コーラを飲みながら

 「期間限定!」、「新商品!」、そんな販売手法は分かっちゃいるけど、ついつい手が伸びてしまいます。というわけで、今回はコカ・コーラシステムが1月20日から期間限定で販売を開始した、世界初の「コカ・コーラ ストロベリー」を近くのコンビニで買い求めました。 

 「コカ・コーラ ストロベリー」は、「コカ・コーラ」ならではのおいしさに、旬のフルーツフレーバーを持ち合わせた世界初の新製品で、ご褒美のようなぜいたくな味わいを楽しんでいただけるというのがキャッチコピー。早速飲んでみると、イチゴ味のファンタみたい! 

 「あれれ?」なんてことを相変わらず繰り返してしまうのも、宣伝効果に見事にハマった証拠なんでしょうが、商売をするうえでは見習うべき点もあります。こうした期間限定の商品を販売する際のターゲットを明確にし、そのターゲットに合ったパッケージデザインを作成しるなど、参考にしたいものです。 

今回の「コカ・コーラ ストロベリー」は、ティーンや2030代の女性や普段「コカ・コーラ」を飲まれない炭酸飲用者をターゲットにしています。そして、視認性の高いフルシュリンクラベルを採用し、ベビーピンクのベースの上にみずみずしいイチゴのイラストを全面にあしらい、女性が思わず手に取りたくなるような心躍るデザインとなっています。 

「まめ蔵」でも、年間通じて提供するコーヒー豆の他に、期間や数量限定の商品を定期的に入れ替えており、色々なコーヒー豆を体験してもらいたいという気持ちと同時に、自分自身が飲んでみたいことを前提に選び、パッケージも定番商品と区別できるように色分けしています。 

ただ、奇をてらうようなことはしたくないという思いもあって、「期間限定!」、「新商品!」などと、まるで付加価値があるかのような表現が出来ません。価値があるかはお客様が判断することだと理解はしているものの、一歩踏み出せない状態なのです。今回も、コーラを飲みながら、「どうしたものかと?」考えてしまいます。