暑い日が続いたせいか、先週はプリンが多く出ます。そんな訳で今回の補充分は少し多めに作り、さらに、残った卵の卵白を利用し、久しぶりにシフォンケーキを作ってみる事にしました。
せっかく作るのだから、4月に大阪で食べたコーヒーシフォンケーキにしてみようと、コーヒー豆を極細挽きにしたものと、自家製のコーヒーリキュールを使ってみたものの、あまりにも久しぶり過ぎて、少々膨らみが足らなくなる結果に。けれど、お客様からは「美味しかったです!」のお言葉をいただき、正直ホッとしたしだいです。
このシフォンケーキは、1927年にアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスの一介の保険外交員で料理愛好家、ハリー・ベーカー(Harry Baker)によって、卵白のみを用いて作るエンジェルフードケーキを元に考案され、食感が絹織物のシフォンのように軽いことから名付けられたそうです。
フランス語のシフォン(chiffon) は、薄く柔らかい織物とい意味で使われ、婦人用のベールや肩掛けをイメージさせます。けれど、シフォンケーの多くのレシピにはサラダ油が使用されているため、膨らんだ状態が維持されるものの若干硬くなります。私が学んで作っているレシピはノンオイルなので、柔らかい反面、型崩れしやすさもあるもの、食感はとてもフワフワなのです。参考までに材料を紹介しておきます。
■17cm型を使用した場合■
A:全卵 152g(卵白で調整)
グラニュー糖 76g
薄力粉 76g
コーヒー豆の極細挽き 2g
コーヒーリキュール 10cc
B:卵白 177g
グラニュー糖 96g
Aは、泡立てた後に薄力粉を混ぜ、そこにコーヒー豆とコーヒーリキュールを加えます。そこへ、泡立てたBに混ぜて型に淹れ焼きます。
※実際に美味しく出来上がるかは保証しません。
コメントをお書きください