朝、紅茶を飲む

 今朝は、お店に来てから紅茶を飲むことにしました。前日、珈琲狂が来店されて焙煎したてのコーヒー豆をいただいたのですが、香りを嗅いだだけで、もう一晩待ってみることにし、会話の中で取り上げたインフルエンザ予防を実践してみたのです。 

紅茶に含まれるポリフェノールの中でも特に、紅茶の赤い色素成分であるテアフラビンには、インフルエンザウイルスが細胞にくっつき、インフルエンザに感染するのを防ぐ作用があるとして注目されているそうです。 

日本紅茶協会のホームページでも、国立感染症研究所協力研究員で獣医師・医学博士の中山幹男氏の話として、インフルエンザウイルスに対する紅茶の抗ウイルス作用について説明されており、どの程度の効果が期待できるか不明ではあるものの、なんでもやってみようというわけです。 

 今年はA型のインフルエンザが流行しているようで、ウイルスの感染から数日で発症し、38℃を超えるほどの高熱に伴い、頭痛、筋肉痛、関節痛といった全身の痛み、咳、鼻水、吐き気といった風邪に似た症状が現れるようです。町内の小学校では既に学級閉鎖になっていると聞きます。 

 インフルエンザの予防には紅茶の他にも緑茶の飲用が知られていますが、コーヒーに蜂蜜を入れた「蜂蜜コーヒー」も良いそうです。風邪やインフルエンザのウイルスがのどから気道に入ってしまうと、異物を吐き出そうとセキが出ますが、セキが続いて辛いときは、コーヒーに蜂蜜入れたものを飲むと楽になるとか。コーヒーに含まれるカフェインには気管支拡張作用や抗炎症作用がある他、はちみつにも抗炎症作用や抗酸化作用があり、セキ止め薬よりも効果があるという研究論文もあるんだとか。 

 ただ、インフルエンザを発症してしまった後では、コーヒーなどカフェインを含む飲料は、水分を体外に排出する働きがあるため、脱水症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。 

 とはいうものの、私自身身を持って感じたことは、毎日、お茶やコーヒーを飲んでもインフルエンザには発症するし、その時は、医師から処方された薬を飲んで体を休めるのですから、この時期は人混みを避けて生活することが一番かもしれません。(現実には無理だけど)