受動喫煙対策義務化のお知らせ

 火曜日は親戚の葬儀出席のため、お店を臨時休業にしました。昨年末から三度続いて身内の葬儀があり、中には60代で亡くなった方もあって、自分はこうしてまだノホホンと生き、好きなことをやって毎日過ごし、食べ過ぎと言われるくらい全部食べ、興味のある場所ヘはせっせと出かけ、くだらないブログを書き続けています。まったく罰当たりで、限りのある人生をこんな使い方でいいのかと思いながらも、少しだけ美味しいコーヒーを提供しているから許してもらえると自分に言い聞かせています。 

 そんな時、東濃保健所から一通の封書が送られてきました。宛名の下には「受動喫煙(たばこ)対策の義務化に関する説明会のお知らせ」と大きくあり、「20204月から、法律に基づき、原則店舗内での喫煙が禁止となります。」と補助説明があります。健康増進法改正によって、望まない受動喫煙による健康影響をなくすため、店内禁煙ということです。 

 今回の健康増進法改正では、学校・病院・児童福祉施設等、行政機関は、令和元年7月1日から原則敷地内禁煙となり、上記以外の施設等(事務所・工場・飲食店など)は、令和2年4月1日から原則屋内禁煙となります。ただ、喫煙を認める場合は、喫煙専用室などの設置が必要となるため、受動喫煙対策の義務化に関する説明会を開催するので参加してくださいといった内容です。喫煙専用室などを設置する場合は「喫煙可能室設置施設届出書」が必要ですから、その基準に合わせた改装費用が発生します。 

 とはいうものの、「まめ蔵」では開業当時から禁煙にしており、分煙にする気もないですし、このまま店内禁煙でいこうと考えているため、保健所の説明会に行く必要もなく、特段、お客様へ周知することもありません。これまで、「ここは禁煙ですか?」尋ねられた際には、「禁煙です!!」とはっきり伝えていたこともあり、そうしたお客様は二度と来店されることはありませんでしたから、禁煙による影響は来年4月以降もないでしょう。 

 むしろ、この改正によって、喫煙者である店主が一番困るのではないでしょうか?私は全く喫煙をしないため、タバコが切れて悶えるような感覚が理解できないこともあり、どれくらい影響が出るのか想像できません。 

 先日亡くなった親戚も、いったん病院から退院して家に帰った途端、家族に「タバコを買ってこい!」と暴れて困らせたという話を聞き、ますますタバコが嫌いになった私は、愛煙家に「可愛そうに。」という言葉もかけられないのです。