店「さぼうる」が舞台です。「孤独のグルメ」のスタッフによりドラマ的ガイド番組として、売れない漫画家・妄想家のアラサー男子の烏山純平が迷い込み、そこで起こる様々なドラマというのが内容です。 

でも、所詮短い時間内ではドラマ的なものは期待できないので、「孤独のグルメ」のように、無性に「腹がへった!」気分になるような、「飲みたい!」気分にさせてくれれば良いのですが、いかんせんコーヒーが出てこない。フレッシュジュースやクリームソーダ、厚切りピザトーストでは、「飲みたい!」という衝動が起きません。 

浮かんでくるのは、チコちゃんの「かき氷のブルーハワイは何でもいい味!」とか、「珈琲屋なのにクリームソーダが一番人気の店があったな。」くらいのものです。厚切りピザトーストに懐かしさを感じるものの、店名の「さぼうる」がスペイン語の「SABOR=味・旨味」に由来するオチまでつけてしまい、ウケを狙い過ぎの気がしてなりません。 

 それよりも、BSテレ東で1月から放送が始まったコの字酒場を舞台とする「今夜はコの字で」の方が、お酒の飲めない私でも「行ってみたい!」という気にさせてくれます。まあ、共感できるツボが年代的に異なるのかもしれませんが、こうしたドラマ的ガイド番組がウケるのも、今の時代に合っているのかかな?