本家松屋式

 コーヒーの焙煎とともに抽出方法については、これまで何度も試行錯誤してきました。結局たどり着いたのが「松屋式」です。

 最初に覚えたのが、台形ドリッパーの「カリタ」と「メリタ」でした。この見慣れたドリッパーが普通で、これしかないと思っていたのです。ところが、色々な人の話を見聞きすると、「コーノ」や「ハリオ」といったものをはじめとする円錐型ドリッパーの存在を知ることになります。そして、今、普段行っている「松屋式」と出会ったのです。

 インターネットでは様々な情報が流れています。同じ抽出器具を使用しても淹れ方は様々です。いったいどれが本当なのか?と、カリタ本社に出かけたり、コーノのドリッパーを作っている珈琲サイフォン㈱へも行きました。それぞれ独自の考え方で抽出器具を作っており、「なるほど」って感心しましたが、結局分かったことは「答えは自分で作る」ってことです。コーヒーの挽き具合や、抽出温度、蒸らし時間、注湯方法など、少し変えれば異なる味になります。その中で、自分の好みにの味になったのが、「松屋式」でした。

 今日は、松屋本店に出かけて、松屋の会長から直接レクチャーを受けてきました。社員指導用に書かれた図を使用しながら、易しく手ほどきをしていただきました。自己紹介の中で、私の住む「下石」を知っておられたことがとっても嬉しかったな。中々「おろし」って読めないだけに親近感が湧きます。会長の話では、土岐市内も多くの配達先があり、何年も出向いたとのこと、近年の喫茶店減少の煽りで昔の店が無くなっていることが淋しそうでした。会長の笑顔を見ながら、自分も、あの年齢ぐらいまでは頑張るぞって帰ってきました。