■ 2017年11月 ブログ

年賀状の準備を始めました

 

 昨夜は絵手紙用の画仙紙を購入するため、多治見市内の文具店へ行ってきました。明日から12月ということもあって、そろそろ年賀状の準備をしなければと思ったわけです。毎回、取り組むスタートは早いものの、一向に進まないのが悪い癖でして、今年は年末に慌てないようにしたいものです。

 我が家のように年賀状を出す家庭は年々減っているようで、2018年用年賀はがきの当初発行枚数は258600万枚と、17年用よりも9%減り、発行枚数の減少は7年連続なんだとか。そんなこともあってか、2020年の東京五輪・パラリンピック東京大会への寄付金を盛り込んだ年賀はがきを発行するそうですが、そもそも手紙を出す習慣がなくなってきているため、寄付金付きの絵入年賀はがきを含み、寄付金額は予定ではなく完売前提で計画されているので、最終的には社員が苦労するってことになりますね。

 そもそも、葉書の利用状況は少しずつですが確実に減少を続けており、人口の減少、他人との付き合い方の変化、慣習に対する姿勢の移り変わり、核家族化など多種多様な理由が考えられますが、やはりインターネットとソーシャルメディアの普及によるところが大きいと思います。自分自身もお客様へ年に数回案内葉書を出すものの、プライベートでは絵手紙以外はゼロですからね。こうしてブログを書く時間はあるのに。

 自宅に戻った後、購入した画仙紙に早速筆を走らせますが、思ったような出来栄えになりません。下手は下手なりに書けば良いものを、良く見せたいという欲が邪魔し、イメージした線にならず苦労しました。結局、諦めた頃には意外に納得できる程度になり、後は言葉を付けるだけです。

 ところが『言葉』が出てこない!普段は言葉が浮かんでから書き始めるのですが、年賀状ってこともあって干支の戌に拘ったために、肝心な言葉が思いつかないのです。困って妻に話すと、「ワンダフル!ってどうよ?」という回答に、「相談するんじゃなかった。」と後悔しながらも、「ワンダフルな年に!」「今年も楽しいワン!」とか、頭の中で「ワン!ワン!」がクルクル回ってアイデアが出ません。

 こんな感じで年賀状の準備を始めましたが、いつになったら終わるんでしょうか?

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新店舗巡り

 前日に臨時休業したため、午前中は店舗の掃除と片付けをしながら焙煎をします。そして、午後からは前から決めていた新店舗巡りに出かけました。

 今回向かう新店舗は2箇所あり、偶然にも両方とも11月25日(土)にオープンしています。一つは地元下石町にオープンした『Cafe てとて』です。この店の店主は私の同級生で、私より2年ほど後に早期退職して準備を進め、自宅の一部を改装しカフェとしてスタートしました。名古屋の豆屋さんから仕入れた豆を丁寧にハンド・ドリップし、一日モーニング(日替メニュー 7:30~18:00)というスタイルで提供しているそうです。私が訪問した時も女性客で賑わっており、オープンから3日目ということもあってか、少々お疲れ気味の様子でした。緊張したり気を使ったりと、自分自身がオープンした時のことを思い出させてもらいながら、マンデリンを地元カネコ小兵のギアマンのカップでいただきました。

 二軒目に向かったのは、瀬戸市で12年ほど前から自家焙煎珈琲店として営業されている『Coffee SAKURA』さんが、中水野駅近くにオープンされた新店舗です。旧店舗の時から何度もコーヒー豆を購入していた店なので、どのようなお店になったのか楽しみでした。ところが、案内葉書の地図に書いてある場所には建物があるものの、看板がないのでちょっと心配になります。たぶんこの建物だろうと恐る恐る車を止めると、中から女性が出てきて「いらっしゃいませ!」と声をかけられ無事に到着です。

 店舗内は板張りで木の香りが漂う内装に、コーヒー豆とともに並んだ試飲用ポットや、様々なコーヒー器具のお試しコーナーなど、広々とした店の奥には、15kg熱風焙煎機がド~ンと設置されています。やっぱり焙煎機が大きいと迫力あります。店内でサクラ・ブレンドを飲みながら話を聞くと、看板の設置が遅れているとか、エアコンの取り付けが今日なんだとか、色々と慌ただしい様子です。迷惑にならないよう、再度焙煎機を眺めて帰ることにしました。

 今日はオープンしたての店舗に訪問しましたが、それぞれ店主の想いが詰まった店になっており、形態は違うものの、忙しそうにしている二人を見ると何だかムズムズしてきました。さあ、明日から一生懸命に焙煎しよっと!

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お休み処

 今日は葬儀出席で臨時休業したため、店に明かりが灯ることはなかったはずなのに、夕方になると黒い服を着た集団で店内が一杯になりました。

 そうです。葬儀の時くらいしか集まらない父方の親せきが、葬儀終了後に「お休み処」として集まっているのです。冠婚葬祭の場でしか集まることが無くなってしまいましたが、父方の兄弟姉妹も8人中4人が健在であり、従兄妹も含めこうやって集まることができ、「まめ蔵」の存在も悪くないなって思うのでした。

 お客様が一息入れる場所ばかり考えていましたが、こうやって身内も集まる場所になり、ちょっといい気分です。

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塩コーヒー

 今、再び塩ブームなんだとか。ちょっと前の2011年頃には、TVや雑誌で取り上げられた、塩キャラメルや塩麹など、塩◯◯が一躍ブームになった記憶がまだ残っていますが、昨年頃から、粗塩を振りかけて焼いたり、生地に岩塩を混ぜ込んでから焼くものなど、たくさん新しい食べ方が提案され、デパ地下の塩パンの店には行列ができているそうです。
 そんな塩ブームに引っ掛けて、以前から試したかった塩コーヒーを飲むことにしました。塩コーヒーというのは、エチオピアで行われているコーヒーセレモー(現地ではカリオモンと言う)で実際に飲まれているもので、コーヒーに砂糖をたっぷり入れたものや、スパイスを入れたものの他、一般的に塩を入れて飲む習慣があるそうです。
 以前、珈琲狂が来店された際にも話題なり、塩を入れる習慣は健康に良いとか、宗教的な側面があるのか聞いたのですが、「美味しいと思って飲んでいる」と言われ、随分驚いたものでした。後で店にある食塩を実際に入れて飲んでみみましたが、とても飲めるようなものではありません。
 そこで、今回は食塩ではなく、塩ソムリエが選んだ世界の塩を使用し、再度挑戦することにします。
エントリーナンバー①
■ひたちなかの藻塩 
ひたちなか市沖合い水深100mから汲み上げた海水を30時間加熱濃縮した海水塩に、北海道長万部産の昆布から抽出したMCM(海洋ミネラル)を加え、ヨード等の海藻成分を強化した塩です。
エントリーナンバー②
■マラス塩田の塩 
インカの首都クスコの郊外世界遺産マチュピチュ遺跡に向かう途中にある標高3200mの高地から湧き出る塩水が山麓一体の塩の棚田をつたい結晶しできたオレンジ色の天日塩です。
エントリーナンバー③
■死海の湖塩
世界で一番低海抜に位置するイスラエルは死海の湖塩水を採取し、じっくりと結晶させて作った純度の高い湖塩です。
エントリーナンバー④
■アンデスの岩塩 
南米はボリビアのアンデス山脈で太古に地殻変動で海底が隆起し、深海水が自然結晶した岩塩です。
エントリーナンバー⑤
■ウユニ島の塩 
アンデス山脈は西山系と東山系の2列に山脈が平行して走る。その中央へ威厳にあるウユニ塩原は、標高約3,700m、南北約100km、東西約250km、面積約12,000kmの広大な塩の塊です。

 

■検証方法

 コーヒーはエチオピアのナチュラルの豆を使用し、手持ちのコーヒーセレモニー用カップが50ccなので、50ccのコーヒー液に塩を1g混ぜて試飲します。

■結果

一言「しょっぱ!」、塩の違いによる美味しさは判別不能です。

 塩を入れるのにスプーンを使用するだろうから、ちょっと少なめで1gの量にしてみましたが、美味しいどころではありません。そのため、再度0.5gで試飲してみましたが、何とか呑み込める程度にはなったものの、やはり不味いです。本当に!

 これは個人的でバカバカしい検証でしたが、塩ソムリエが選んだ美味しい塩と言われるものであっても、コーヒーに塩は美味しくないことが改めて分かりました。事前に美味しい順番をつけるための点数表なんかも作って用意したものの、結局、点数をつけるどころではなかったのです。塩コーヒーを飲むエチオピアの人達に、直接会って聞いてみたいものです。「そのコーヒーは本当に美味しいの?」って。

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花壇の植え替え

 花壇の植え替えしました!って言いたいところですが、やってもらいました。毎回のことのように妻に手伝ってもらい、花壇の受け替えを年に2回行っており、今回も冬に間に合うよう何とか11月中に行いました。出来れば定休日の月曜日にと思っていたものの、中々都合が合わないために今朝になったという訳です。

 私が何もしていないかと思われるので少々言い訳をしますが、事前に枯れた花を抜き取り、今回植えるビオラやチューリップの球根等を購入しております。それに、それに、掃除や水やりも行いました。接客の合間にです。(完全に言い訳になってます)

 枯れた花が残っていた花壇が綺麗になり、これだけでも気分がいいものです。来店されたお客様も気持ちよくドアを開けられると思います。来年の春には多くの花が咲くことを想像しながら、感謝の気持ちを込めて妻にコーヒーを淹れました。めでたし。めでたし。(やってもらっているので立場が悪い)

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頼りになる相棒

 先日注文したショップカードが届き、早速レジ前のカード立てに置きました。これで開業時から1,000枚を超えるショップカードになります。飲食店等には当たり前のように置かれたショップカードに、特別な効果があるとは思っていなかったものの、こうして多くの方が会計の際に持ち帰えられるのを見ると、やはり嬉しいものです。

 これまで、自分自身が飲食店等でショップカードを持ち帰ることはあっても、再び利用することは稀でした。「こんな店があったよ。」と友人や家族に見せる程度で、知らぬ間に持ち帰ったショップカードは消えていきます。しかし、初めて来店された方が、後日友人を伴って再び来店されることが度々あり、その友人の方が帰り際にショップカードを手に取られると、やはりショップカードには広告媒体としての効果があるのだと感じます。短期間で1,000枚を超える人が手に取っている訳ですから。

 本来は、会計時にレシートともに手渡すものですが、私の場合はカード立てに置いているだけの手抜きをしています。それにも関わらずお客様が手に取っていただけるのですから、ショップカードは私の頼もしい相棒ってことになりますね。「あんたは働き者だよ。店主と違って!」なんて、誰かに言われそうだ。

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最後の一杯

 今月の手話サークル学習会で、クジを引いてトークテーマを決め、小グループで手話を使って会話をすることになりました。その中のテーマに、「最後の晩餐には何を食べる?」という御題があり、グループ内では「寿司」、「カニ」、「ステーキ」なんてのが出てきましたが、私の場合は現実的になってしまい、何を食べるかではなく、どこで食べるかというのが重要で、最後は自宅で家族と共に食べたいと言ったのです。

 生きていれば必ず最後の日があり、そんなことは誰もが承知しているものの、自分の死に対して日頃から意識している人は、病を患っている人以外ほとんどいないのが実情です。SF映画の世界のように、政府から「あなたの寿命は何時です。」なんて決められる訳もなく、分かってはいるものの、いつ来るかいつ来るか毎日ドキドキする生活は送らないのですから。

 お店に来店される高齢の方は元気なので、永遠に生きそうなくらい噂話で盛り上がっています。けれど、現実には数人の方が旅立たれており、もうカウンターに座る事もないのです。旅立つ順番にはルールはなく、人によっては突然その日がやってくるもので、年齢性別に関係なく事故や災害は襲ってきますし、医師から宣告されるかもしれません。だからこそ、今、提供するコーヒー一杯を大切にしたいと思っています。自分自身の最後の日でもあるかもしれませんからね。

 毎朝、朝食後に妻へコーヒーを淹れているのも同じです。日々後悔しない生き方の一つであり、旅だった後では一杯のコーヒーも飲むことは出来ないのです。人生最良のコーヒーになるかは微妙なんですが、自分が提供できる現在最良のコーヒーを目指して、妻にもお客様にも「最後の一杯」のつもりで淹れるのです。

 そんな事を書いていたら、先日から考えていた「カフェって何だろう?」の答えにしっくりくる言葉が見つかりました。『お休み処』だな!色々な人がお店を利用し、人生の途中で体や心を休め、またドアを開けて現実と向き合う訳で、それぞれの人が休める場所とコーヒーを提供するだけなのかもしれません。理屈をこね回す必要はないかも。そう考えると、毎日『お休み処』にいる自分は休んでばっかりってことになるか?確かに休んでばっかりいるワ!納得!

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犬山散歩(2)

 犬山の城下町を後にして、角の信号から犬山駅の方向へ歩いていると、一軒の洒落たカフェが目に留まります。お店の名前は「FOYER(ホワイエ)」。10席程の小さなカフェなんですが、先ほどの古めかしい光景から打って変わってハイカラな雰囲気な場所で、ついつい引き込まれて入店します。

 ホワイエとは、劇場やホールなどの、入口から観客席までの広い通路のことをいい、主に幕間の休憩や、社交の場として使われる空間だとか。暖炉や団らんの場を意味するフランス語のfoyerからの言葉で、通常はロビーと同じ意味で使われることが多いようですね。

 確かに、団らんの場としてご婦人がたが集まる場所でした。ブレンドとチーズケーキのセット楽しんでいたものの、あっという間に城下町から駅に向かう女性客が入店され、おじさん一人の身では居づらくなって早々引き上げましたが、店内に気になるチラシが目に入ります。なになに、『冬の夜のコーヒーの集い』(2017/12/6 19:00~21:00)開催とあり、この店にコーヒー豆を卸している「コクウ珈琲」の篠田さんと、帰山人さんのトークと、二人が淹れたコーヒーの飲み比べのイベント案内でした。そして、対談テーマは「カフェってなんだろう?」です。気になるイベントでしたが、チラシだけもらって帰りました。

 「カフェってなんだろう?」って言われても難しいよな~。自分の店も珈琲屋であっても飲食店として営業しているし、その利用者の多くは地域の方々で複数回利用される方達です。仲間同士でお喋りしながらリフレッシュされる方、一人で本を読みながらコーヒーを飲む方、カウンターで世間話をされる方、様々な利用者がいる訳で、小さなコミニティのようなものかもしれません。当然、その中には、新しい家族が生まれたと言って紹介してくれる人もあれば、いつもカウンターに座っていた人が、この店で最後の一杯を飲まれたこともあります。最近では、老々介護の傍ら一休みにとカウンターに座る人もいました。

 そうした様々な方が満足できるような空間・時間を提供することが自分の役目だと思っていますが、果たして提供できているのか自信がありません。だから、「カフェってなんだろ?」って仮に質問されても答えに困ると思いながら、家でチラシを眺めているのでした。

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犬山散歩

 先週来店されたお客様が、「今、犬山が休日になると人が溢れている!」と言われ、いくら城ブームでも、「それは無いでしょ!」と話していました。以前、妻と共に出かけた時には、アジア系外国人の観光客と高齢者が歩いているだけだったので、急には信じられなかったのです。そこで、午後からちょっと足を伸ばして行ってみました。すると、「ホンマや!」って言いたくなるほど、平日にも関わらず多くの人が犬山の城下町を歩いていました。
 元々、城下町のメインストリートとして昔から賑わいを見せた場所で、土産物店や食べ歩きにピッタリな店が並ぶ通りで、古い店舗をのぞきながら、のんびり歩くオススメ・スポットでした。そこに、2012年4月に「昭和横丁」、2016年には「犬山 森のマルシェ」がオープンします。いずれも、城下町の特徴でもある、間口が狭く奥に長い構造で、所謂うなぎの寝床のような建物の中に、「昭和横丁」は15店舗、「犬山 森のマルシェ」は6店舗のジャンルの異なるお店が集まっています。
 城下町の通りを歩く人や複合施設に集まる人々は、以前のような外国人の観光客や高齢者ではなく、若者や家族連れが多いことに驚かされます。その理由は、どうやら先日発表された『2017 ユーキャン新語流行語大賞』の大賞候補30語にも選ばれた、SNS上の言葉『インスタ映え』にピッタリな商品にスポットが当たったからのようです。当然、テレビ番組で取り上げたことが店舗の前に張り出されており、多くの行列になっていました。
 もちろん、並ぶの大嫌いな私は横を通り過ぎるだけですが、「茶処 くらや」の看板商品「恋小町だんご」というカラフルな団子を見て、「団子は醤油に限る。」と思ったり、「ぱんの村」という揚げパンのお店では、「犬山ドッグ」という、犬山の犬とパンに食材を挟んで食べるホットドッグを掛けた揚げパンを見て、「ホットドックにはケチャップとマスタードに限る!」と横目で見るのでした。
 正直、ガラケーの私にはインスタなんて興味ないからと思いながらも、観光地とての犬山には大きな影響力を持つものだと感心しました。今まで来なかった人が来るキッカケになるのだから、多少奇抜な商品や企画であったとしても、現実に人が集まる訳であり、こうした人々が入れ替わり来る観光地であれば、「空前絶後の」集客には貢献しているのかもしれません。
 でも、リピーターが増えるような観光地になるのでしょうか。そんなことを思いながら城下町を後にしたのでした。

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文庫本を飲む?!

 「NEC」と「やなか珈琲」が、それぞれの得意分野であるAIとカップテスターがコラボレーションをし、名作文学の読後感をコーヒーの味わいで再現した、ブレンドコーヒー「飲める文庫」を新たに発売したそうです。(期間限定)

 これは、NECのデータサイエンティストが、文学作品に関する1万件以上のレビュー文(読後感)を、コーヒーの味覚指標(苦味/甘味/余韻/クリア感/飲みごたえ)に変換した学習データを作成し、その分析モデルを用いて6点の名作文学のレビュー文から、味覚指標のレーダーチャートをそれぞれ作成します。さらに、作成されたレーダーチャートをレシピとして、やなか珈琲店のカップテスターが6種のブレンドコーヒーを考案・開発したんだとか。
 そして、その「飲める文庫」が次の6つ。
■「若菜集」:島崎藤村(タンザニア/コロンビア/ニカラグア:ミディアムロースト)
■「人間失格」:太宰治(コロンビア/ブラジル/ペルー:フルシティロースト)

■「吾輩は猫である」:夏目漱石(コスタリカ/ブラジル/グァテマラ:シティロースト)

■「こころ」:夏目漱石(インドネシア/ブラジル/グァテマラ:イタリアンロースト)
■「三四郎」:夏目漱石(エチオピア/コロンビア:ミディアムロースト)
■「舞姫」:森鴎外(ブラジル/グァテマラ/東ティモール:フレンチロースト)
 AIについては先日のラジオ番組での中で、名古屋大学大学院の佐藤教授が、「コンピューターが何とかするとか、AIが何とかするというのは擬人化表現するSFの世界だけで、プログラムを実行するだけの単なるコンピューターであり、人間しか解けないと考えられていた問題を、どのようなデータと手順を用意すれば、機械的に解けるのかを研究することです。」という発言と、同時に「言葉こそフロンティアである。」明言されたように、機械が言葉を完全に理解できない未開拓の部分であるからこそ、今回の企画が実験的で面白いのかもしれません。
 個人的には「飲める文庫」がどんなコーヒーなのかは興味がなく、もし島崎藤村や太宰治が生きていたら、それぞれにコーヒーをどんな気持ちで飲むのだろうかってことです。いっそ、現在活躍中の作家バージョンも作って、本人から感想を聞いてみたらどうでしょうか?そっちの方がAIの発展に貢献できるんじゃないでかな。でも、絶対しないか!(作家から不満がでそう。)

 AIでやってほしいのは、個人の趣味趣向や気分の変化を読み取って、「今なら、このコーヒーがお勧めですよ。」ってアドバイスしてほしいですね。味覚や好みは千差万別です。絶対数が多いからという理由で、「この本には、このコーヒーよ。」ってのは、秋には「秋香る〇〇ブレンド!」と決めつけられているみたいで、気持ちいいものではありませんから。

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シュトレン

 

 今週は天候の悪い日が続くため、土曜日に予定していた自宅の生け垣の手入れと、店舗前の花壇の受け替えが出来なくなりそうです。繰り延べていくと年が明けてしまうので、何とかしなければと頭を悩ませています。今日も気温が上がらず、テレビでは12月上旬の気温だとか、秋を楽しむ間もなく冬になりそうです。

 冬といえばクリスマスをイメージさせるイルミネーションが点灯されたり、パン屋さんの店頭には「シュトレン」が並び始めました。この「シュトレン」は、ドイツ菓子として日本でもすっかり認知度が上がったクリスマス限定のお菓子で、発祥の地はドレスデンと言われているなど諸説があります。いずれにしても、ドイツとオランダでは伝統的にクリスマスに食べられる物で、その時期で売られるものはクリスマスのシュトレンと言われています。10年も前には見かけなかった物ですが、今では当たり前のように店頭に並び、コーヒーと同じように、新しいものを取り入れる日本人の柔軟性には驚かされますね。

 シュトレンとは、もともと坑道や地下道の意味。トンネルの形に似ているからこの名がついたと言われています。真っ白でやわらかな粉砂糖に覆われた外観は、幼子イエスを包むおくるみに見立てられることも多いようですが、そのレシピについては本場ドイツでも様々存在します。以前から一度作りたいと思って、シュトレン用の小さな型を用意していたので、この機会に朝から焼いてみることにしました。

事前に、ドライフルーツやナッツ類をブランデーに漬け込んでいましたが、何せシュトレンを作るのは初めてなので、凝った物は作れないため、いっぱい具材を入れて混ぜるだけという、「男のシュトレン」って感じの雑な物になりました。粉糖でまぶすと中身が見えないからよく見えます。後は、しばらく常温で寝かせて来週末にはカットして味見をしてみましょう。食べれそうなら、コーヒーのお供に提供します。さて、どうなるでしょうか。

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デカフェ

 コーヒー豆を販売する珈琲屋を始めて2年半が経過しますが、この間に数人お客様から「カフェインレスのコーヒー豆はありますか?」と尋ねられたことがあります。「残念ながら置いていません。」と回答したものの、できれば提供出来るようになりたいものだと思っていました。
 カフェインレス・コーヒーは、「デカフェ」と呼ぶことが多く、本来カフェインを含んでいる飲食物からカフェインを取り除いたり、通常はカフェインを添加する飲食物にカフェインの添加を行わないことで、カフェインを含まなくなったもののことを指します。デカフェ、カフェインレス、カフェインフリーなど呼び、コーヒー以外にも使用しますが、多くの方がコーヒーのカフェインレスとして認識しています。

 カフェインを取り除く方法には次のようなものがあります。
●有機溶剤による抽出法
 カフェインを溶解する有機溶剤に生豆を浸す方法。低コストですが、カフェイン以外の成分も溶出し、コーヒーの旨味や風味まで失われやすく、残留有機溶剤の心配から消費者が不安を抱きやすいという欠点があります。(日本では有機溶媒を使用したデカフェの販売が禁止されています。)
●水による抽出法
 まず、生豆を水に浸すことでカフェインを含めた水溶性の成分を抽出します。次に豆を一度取り出し、水溶液の中からカフェインだけを除去します。この時にフィルターを使用する方法と、有機溶媒を使用する方法があります。カフェインを除去した水溶液に再び生豆を浸すことで、コーヒーの味、香りや風味など必要な成分を戻します。有機溶媒を使用する場合も、直接コーヒーの生豆に溶剤が触れないため安全性が高いと言われています。
●超臨界二酸化炭素抽出法
 二酸化炭素を「超臨界流体」の状態にしてカフェインを抽出する方法。物質に一定以上(臨界点以上)の圧力や温度をかけると、その物質は超臨界状態になります。超臨界流体は「液体の溶解性」と「気体の拡散性」を併せ持っているため、コーヒー豆の内部への浸透性が高く、成分の抽出率に優れているとされます。特に、二酸化炭素は他の物質よりも比較的穏やかな条件で超臨界状態に達し、他の物質との反応性も低いことから、豆に負担をかけずに味や風味を損なうことなく、カフェインを除去できる安全性の高い方法として知られています。

 日本で流通している多くは、水による方法と二酸化炭素を用いる方法の主流で、お店で扱っている生豆商社では二酸化炭素抽出法の豆です。

 お客様からカフェインの摂取を気にする話をされると、「何とか提供出来ないものか」と思う反面、需要と供給のバランスを考えると尻込みしてしまいます。確かに、「デカフェ」に対する関心は昔と比べると高まっており、全日本コーヒー協会の資料を見ても、2000年の輸入量が2016年には5倍に増えているいます。けれど、コーヒー豆全体からみると、それでも約0.6%と割合的には大変少ないのが現実です。

 そもそも、カフェインに対する思い込みや誤解も多く、カフェインが苦みの元だと勘違いされ、深煎りにするとカフェインが増えるとか、カフェインが悪者扱いされ、少しでも飲まない方が良いといった過剰な反応など、誤解を解く必要があると考えますが、それよりも、安心して楽しく飲める「デカフェ」を提供した方が早いと思うのです。

 お店で提供するコーヒー豆は週に何度も焙煎し、新鮮なコーヒー豆を提供することを心がけているものの、「デカフェ」の需要は統計上からも僅かなため、実際に提供を始めるにしても、事前注文を受けてから焙煎するのか、決まった週のみ焙煎して利用してもらうか、など考えなければいけない課題があります。

 地元で営む珈琲屋だからこそ、高価なコーヒー豆を除いて「ありません。」とは言いたくないのが本音ですから。

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岐阜県民手帳

 来年のカレンダーもぼちぼち出始め、そろそろ手帳を買おうかと探していたら、「岐阜県民手帳」が見に留まりました。何だか今回の手帳は垢抜けしたデザインで、県のキャラクター「ミナモ」が県内各市町村の特徴を表しています。ちなみに、土岐市はミナモが登り窯の前でモロ板を担いでいます。気になったので、来年はこの手帳を使用することに決めました。
 岐阜県民手帳は、昭和30年に発売されて以来、実用性・機能性に優れた手帳として改良を加えられていますが、平成30年版は新たに表紙の差し替えが可能となり、無地(赤)、無地(紺)、ガンバローミナモ、ご当地ミナモの全部で4種類が、好みに合わせて使い分けできるようになっています。また、防災関連情報に備蓄品チェックリストなどが追加されるなど、より実用的な内容なんです。
 けれど、余計なお世話とまでは言いませんが、スケジュール表には、各種記念日の他に、「早く家庭に帰る日」なんてのも書かれており、「そんな都合よくいかないよ!」ってツッコミ入れたくなるし、「過去10年間の岐阜市の天気模様」が晴や曇りのマークで表記されているものの、「土岐市はどちらかというと名古屋市の天気に近いんだけど。」って再度ツッコミたくなりました。
 そんな、県民手帳にFC岐阜バージョンが発売されるそうです。表紙はFC岐阜の表紙を表裏で変えることができ、日記編には、2ページにわたってFC岐阜の紹介ページあるそうです。FC岐阜のオフィシャルグッズ売店限定だそうですが、サッカーに興味がない私にはあまり関心がありません。それに、FC岐阜って負けてばっかりのイメージだし。(サッカーファンに怒られそう)
 「県民手帳」の存在は昔から知っていたものの、実際に手に取るのは初めてでして、全国で北海道、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫を除く41県で発行されているんだとか。長野県の県民手帳の発行部数がダントツに多いのは有名で、長野県民の長野県愛が半端ないってのも知られてます。「長野県民の歌」を県民の多くが歌えるって以前テレビでやってたけど、この岐阜県民手帳に載っている「岐阜県民の歌」は、まったく歌えません。

 この手帳の使用をきっかけに、少しは岐阜県愛ってのも深まるのかな~?

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明治村で「異議あり!」

 秋といえば〇〇という1,000人アンケートの結果が出ていたので、上位5位を見てみると、
1位 スポーツの秋231人
2位 食欲の秋  189人
3位 読書の秋  143人
4位 紅葉の秋   86人
5位 芸術の秋   46人
 という結果になっていました。まあ無難な順位といったところであり、芸術の秋は、絵画のグループ展や国際陶磁器フェスティバルに行ったし、紅葉も地元で楽しんだばかり、読書なら、待ちかねていた「珈琲の世界史」を読みました。食欲の秋といえば、草津温泉で温泉と料理を堪能しましたね。・・・・「スポーツの秋」、肝心の1位が抜けているではないですか!一番遠のいてしまった分野であり、妻から「スポーツジムに行ったら!」と言われている日常を考える、何とかしなければいけません。そこで、先ずは万歩計を購入し、ちょっと「やってます感」を出してみます。
 では、実践へと向かった先は、明治村で行われている『大逆転裁判2「容疑者 夏目漱石最後の事件」ゴーストライターの明暗』のイベントです。春の明治探偵ゲーム同様に園内を歩いて問題を解いていくゲームであり、明治村が日本で3番目に大きいテーマパークで、浦安のテーマパークの陸と海を合わせた面積と言われているだけに、歩くにはうってつけの場所なのです。(我ながら良い選択)
 今回のゲームでは・成歩堂コースと・ホームズコースの2種類があります。値段が成歩堂コース1,300円、ホームズコース1,400円と異なっており、ホームズコースには「難関」という言葉が付け加えられています。本来なら難関と言われているホームズコースを選択するところですが、今回の目的はあくまで運動なので、成歩堂コースを選択しました。だって、「歩」って文字が付いてるしね。

 先ずは、入場後に今回のゲームの受付と回答の場となっている、「宮津裁判所法定」へ行き、バッグに入ったゲームキットを手に入れます。いろいろある中身の中で、「第一章 道草の目撃」の冊子を手に取り、指示に従って「前橋監獄雑居房」へと歩きます。そこから、「証言」と「証拠品」を選択しながら別冊の指定の項目を読み進め、中継地点となる施設で「第二章 吾輩の凶器」、さらに「第三章 こゝろの動機」と新しい冊子手に入れ、事件の真実を暴いていきます。最後に、「異議あり!」と証拠品番号を提示し、無事に無罪を勝ち取ったのでした。

 今回は文章を読み解いたり、中には俳句を詠んだりと、考える時間や冊子を読む時間が結構かかったてしまい、目的地までの移動の際には、ほとんど園内の紅葉も見ないまま歩きました。そんなふうに歩いた結果、万歩計の歩数は「10,855歩」まで記録。この数字が充分な運動量を示しているかは別として、充実した気分になったことは確かです。これでスポーツやったつもりの一日でした。

 ここからはオマケです。

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穴弘法もみじと100地蔵ライトアップ

 昨日、コーヒー豆をお買い求めに来られたお客様が、「今日、穴弘法のライトアップが始まり、子供が太鼓を叩くの!」と話されました。なるほど、市内の紅葉ライトアップが始まる季節になったのです。新聞にも曽木町で行われる曽木公園もみじのライトアップ(11月10日~19日)が既に記事になっていましたが、土岐市内ではこの他に、駄知町の旧カクサ邸ライトアップ(11月18日~20日)と高山穴弘法もみじと100地蔵ライトアップが行われます。
 曽木公園もみじのライトアップは、今では観光バスが立ち寄るコースになったり、市民を乗せるシャトルバスが運行すなど、市内外から多くの方が集まる名所となりました。けれど、昔のような地域の方が作り上げたお祭りの雰囲気はなくなってしまい、紅葉を見るにも人混みをかき分けて歩かなければなりません。昨年も家族で最終日に出かけましたが、大渋滞で途中断念したくらいです。
 そんな悪い印象を持った紅葉のライトアップだったのですが、お客様の勧めもあって見に行ったところ、穴弘法のライトアップは地域のお祭りとしての雰囲気がまだまだ残ったイベントでした。この穴弘法は、土岐津町の高山南宮神社奥には「穴弘法」と呼ばれる穴の中に祀られた石仏群のことで、11月11日~19日(日没~21:00雨天の場合は中止)まで紅葉のピークにあわせてライトアップが行われます。池を取り巻く楓・もみじの古木が数十本あり、池に映える逆さ紅葉は神秘的な美しさを湛え、灯明に照らされた104体の石仏が闇夜に浮かび上がって、幻想的な空間を創っています。また、石仏の前には竹筒に模様を彫り入れた灯篭が並び、さらに雰囲気を盛り上げています。

 足を運ぶ人たちも地元の方が中心のようで、屋台も地域の方が運営されていました。こうした地元のお祭りって感じがとても良く、「穴弘法」はライトアップ・スポットの「穴場」でした。

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月の石?ではないですが。

 「月の石」ではないですが、コーヒー生豆に混入していた石です。左の石はパプアニューギニアの豆から出てきたもので、直径1cm程の大きさで、右の石はコスタリカの豆から出てきた、一回り小さい5mmの石です。いずれもハンドピックした際に見つけた物でして、普段なら直ぐ捨ててしまうところですが残しておきました。

 コーヒー生豆は輸入商社から送られてきますが、元々は中南米やアフリカのコーヒー生産国等から船で日本にやってきます。コーヒーと言えども農産物ですから、品質にばらつきがあったり、中には商品として本来入ってはいけない物まで混入しています。日本の農産物では、JAなどの規格で明確に等級が別けられ、間違っても腐ったものや、欠けたり曲がったり、虫食いなどの品物が表だって流通することはありませんが、コーヒー生豆においては、当たり前に混入しているのが実態です。

 そのような現実から、大手コーヒーメーカーでは機械選別機により品質を維持したり、自家焙煎店の多くではハンドピックといって、手作業で欠点豆や異物混入を取り除いているのです。今回の石もそんな中の一つであり、多い少ないはあるものの、海を渡ってきた石って訳です。というか、これは石ではなくてコンクリート片だと思われます。パーチメント状になったコーヒー豆をコンクリートの上に天日乾燥した際、攪拌や回収の時にコンクリート片が混入したんだと想像できます。

 コーヒー生産国では何も選別していないかというと、そんな訳ではないのですが、実際には欠点豆や異物混入は存在し、いったいどうなっているんだと思ったこともあり、産地の状況を紹介した映像をDVDで見たりもしました。 川島良彰監修DVD「コーヒー栽培の基本 アラビカ編」の【ハンドピック】の項目では、次のようにナレーションで説明しています。

 『アメリカン・プレパレーション(色で欠点豆を取り除く電子選別機使用)で振るいにかけられた豆を、さらに人の手で選別する作業になります。流れてくる豆の量とベルトコンベアのスピードは設定が可能です。買い手が非常に高品質のコーヒーを求めている場合は、当然、出てくる豆の量は少なくなり、ベルトコンベアのスピードも遅くなります。この工程を通った豆はヨーロピアン・プレパレーションと呼び、ワンランク上がります。同じ工程でも、ベルトの速度と豆の量にこれくらい差が出てきます。(実際に選別する豆の量を比較する映像が流れます) ジャマイカのブルーマウンテンの精選風景です。伝統的にテーブルで選別します。選別をする女性たちは、それぞれ自分のテーブルを持ち、熟練度によって選別するコーヒーのグレードが違います。』

 同じ豆でも、値切る業者のベルトコンベアの速度は速くなると聞いたことがあり、「そりゃ欠点豆は増えるだろうな。」と思ったことがありました。逆に、ブルーマウンテンのように、選別する熟練度で稼ぎに違いが生まれるような仕組みであれば、生豆の価格が高いのもうなずけるというものです。(でも高すぎると思う) 

 世界各地からやってくる石ということで、映画「さいはてにて」のように、『コーヒーに混ざってた。象が踏んだのかもしれないよ。』なんて、コーヒー産地の標高と象の生息域が違うの分かってるから、子供相手にメルヘンチックに語れず、『コーヒー豆はね、はるばるアフリカや南米から旅してくるんだよ。ここにはお客さんのところにたどり着く前にちょっと、立ち寄っただけ。だから、私達はお客さんにちゃんと会えるようにしてあげなくちゃいけない。それには私もあなたもきちんと仕事をしなくてはね。』といったところかな。さあ、真面目にハンドピックしよっと!

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ホームページを改善すべきか?

 昨日は暖かくなり、そのせいか多くのお客様にご来店いただき、感謝するばかりです。そんなお客様の中に、西尾市で「喫茶苔」を営んでいた女性が訪問してくれました。彼女は私と同じ場所でケーキ作りを学んだ方で、親子ほど年齢が離れているにも関わらず、そんなご縁もあって何度か「喫茶苔」を覗いていたのです。営んでいたという表現になったのは、今年の5月に結婚を機に閉店され訳で、友人が土岐市内に新居を構えたため、お宅訪問の傍ら「まめ蔵」に来てくれました。もうすでに、お腹はふっくらとなって来春には家族が増えるそうです。何だかホッコリした気分になります。

 閉店したお店の方は、友人が引き継がれ9月にリニューアルオープンしたそうです。名前は「喫茶こまさ」 という落ち着いた雰囲気で、ホームページは今風のお洒落な仕上げになっています。よく見ると、Tumblr(タンブラー)というシステムを利用して作成されており、次世代のSNSとして注目を集めているものでした。

 このTumblr(タンブラー)はFacebookと違って、フォローしている相手とフォロワーが他人には見えないところで、投稿は文章、写真、音声、イラスト、マンガ、GIF、動画とさまざま利用可能です。お気に入りの投稿者を「フォロー」すると、自分のダッシュボード(Facebookでいうニュースフィード)に投稿が流れてくる仕様になっています。「Twitterでは、そもそもポジティブな話題がなじまない。」、「Facebookは、実名だし人の目が気になってしまう。」、「Instagramは、女性的なおしゃれさが匂って、ハードルが高い。」といった、どちらかというと個人的に楽しむチョット、オタクっぽいもののようですね。

 「まめ蔵」のホームページはJimdo(ジンドゥー)を使っており、全て自分で作成していますが、作成した時期から何度もバージョンアップされて、現在使用しているレイアウトは古いままのフォームです。そもそも、jimdoは2007年にドイツで誕生した、新しいオンラインホームページ作成サービスで、ホームページ制作ソフトを使わず、インターネット上で簡単にホームページを作れるうえ、クラウド型CMSというシステムを利用したサービスなので、インターネットに繋がるパソコンさえあれば、どこからでもホームページの編集ができます。独自のソフトをインストールする必要もないため、こんな私でも作成できるわけですから便利は実証済み。でも、欠点もあって、無料では容量に制限があったり、ブログ機能は多少使いにくい面もあります。

 Tumblr(タンブラー)使用した見栄えの良いホームページ見ると、「まめ蔵」のホームページを改善すべきかな?って考えてしまいます。これまでにも思っていた事なのですが、PCでホームページを見る方は少なくなっており、圧倒的にスマホで見る方が多いのが実態です。自分自身がガラケーを使用しているのでスマホに対して関心が薄く、上の画像のように、PC版の画面とスマホ版の画面とは随分異なるのは知っているものの、閲覧者に配慮していないことに課題があることは承知していました。

 でもね~。また一からレイアウトし直すには、新たな添付画像を整理しなければならず、いっぱいページを増やした反動が恐ろしいってのが正直な気持ちです。だからといって、業者に任せるのは絶対嫌だし。悩ましいばかりです。「♪分かっちゃいるけど やめられない!♪」ってな気分。

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ピーナッツバター・クッキーを食べながら

 今朝、ピーナッツバター・クッキーを作りながら、先日テレビで「ピーナッツは健康にいい!」って言ってたのを思い出しました。そういえば、今年の初めにも、NHKの番組で、血管を強くしなやかにするなんて内容がありましたね。では、作りたてのピーナッツバター・クッキーを食べながら、ちょと調べてみますか!
 ハーバード大学から発表された論文によると、ピーナッツをよく食べる人ほど、健康で長生きであり、腎臓病や心臓病、糖尿病で死ぬ確率が2割も減ったそうです。食べる量は毎日20粒らしいのですが、カロリーはピーナッツ20粒で150Kcalですから、ご飯一杯くらいってことになりますね。ちょっとカロリー摂取が気になります。
 なぜ、ピーナッツに健康に役立つ効果があというと、ピーナッツに含まれる油には、オレイン酸、パルミチン酸、リノール酸、α-リノレン酸が含まれており、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランスが最適なんだそうです。でも、いっぱい○○酸というのがあって、解りづらいので順番に説明すると、
■オレイン酸は不飽和脂肪酸の一つで、悪玉コレステロールを減少させる働きがあるそうです。悪玉コレステロールが増加すると血管の壁などに付着し、動脈硬化のリスクが高まります。また、オレイン酸は肌の皮脂に最も含まれる成分なんだそうです。皮膚を柔らかくする効果があり、美肌にも期待ができます。
■パルミチン酸は血管をつくる働きがあります。また、抗酸化作用があり、動脈硬化や生活習慣病の予防、アンチエイジングに欠かせないものです。
■リノール酸は体内で作ることができない必須脂肪酸の一つで、血管を強くする働きがあるそうです。悪玉コレステロールをや中性脂肪を減らし、動脈硬化のリスクを下げます。ただし、リノール酸は取りすぎると善玉コレステロールも減らしてしまうそうで、現代の食生活では過剰摂取傾向にあるのだとか。
■α-リノレン酸はエゴマやクルミにも含まれる必須脂肪酸の一つで、血管を強くする働きがあります。血中の中性脂肪を下げ、血栓を防止し、高血圧を予防します。また、老化やアレルギー症状の抑制にも効果があるとされ、ハーバード大学の研究ではうつにも効果があるということです。
 ピーナッツといえば落花生のことで、日本では千葉県がダントツ1位の生産量な訳で、千葉県の人が長生きなのか気になるのでデータを見てみると、2013年調べの平均寿命では、千葉県の男性が13位、女性は34位と期待してた以上に振るいません。そこで、厚生労働省などの資料を調べると、虚血性心疾患は43位、糖尿病は41位と、確かに低い傾向にあることが分かりました。でも、病気にはなりにくくても長生きではないということで、いいんだか悪いんだか訳が分からなくなり、結局のところ落花生との因果関係は微妙な感じなのです。

 そんな事をピーナッツバター・クッキーを食べながら思うのでが、コーヒーにも健康を絡めて商売を目論む人達がいて、お店の本棚にもあるのですが、「コーヒーを一日何杯飲めば健康に良い!」なんてのも結構売られています。これって、本屋さんに溢れているお金を増やす財テク本と同じで、お金や健康があれば幸せになれるって思い込み、目的と手段の順番を間違えてしまった典型のように思います。それだけで幸せが手に入る訳じゃないですからね。限りある命だからこそ、意味のあるお金の使い方や、美味しいコーヒーを飲む時間を楽しむことの方が、幸せを感じられると思うのですが。

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ラジコ(radiko.jp)で聴く

 普段、車に乗った時には、必ずラジオのスイッチを入れて聴いていますが、音楽やパーソナリティーの会話を聴くというより、BGMとして聞き流すという程度のものです。ですが、今回は、以前から面白いと思っていた番組、「FMフェスティバル2017未来授業~明日の日本人たち~」が11月8日(金)の16:00~19:00に放送されたことを知り、仕事中で聞くことができなかったことから、一週間前までの放送が聞くことが出来る、インターネットラジオ「ラジコradiko.jp」で、何回かに分けて聴くことにしました。
 今年のテーマは「AIは産業・社会も何を変えるのか?」で、昨年の「WORK SHIFT 2016・第4次産業革命のハピネスとは?」と重なる内容なのですが、最近は「AIが人間の仕事を奪うのではないか?」とか、「今、勉強している方向がいいのか迷っている学生がいる」とか聞くと、AIについて知りたくなるものです。また、ある国では、AIをロボットに組み込んで政治家として育成するプロジェクトなんてものもあるようで、(本当か?)そのスピード感や広がりは気になることばかりです。
 今回の放送内容はこんな内容。
■松尾豊(東京大学大学院工学系研究科特任准教授)
 『今起きて変化は、一言でいうと目の誕生。これと同じことが機械やロボットの世界で起こる』
■伊藤博之(初音ミク 開発者)
 『初音ミクの活動を通して、人というものは創作した人とか物を尊ぶ生き物であると分かった。』
■川村元気(映画プロデューサー / 小説家)
 『人間がコントロール出来ないものが3つだけあると気づいた。仮に人工知能が人間を超えたとしても、きっとこの3つは答えを出せないと思った。』
■佐藤理史(名古屋大学大学院 工学研究科 教授)
 『言語は、おそらくホモサピエンスが発明した最大の発明である。言葉こそフロンティアである。』
■山極壽一(京都大学総長 / 霊長類学者)
『人間の頭というのはヒラメキに満ちている。このインスピレーションがあるからこそ人間は面白い。これが果たしてAIに出来るのだろうか?』
 AIの事を知ることは結局のところ人間を知ることであり、知能とは具体的に何なのかを「未知のものに対する予測能力」としたところや、人間がコントロールできない「死ぬこと、恋愛感情、お金」という、切っても切り離せない課題にスポット当てた内容など、ついつい聞き耳を立てました。

 特に、コンピューターに小説を書かせる日」と題して講演された名古屋大学大学院の佐藤教授からは、「コンピューターが何とかするとか、AIが何とかするというのは擬人化表現するSFの世界だけで、プログラムを実行するだけの単なるコンピューターであり、人間しか解けないと考えられていた問題を、どのようなデータと手順を用意すれば、機械的に解けるのかを研究することです。」と言われてしまうと拍子抜けした感じがしました。人工知能に対する社会の期待や幻想のようなものが、今は異常に膨らみすぎているだけで、こうした意見を聞くとAIの本質が見えてきます。
 聞き逃したり、聞くことのできない時間帯のラジオ番組が、放送終了後に聞くことのできる世の中って凄いです。AIの技術が車や家電に組み込まれている時代が当たり前になり、「ラジコradiko.jp」のようなサービスが普通に存在する世の中ですが、そうした便利なものを必要な時に使いこなせる能力は、結局それぞれ人間個人が持たねばならず、たとえ老いても持ち続けたいものです。

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防災訓練

 今日は地域の防災訓練に参加するため、お店の隣にある施設、下石分団中核拠点施設へ向かいました。町内会の役員として以前も参加し、概要は分かっているものの、久しぶりに訓練に参加すると、多少なりとも防災意識が高まるというものです。ちなみに、内容は以下の通りでした。

■起震車による地震体験

 恵那市の起震車を借り受けての地震体験です。過去にも同様の体験をしましたが、地震の際には身動きが取れないことを実感します。固定されたテーブルや手すりに必死に掴まっていましたが、現実には飛ばされて机の下に身を伏せることも出来ないかもしれません。まるで固まった状態です。

■防災倉庫の備品確認

 簡易トイレや避難所のテント式仕切り、リヤカーや担架、スコップやロープなどを確認しましたが、在庫数は数世帯分程度しかありません。当然と言えば当然なんですが、大規模災害時には自分たちで生き延びる準備が求められます。行政に求めるばかりでは家族の命を守れませんからね。

■消火器使用体験

 消火器には圧力計が付いたものと、圧力計が無いものがあることを知りました。途中で噴射を止められる圧力計付きが市販の7割を占めるそうですが、家の消火器も確認しなければいけません。

■消火栓からの放水体験

 実際に使用する機会はないかもしれませんが、放水の圧力は強くて一人では操作できません。今日のような青空の下で、水しぶきが舞う様子を見るだけにしたいものです。

■心臓マッサージとAEDの説明

 心臓マッサージとAEDについては過去に何度も経験したものの、忘れかけた記憶を戻す良い経験になります。とりあえず不安がらないでやってみることが、結果として命を救うことになります。幸い、「AEDは隣の施設にあります!」と言えるのがありがいたいですね。

 最後に大規模災害時の際には、「トリアージ」によって人命救助が行われる説明を受けます。トリアージとは、患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して選別を行うことで、災害現場や避難所、医療現場で行われ、緑色・黄色・赤色・黒色と症状によって別けられます。随分前から、医療現場にいる妻から内容を聞いていたので理解していましたが、家族や自分が選別された色を見て、いったいどんな気持ちになるんだろうと考えてしまいました。

 そんな訓練に参加したこともあって、今日の営業開始は午前11時からとさせてもらいました。そんな中途半端な時間からであっても、いつものようにコーヒーを飲みに来られる方や、コーヒー豆を買い求めに来店される方があり、有難いばかりです。カウンターに座った方とおしゃべりしたり、コーヒー好きの方と試飲をしてもらいながら、コーヒーの事をさらに興味を持ってもらったり、楽しい時間を過ごせます。コーヒーに関する本について質問されたので、「コーヒーの科学」と「珈琲の世界史」をイチ押しで紹介しておきましたが、果たして読んでもらえるでしょうか。

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好みの変化

 5月から、販売しているコーヒー豆の入れ替えを行ったり、9月からは数量限定の豆を取り入れたこともあって、久しぶりに月別のコーヒー豆購入数順位を調べてみました。なんとなく想像していただけのものが、こうして表にしてみるとお客様の好みの変化が見て取れます。

 新しく販売を行ったパプアニューギニアが比較的コンスタントに出るようになり、これまで定番だったブレンドから特定産地へ移行する様子など、いわゆる「お気に入り」が徐々に固定されてきた感があります。また、昨年末に限定販売したコスタリカのブラックハニーを、商社の取り扱い開始に合わせて販売しましたが、予想以上に人気があり驚いています。既に商社では販売終了となっているため、手元の在庫は11月中旬でなくなりそうです。

 お客様の好みに合わせてより多くの品揃えをしたいと思っていますが、現在の販売量ではこれ以上増やすことが出来ず、限られた品揃えの中からバリエーションを考えなければなりません。年間通りして提供できる豆と期間限定の特定の豆を組み合わせ、お客様が一年を通じて楽しめる商品構成に頭を捻ることになります。

 しかし、基本的には自分が飲んでみたいと思う気持ちを大切にし、興味を持って豆探しをしたと思っています。そうして選んだ豆を「お客様にも知ってもらいたい」という欲求が、お店を続けるエネルギーなるからです。

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コカ・コーラ+コーヒー

 以前から気になっていたものの、出会う機会がなかったのが自動販売機限定で発売された「コカ・コーラ コーヒープラス」です。関東・東海・南東北エリアの自動販売機限定で発売されたこの商品は、「コカ・コーラ」にコーヒーの味わいをプラスしたものだそうで、その味については、お客様から「不味い!」と聞いていたため、積極的に自動販売機を探す努力をしなかったのです。
 店の前の酒屋さんに卸しているコカ・コーラの担当者に聞いても、この近辺の自動販売機は入っていないようで、半ば忘れかけていました。ところが、♪探すのを止めた時 見つかることも よくある話で♪じゃないですが、思わぬところで出会ってしまったので、ついつい購入してしまいました。
 パッケージの裏面を見てみると、「カフェイン50%増量(コカ・コーラ比)」と表記されており、リフレッシュ炭酸飲料ということらしいです。同社の広報によると、仕事や午後のリフレッシュにうってつけとのことでしたが、果たして本当だろうか実際に飲んでみます。
 ビーカーに注いで見てみますが、特に大きな変化はなさそうです。けれど、一口飲んでみると、「コカ・コーラ」の甘味と炭酸の爽快感に加えて、確かに後半からコーヒーらしい苦味が出てきます。なるほど、コーヒーをコーラで割ったような味です。それならば、お店のアイスコーヒーをコーラで割ってみようと考え、酒屋さんの自販機まで走ってコーラを購入します。分量はコーヒーを3割にしてコーラで割って試飲してみました。

 本家の「コカ・コーラ コーヒープラス」と自作の「コカ・コーラ コーヒープラス」と比べると、自作のコーラの方に軍配が上がります。両方とも、コーラとコーヒーが混ざった感じで、後半にコーヒーが存在感を強く表してきますが、コーヒーの差が歴然でした。コーヒーをコーラで割ったことで炭酸の刺激が薄れ、かえって清々しい口当たりになります。本家は最後に強い甘さが残ってしまい、仕事や午後のリフレッシュには少々不向きだと思ったしだいです。

 実際のところ売れてるんでしょうか?飲料メーカーは新商品を連発して顧客の目を引こうとしていますが、ヒット商品になればコンビニでも取り扱いでしょうし、単なるキワモノで終わってしまう感じがします。やっぱりコーラは普通がいい!

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浅間山から軽井沢へ

 草津温泉に宿泊した翌日、嬬恋村から鬼押出し園に向かって車を走らせます。途中、嬬恋村で特産のキャベツを産直売り場で購入し、天明3年(1783年)の浅間山大噴火の歴史を学ぶべく、嬬恋郷土資料館と鎌原観音堂を見学しました。

 天明3年の浅間押しと呼ばれる土石なだれによって、鎌原村が消滅し、大量の溶岩を噴出したことにより「鬼押出し」を形成したことを改めて知ることで、鬼押出し園での景色の下に眠る多数の被災者を想像させてくれます。

 そんな200年以上前の歴史的災害の地から、軽井沢という田舎の人混みにでると、何だかとても違和感を覚えてしまいます。軽井沢自体には興味はないのですが、これも妻のお供ということで、突然現れた人混みの中を歩いて荷物持ちに専念します。そして、一箇所だけ立ち寄りたい場所があったので、最後の場所として向かいました。

 向かった先は「ハルニレテラス」。星野リゾートが企画した観光スポットで、『湯川の清流に寄り添うように自生していた100 本を超えるハルニレ(春楡)の木立を生かしながら、9 棟のモダンな建物を広いウッドデッキでつないだ「小さな街」。「軽井沢の日常」をコンセプトにした、15 の個性的なショップ、レストランが、別荘ライフを豊かに彩ります。』というのが謳い文句。でも、寄りたかったのは、その中にある丸山珈琲だけでした。丸山珈琲軽井沢本店が火曜日定休日のため、近くに有る支店に行ったという訳です。

 二人で飲んだのが、ホルヘ・メナ 2017年コスタリカCOE1位とマリサベル・カバジェロ ゲイシャ ハニーです。前日のホテルのコーヒーがロブスタの香りで飲めなかったので、アラビカのコーヒーに飢えていました。なので、普段飲めないようなコーヒーで喉を潤います。2種類のコーヒーともゲイシャで、ホンジュラスとコスタリカと産地が異なり、ウオッシュドとハニーの精製処理も違うので、とても贅沢な飲み比べとなりました。満足!満足!

 美味しいコーヒーを最後に帰路に着いたのですが、途中、ナビに裏道ばかり案内されて車内は一時険悪なムードに。でも、予定通りの時間に帰宅することができ、楽しい旅行となりました。おかげで、今朝から焙煎に専念しております。

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雪の草津温泉

 紅葉真っ盛りの山の中を抜け、♪草津よいとこ 一度はおいで お湯の中にもこりゃ 花が咲くよ♪と、草津節のメロディーロードを通って草津運動茶屋公園・道の駅に着くと、いきなり雪が強く吹きつけてきます。一瞬「ノーマルタイヤで来たけど、帰れるかな?」と心配になるくらいでしたが、この雪は今シーズン2回目で、この時期では積雪になることはない、という地元の人の言葉を聞いて安心しました。それにしても吹雪のような雪でお出迎えとは、初の草津温泉となる私は、いきなりビビってしまいました。

 そんな雪の中でも、西の原公園内にある「西の原露天風呂」で最初の草津の湯を楽しみます。熱い湯で知られる草津温泉だけに、お湯から上の部分は雪で寒いし、お湯に浸かった部分は普通の温泉ではありえない程の熱湯なので、結局、短時間しか入ることが出来ません。けれど、風呂上り後もしばらく体が温かくて、温泉効果を実感した次第です。

 その後、温泉街中心にある湯畑周辺を散策し、宿の近くにある「熱乃湯」で、湯もみと踊りのショーを鑑賞し、後半の湯もみ体験に運良く参加することができました。参加記念として賞状をもらいましたが、賞状をよく読んでみると、5回挑戦した人には免許皆伝証と記念品がもらえるそうですが、残りの人生であと4回訪れることは無さそうです。

 湯畑周辺の散策を楽しむにしても冷たい雪と風のため、あまり長く歩きたくないという気持ちと裏腹に、お土産選びと「温泉まんじゅう」の試食をしたいという積極的な妻の荷物持ち役で、幾つかの路地を巡ることになります。露天風呂で温まった体も冷え切ってしまったため、宿の熱い温泉に浸って生き返った気分になったのでした。

 草津温泉は下呂温泉、有馬温泉とともに日本三大名湯と呼ばれており、今回の旅行で三大名湯を全て訪れたことになります。地元岐阜県の下呂温泉も捨てたものではないと思いますが、活気という点では草津の方が軍配があるように感じました。でも、泉質は下呂温泉のお湯の方が好きだな~。なんて思いながら宿の部屋から夜の湯畑を眺めるのでした。 

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