■ 2016年8月 ブログ

臨時休業

 日中はまだ30度を超える日が続きますが、朝晩は随分と涼しくなりました。昨夜は窓を閉めないと寒いくらいになり、外では秋の虫たちが合唱しています。なんだかんだ言っても、季節は確実に秋へ向かっているのですね。

 そんな季節の変わり目には亡くなる方も多いようで、9月2日(金)には葬儀へ出席するため臨時休業いたします。8月には臨時休業することなく営業してきましたが、来月以降は何回かお店を休む日が出てきそうです。

 とりあえず分かっているのは、9月下旬に東京で行われるSCAJ2016のイベントと、10月上旬に名古屋で開催のコーヒーサロンのセミナーには参加するため、お店を休むことになります。珈琲屋として刺激を受けてモチベーションを上げるためにも必ず参加したいイベントです。臨時休業となっても仕方がないのですが、毎朝のように来店することを楽しみにしていらしゃるお客様には申し訳ないしだいです。

 それにしても、今朝の青空は気持ちいいですよ!心地よい秋の風です。

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竹の子のバーベキュー

 昨夜は手話サークル竹の子のバーベキューでした。お店を閉めてから着替え、妻に会場まで送ってもらいます。もちろん、お酒を飲む気満々なのです。普段はほとんど晩酌もせず、飲んでも缶ビール一本で即ベットへ直行なのですが、この時ばかりは久しぶりに会う仲間もいるので、ビールが進みます。

 竹の子のバーベキューの名物となった手作り五平餅を食べながら、焼き鳥やエビ、大あさり等、女性陣が多いサークルなので、手際よく配られた物をひたすら口の中に入れます。中には激辛シシトウにも大当たりしますが、やっぱり大勢で食べるバーベキューは楽しいですね。

 20代で出会った仲間も30年以上経過し、互いに家庭を持ったそれぞれの生活を語り合いながら、「年を取ったネ~」と思わず言葉が出てしまいます。年齢や職業などまるで異なる人達が関わりながら、サークル活動をするのは大変な部分もありますが、こんな人間関係は貴重だといつも感じています。大切にしたいものです。

 それにしても、缶ビール3本以上飲んでしまい酩酊状態におなった私は、妻に迎えに来てもらい即ベットに直行でした。

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秋を感じる頃

 相変わらず猛暑日が続く8月ですが、時折雷雨による大粒の雨が降ると、一気に涼しくなってきます。お店に朝出かける頃には、駐車場に赤どんぼが群れをなして飛んでいる様子を見ると、徐々に秋が近づいてくるんだと思えてきます。人間だけが季節を感じる能力が低く、自然に生きる赤とんぼなどの生き物は、気温の変化を敏感に感じ取っているんだと感心するばかりです。

 赤とんぼといえば、「赤とんぼ 赤とんぼの 羽根を取ったら アブラムシ アブラムシ アブラムシの 足を取ったら 柿の種」なんて歌があったっけ。「あのねのね」のデビュー曲「あかとんぼ」(1972年)で、あの当時に大ヒットして毎日テレビで流れてたおかげで、今でもつい口ずさんでしまいます。何ともつまらない歌詞なのに、何で流行っていたんでしょうか?

 秋を感じるようになってくると、夏場に売れなかったコーヒー豆が売れ始めてきます。今日も、新しいお客様が3名来店され、試飲された後に購入していただきました。深煎りが好きな方や軽い飲み口が好みの方など、それぞれ三者三様の好みがあり、お店のコーヒーを気に入っていただけるか分かりませんが、先ずはお試しにご利用頂きました。

 秋を感じならな家庭で飲まれる一杯のコーヒー。いいじゃないですか!

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急須スキッター

 ハンドドリップする際に、ドリップポットから注ぐお湯は出来るだけ細く淹れるのが鉄則です。それは、コーヒーの層にお湯が常に流れるように注ぎ続けるため、お湯に浸かってしまわないような量に調節して、ドリッパーから落ちるコーヒー液と同じくらい細く注ぐ必要があるためです。お湯に浸かってしまうとコーヒー豆との浸透圧が止まってしまい、それ以上抽出が進まないからです。また、細く注ぐことでコーヒーの層を壊さず淹れることができます。

 この細く注ぐためにはコツや慣れが必要なので、画像の左のように斜めへ太く注いでしまいがちになります。そこで便利な道具が「急須スキッター」です。この金具を注ぎ口にセットするだけで、まっすぐ下へ細く注ぐことができます。この「急須スキッター」の存在を知ったのは、飲食店向けの食器説明会の際に担当者の方が「コーヒー専門店の方も使っていますよ」といって紹介された時でした。お店のドリッパーには改造が加えられたものを使用しており、細く注ぐことが容易にできるので、自宅用のドリップポットで活用しています。

 職人肌の技術ってのもいいのですが、ちょっとした道具でカバーできるのであれば、変な見えなど捨てて便利なものは使えば良いというのが私の考え方です。美味しく淹れられないなんて意味ないですから。ちなみに、このスキッターはお店で販売しています。(広告か?)

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シン・ゴジラ

 私が小学校の低学年だった頃、地元の下石町には映画館が2箇所ありました。映画館で記憶に残っているのが、家から数分の場所にあった「○○座」(忘れた)と言った小さな所で、隣の駄菓子屋でかき氷を木型に固めた、アイスキャンデーのような氷菓子が妙に記憶に残っています。そして、最初に見た映画が「ゴジラ」か「ガメラ」の怪獣映画でした。

 それから50年近く映画館で怪獣映画を見てこなかったのですが、今回、半世紀ぶりに「シン・ゴジラ」を見ることにしたのです。日本のゴジラシリーズとしては通算29作目に当たる作品なるのに、映画館まで足を運ばなかったのには深い意味はないのですが、総監督および脚本を務めるのが『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明氏であるため、興味を持ったからなのです。

 映画についてコメントできるほど多くの作品を見ているわけではないため、細かなことは書けませんが、本当に楽しめる内容でした。東日本大震災やアメリカ大統領の広島訪問などの背景が、画面を通して伝わってくる庵野監督らしい、日本でしか作れないゴジラ映画になっています。最後に映し出されるゴジラの尻尾が何とも意味深で、もう一度見てみたくなる気分にさせてくれます。

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2回目の焙煎体験会

 今回の焙煎体験会は、3名ともグアテマラの豆を希望されたので、それぞれ違った味になることを予想していた通り、ほんの少し煎り止めのタイミングが異なるだけで、三者三様のコーヒーが出来上がりました。

 サンプルに用意した4段階に焙煎した豆も、グアテマラで揃えてあるため、酸味が浅煎りから深煎りにかけて減っていき、苦味が増していくことを体感してもらえたことも狙い通りです。

 やはり前回の時と違って、時間の使い方が慣れているせいか、無駄なく進行できたのが余裕を持った説明ができた要因のように思います。何だか前回の方には少し申し訳ないような気分です。

 焙煎体験会という新しい取り組みを行ったので、案内状を出した方がどのような反応を示されるのか正直不安でしたが、応募を締め切った後も何人もの方から問い合わせがあり、こうした企画を今後も続けていきたいと思ったしだいです。意外だったのは、男性よりも女性の方が関心が高く、男性が参加しやすい休日の夜という設定した意図がみごとに外れてしまいました。

 生豆から焙煎という工程を経て、香り高いコーヒー豆になることを体験してもらい、コーヒーの産地や品種はもちろん、焙煎によって大きく味わいが異なることを知っていただいたことで、コーヒー豆の選び方や楽しみ方の幅が広がればいいな~と思います。

 「愛着が湧いて欠点豆として取り除くのが惜しくなっちゃう!」と言ってもらえたように、明日からの一杯はきっと特別なものになるのだと思える一日になりました。

 

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多様性

 毎朝6時前には起床するのですが、今は先ずテレビのスイッチを入れ、オリンピックの結果を見る事が楽しみになっています。連日のメダルラッシュで、早朝からワクワクさせてくれる日々が続いています。

 そんなリオ・オリンピックですが、開会式の演出も低予算に関わらず見ごたえのある内容でした。多民族国家ブラジルらしい「多様性」と「自然」、「笑顔」の三つの柱から構成され、これら三つの柱の上に『寛容』をテーマに表現された素晴らしいものでした。

 「多様性」という言葉はコーヒーにおいてもよく使われており、コーヒー生産地の多くが、生物多様性ホットスポット内に位置しており、栽培方法や栽培場所の選択が重要な影響を与えることから、「生物多様性とコーヒー生産の両立」が重要な課題になっています。コーヒーの生産を落とさず環境保全と持続可能な生産を実現するため、節水型の精製機の採用や、害虫駆除やさび病への農薬を減らすために新たな品種改良などの取り組みも行われているのです。

 また、コーヒー自体の多様性もあります。産地や農園、あるいは生産区画などにより詳細に味が特定できるほど、味わいに特長があらわれ、それぞれの「味覚の多様性」をきちんと楽しむことができるのもが求められているようです。コーヒーそのものの品種や精製方法の違いを明確にさせることで、コーヒーが生み出す多様性に注目が集まっている証でしょうか。今年のSCAJ2016のテーマは「多様性と革新」であり、昨年の「多様性への招待」と「多様性」という言葉が続きます。

 そして最近では、コーヒー業界の色々な団体や○○資格も多様性に富んでいます。○○協会、○○アカデミーとか○○セミナー、○○教室などが無数に存在し、どの団体に入って学んだらよいのか私自身も随分迷ったものでした。実際多くの場所に出入りしてみると、有形無形の規制や圧力を感じたり、かえって多様性が失われるんじゃないかと思うこともしばしばあったのです。

 「多様性」って言葉は、けっこう都合の良い言葉なのかもしれません。自主規制のような制限がなければ、正直「何でもあり」になってしまい、『寛容』でごまかされてしまいそうです。

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ちょっと岡崎まで

 お盆休みということで、お店に来店されるお客様の顔ぶれが変わってきました。地元ではお盆は7月に行ったので、8月の中旬は特に予定がありませんが、世間では高速道路が渋滞し、近くのアウトレットや観光施設に人が溢れています。

 そんな定休日の月曜日に、妻と次女も仕事が休みということで、渋滞のない近場へ遊びに行くことにしました。場所は車で一時間程の岡崎市にある、岡崎駒立ぶどう狩り組合の中のヤマサ園へです。ぶどう棚が日陰を作っている心地よいぶどう園の中で、種無しデラウェアをたらふく食べます。このぶどう園ではデラウエアの他に、スチューベン、巨峰と時期をずらして栽培されており、今回は種無しデラウェアのみ可能です。

 正直、食べ放題といっても限度がありますし、小さな子供がいれば川遊びやバーベキューなども楽しめるため、のんびりと一日過ごせるのでしょうが、大人三人となると1時間もすれば手持ち無沙汰になってしまいます。そこで、お昼も近いということでランチの場所を娘に検索してもらい、以前行ったことのある味噌田楽のお店に行くことにしました。

 ランチに出かけたお店の名前は岡崎市内にある「若やぎ」で、手作り豆腐に岡崎八丁味噌を使った味噌田楽が自慢のお店です。味噌田楽が5本と菜飯にお吸い物、小鉢が二つとお漬物がついた田楽定食を注文しました。田楽には山椒をかけるのが多いのですが、ここでは何とカラシです。田楽を頬張る一口目に味噌とカラシが絡まって、ピリッとしたカラシがアクセントになっています。そして、二口目にオーソドックスな八丁味噌の香りが口の中に広がり、八丁味噌のお膝元で食べている実感が沸いてきます。さすが岡崎八丁味噌!

 そんな三人での休日も、道の駅でお土産を買って帰れば午後2時には帰宅。何とも手軽なドライブとなりました。けれど、明日からそれぞれ仕事が始まる三人にとっては、ちょうど良い息抜きになったのではないでしょうか。ちなみに、道の駅で購入したイチジクを使って、明日は早速ロールケーキを作る予定です。

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水出しコーヒー

 お客様との会話の中でアイスコーヒーの作り方が話題になり、水出しコーヒーが簡単に作れる器具があることを説明するため、久しぶりにイワキのウォータードリップコーヒーサーバーで実演してみました。

 水出しコーヒーの作り方には2種類あり、①水に珈琲の粉を浸け込み、抽出後、粉を濾過して除くもの。②珈琲の粉に水を点滴しつづけるもの 。なのですが、今回使用した器具は②の点滴抽出の簡易版です。
 前者は浸漬式の冷浸版とでもいうべき方法で、特別な装置も必要なく、緑茶パックのような袋に入れて漬け込む物も販売されています。簡単に作れる反面、雑味がでてしまう場合が多いように感じます。後者の方は、「水出しコーヒー」と専門店で販売している「ダッチコーヒー」と呼ばれる、透過式による抽出方法になります。同じ水出しとは言っても、その原理はサイフォンとドリップの違いがあるのです。

 水で淹れるメリットには、香りが逃げずに、そのまま珈琲に封じ込められることや、苦味が抑えられて柔らかい苦味になり、同時に甘味も引き出されるのですが、逆に時間をかけてゆっくり成分を抽出しなければならず、抽出に時間がかかる点や、酸味を引き出せない、豆が不快な匂いを持つとき、それが珈琲に混じってしまうという欠点もあります。

 抽出した翌日にも同じお客様が来店されたので、お湯で抽出したものと水出しを飲み比べていただきましたが、「水出しは飲みやすく柔らかい感じがするけど、やっぱりお湯で出したものが好き」と言われてしまいました。他の方にも飲み比べの試飲をしてもらいましたが、半数以上の方がお湯で抽出してものを好まれました。あくまでも好みの問題ですから何とも言えませんが、飲みやすさよりも物足りなさが強く感じるようです。

 水出しコーヒーは本来、インドネシアのジャワ島で栽培されていたロブスタを飲みやすくするため、植民地としていたオランダ人が考え出した方法であり、深煎り豆や低品質の豆には合うかもしれませんが、アラビカや浅煎りの豆には向いていない抽出方法なのかもしれません。ちなみに、ダッチコーヒーと呼んでいるのに、オランダ人は全く知らない淹れ方のようですね。

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暑い!39.7℃!

 昨夜から食事を我慢して、年に一度の胃がんと大腸がん検診に行ってきました。大腸がん検診の検便はともかく、胃がん検診のバリウムだけは毎回辛い思いをしているので、研究者の方々に早く改善して欲しいものですね。

 検診の後に腹ペコのお腹を満足させるため、お隣の多治見市へ向かいます。ラジオから流れるのは、今年の最高気温を記録するだろうという話なので、多治見に来ると暑さが倍増する気分になります。「日本一暑い町」という記録を他市に奪われたものの、夏場の東海地区のニュースでは頻繁に登場するほどの、暑い町であることには変わりありませんから。

 家に帰ってみると案の定、午後3時半までの各地の最高気温で多治見市が39.7℃のトップになっていました。きっと今日も多治見駅の前で「うながっぱ」が、うちわを配っているじゃなかと思った次第です。

 「うながっぱ」とは、「日本一暑い町」岐阜県多治見市のマスコットキャラクターです。2007年8月16日に日本国内での最高気温(40.9度)を記録してので、市の名物である"ウナギ"と伝説が残っている"河童"を合わせて、漫画家のやなせたかしさんがデザインされた「ゆるキャラ」で、市内の気温が38度を超えたら、温度計の付いた駅前の「うながっぱ」の立て看板前で、うながっぱが登場して、うちわを配ってくれるんだとか。

 明日以降も猛暑が続くそうです。いつもより多めにアイスコーヒーを仕込んで、お客様をお迎えしよう思うのでした。

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焙煎体験会を楽しむ

 色々と準備をしてきた1回目の焙煎体験会が、なんとか無事に終了しました。できるだけ全ての工程を経験してもらおうと、詰め込み過ぎた感はありますが、自分の口に入るコーヒーについて、少しは考えていただけるようになったのではないかと思います。

 2時間という時間制限がある中で、最低限知って欲しい内容をもあるため、プロジェクターを使って動画を流したり、簡単ない資料を基に説明して、コーヒーの基礎知識を学んでもらいました。

 次に、自分が焙煎する度合いを決めてもらうため、4種類の焙煎度の異なる豆を試飲してもらい、焙煎度による味覚の変化を理解してもらいます。煎り止めの判断がしやすいハゼのタイミングに合わせて分けたので、大まかな目安ができます。

 そして、一番重要な焙煎機の取り扱い方法を何度も触って確認してもらい、点火から温度調整まで参加者一人で操作してもらいます。初めての経験のため、時間と温度の管理を記録する人、1分間ごとの温度を声かけする人に担当を分けましたが、初対面の参加者にも関わらず、チームワークよく作業が進みます。3回目の焙煎ともなると、温度上昇の変化にも注意深くなり、積極的な意見も出るなど、大いに盛り上がりました。

 煎り上がって冷却されるコーヒー豆を見ながら、「上手く焙煎できてる!」と見入る様子は子供のようで、微笑ましくなってしまいます。3名とも自分の狙った焙煎度に仕上がったようで、よかった!よかった!

 焙煎したコーヒー豆は、お店で行うように欠点豆を取り除いてもらいます。品質の高い豆なので欠点豆は少ないものの、実際こうして袋詰めされている事を知ってもらう良い機会になります。「面倒なことしているんですね~」この言葉を言っていただけるだけで、毎日焙煎の度にやっていることが報われる気がします。

 最後に、それぞれ焙煎したてのコーヒーを淹れての試飲です。「美味しいわ!」「明日から家での一杯が特別なものになる!」こんな言葉が参加者の皆さんから聞けただけで、このイベントのために準備してきて本当に良かったと思えるのでした。焙煎体験会を楽しんだのは参加者の皆さんではなく、結局私自身ということになりましたね。

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コーヒー談義

 8月に入ってから急な雷雨に見舞われることが増えてきました。今日も4時過ぎに真っ暗な雲に覆われ、バケツをひっくり返したような雨が降りました。

 そんな夏の空の中、今日はいつもと違ったお客様をお迎えしました。それは、2組の同業者の方です。最初は多治見市で3年前から自家焙煎店を始められた方で、私と同じように早期退職されていました。共通のお客様から噂を聞きつけて定休日に来店されたようです。その方が帰られたのと入れ違いに、今度は羽島市でお店をされている方が御夫婦でご来店です。この方は陶器の仕事もされているので、仕入れの際これまで何度か立ち寄っていただいています。

 2組ともカウンターに座って、コーヒーの事やお店のことで話が盛り上がり、試飲をしながらコーヒー談義に花が咲きます。使用する焙煎機や仕入れている生豆など、異なる部分や共通する事などありますが、コーヒーが好きでお店をやっている者どうし、共感できる部分も多くて話題に事欠きません。

 店舗の環境や規模も異なることで、そえぞれが違った視点でお店のことを考えていることが分かり、良い刺激を受けることができます。昨日は自分が外に出かけてエネルギーを充填しましたが、今日は来店される方々にエネルギーをもらった日になりました。お店があるって素晴らしいな~。

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東京でコロンビアコーヒーを飲む

 定休日の月曜日に、UCCコーヒーアカデミー東京校で、「ワインの知識で、上質なコーヒーの世界を探検」と題するセミナーが開催される事を知り、どうしようか迷っているところ、妻が「行ったら」と背中を押してくれたので、急遽東京まで出かけて参加してきました。

  内容は、FNC(コロンビアコーヒー生産者連合会)東京事務局コーヒーマネージャーのヘンリー・マルチネスさんいよる、高級ワインと高級コーヒーができるまでの必要なプロセスの比較や相似点について、栽培方法から消費者に届くまでを細かく説明があった後、3種類のコーヒーテイスティングを行いました。

 紀元前数千年前から飲まれているワインと比べ、コーヒーの飲用はたかだか千年程であり、歴史や文化も違う中で、高級志向のコーヒーの世界では、とかくワインを意識した味覚やマリアージュのウンチクが盛んになってきました。そうした中で、共通点や相違点を明らかにしてコーヒーの特徴を再確認する作業は、私にとって有意義なものになりました。

 コロンビアコーヒーのテイスティングでは3種類のコーヒーがあり、お店でも提供して飲み慣れているウィラ県のカツーラの他、コロンビア産のゲイシャ、試験栽培されているカツーラとエチオペの交配種の個性豊かな味わいを楽しみました。ゲイシャはパナマ産と比べて酸が強く、明らかに異なる味覚になっており、産地が違えば同品種でも性格が異なることがよく分かります。新品種は今までに飲んだことのないもので、参加者の評価も随分違っていました。

 今回、東京でコロンビアコーヒーを飲むことになりました。新しいコーヒーの出会いもあった貴重な経験をしましたが、それ以上に普段経験できない刺激を受けることができ、外に出かける必要性を感じた時間になったのです。

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