■ 2015年12月 ブログ

大掃除?

 昨晩、家に帰ると門松が作ってありました。我が家では鉢植えを利用した門松を長年作っており、父親が元気な間はその担当で、父親が亡くなってからは私に引き継がれました。今年はお店を始めたことで手つかずでしたが、次女が見かねて作ってくれたようです。そして、自宅用の他にお店用の物も用意してくれました。そんな訳で、今朝早速お店に飾ってます。

 店内に入ってからは、日ごろ手の届かない高いところを中心に大掃除です。エアコンや換気扇の掃除、ピクチャーレールの上や絵画の額縁回りなど、汚れは少ないものの、年に一度の事だと思って丁寧に掃除しました。床やテーブルは毎日掃除しているのですが、全部動かして隠れているゴミを掃き集めます。大掃除というほあど大げさな事はしませんでしたが、気持良く正月を迎えられそうです。

 さ~て、家に帰ってからは家族の車のタイヤ交換などの役目が待ってます。もう一仕事です。

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感謝!感謝!

 5月5日に珈琲屋をオープンして、最初の年末を迎えることができました。本当にあっという間に時間が過ぎていきます。毎日笑顔で仕事ができ、多くの方々と出会いながら楽しく生活できることに、「本当に有難いね。」と、妻といつも話しています。

 少し早目のセカンドライフに対して多少の不安はありましたが、家族の理解と応援があったおかげで、「いつも前を向いて」少しずつ歩いて行けることができました。まだまだ、珈琲屋として未熟ではありますが、そのことを自覚しながら、ちょっとでも成長していきたいと思います。「比べるのは他人ではなく、昨日の自分と今日の自分、そして明日の自分」という考え方を常に意識し、日々感謝の気持ちで来年につなげていきます。多くの方々に対して、感謝!感謝!です。

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最初の一杯

 最初と最後が逆になってしまいましたが、内容はまったく関係がありません。最近、コーヒーを自分で淹れてみようと言われるお客様が増えてきました。珈琲屋としては嬉しい限りです。一人でも多くの方が、家庭でコーヒーを淹れている様子を想像すると幸せな気分です。

 昨日も若いご夫婦が来店され、家で淹れるコーヒーを選ぶのを迷っていたので、いくつか試飲してもらってご購入いただきました。豆は挽いてほしいということなので、挽き具合による味の違いを少し説明していると、常連さんから「ミルは買った方がいいよ。挽いた時の香りが違うから。」と力説しています。私もコーヒー豆から発生する炭酸ガスの違いを実験した、ホームペジの動画を見せながら説明しました。そんな話を聞いたお客様はコーヒーに増々興味を持たれたようです。

 家庭で淹れるコーヒーは、あの二人にとってどんな味になるのでしょうか?多少ほろ苦くなっても相手のために心を込めたコーヒーは、お店で飲むコーヒーより美味しいに違いありません。二人にとって「最初の一杯」となることでしょう。

 先日は、プロペラ式のミルを使っていた方が、臼挽きのミルに変えられて「香りが全然違う!」といって声をかけられました。この方にとっても、「最初の一杯」になったに違いありません。そうしたコーヒーに関わる楽しみを見つけてもらうことが、私の役目だととも思っています。誰だって「最初の一杯」から始まるのですから。

 

 

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最後の一杯

 毎年ながら、遅れていた年賀状を何とか投函することができました。これで責任を果たした感じがするのは、私だけではないでしょうね。ただ出すことが義務化した年賀状になってしまい、相手に生きている事ぐらいしか伝えられませんが、それも良しとしておきましょう。

 こうして、また新しい年を迎えることになり、食事をしながら妻と「あっと言う間に1年が過ぎるね。」などと会話し、又一つ年齢を重ねていきます。でも、何時かはお互いの人生の幕を下ろすことになるのです。だからこそ、今この時を充実させた生き方にしたいと思っています。

 そんな事を考えるのは年末だからという訳ではなく、お店に来店されるご年配の方々にコーヒーを淹れる度、「このコーヒーが人生最後の一杯になるのかも?」って感じる時があるからです。コーヒー好きの方が人生の間に何杯飲むか分かりませんが、必ず最後の一杯があるはずです。それが自分が淹れた一杯かもしれません。そう考えたら、この一杯を丁寧に美味しく淹れたいと思い始めました。もちろん、毎朝妻に淹れているコーヒーも、そんな気持ちを込めて淹れています。

 最後の一杯になるかもしれないコーヒーを提供する役目だと感じるこの頃です。来年は具体的に動いてみようかと考えています。

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欠点豆再利用

 コーヒー生豆を焙煎した後に、必ず行う作業がハンドピックです。欠けたものや、虫食い、貝殻豆などの未熟豆を手作業で取り除きます。たまには石ころなんかもありますから、そうした欠点豆を出来るだけ丁寧に取り出すのですが、気付くとバケツ一杯の結構な量になってしまいます。そんな時には、芳香・消臭袋に加工して、お客様へお帰りの際にお渡しするようにしています。今日も閉店後に行ってきました。

 私のお店では欠点豆の再利用に、そうした工夫をして無駄の無いようにしているのですが、これまで見てきたお店では、砕いて肥料としているところや、子供向けに「お手玉」の中身として利用しているところもありました。いずれにしても、遠い国から船に乗ってやってきたコーヒー豆を簡単に捨てるのではなく、何かに利用してあげたいと思うのです。産地の人達が手作業で摘み取り、手間暇かけて届いた過程を理解しているだけに。

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普通のコーヒー

 お客様に注文内容を尋ねた際に、「普通のコーヒー」と言われることがあります。???たぶんブレンドのことを指しているのでしょうが、はたしてブレンドが普通なのか?・・・です。ブレンドの中身は各店バラバラで、ブラジルを中心に組み合わせたものや、モカを入れて特徴ある香りを店の売りにしたもの、中にはカネフォラ種(ロブスタ)を混ぜたものなど様々でから、むしろ普通じゃないコーヒーなのかもしれません。

 「普通」という言葉にこだわるなら、レギュラーコーヒーの方が近いかもしれません。レギュラー(regular)とは通例・通常のものであること。また、正式・正規のものであること。ですから、レギュラーコーヒーが普通のコーヒーとなりますが、この言葉も和製英語で、三省堂の大辞林によれば、「コーヒー豆を焙煎(ばいせん)してひいたもの。また,その粉を使っていれるコーヒー。インスタント-コーヒーに対していう。」とあるように、インスタントコーヒーに対抗して作られた造語なのです。一説によるとUCCが使い始めたらしいのです。

 ちなみに、店にあるものは全て普通のコーヒーなのですから、「メニューの全てが普通のコーヒーです。」とツッコミを入れたいところですが、ちゃんとブレンドをお出ししました。(当然か!)

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クリスマス気分

 昨日から焙煎した豆を赤いパッケージに入れています。限定数だけですが、少しは家庭でコーヒー豆の袋を開けた時に、クリスマスの雰囲気を感じてもらおうと変えてみました。ついでに、お店の商品棚も何だか明るくなったような気がします。やはり、赤い色というのは人に刺激を与えるようで、牛だけじゃないみたいですね。

 仏教徒と言えるほど仏様への信心が厚いわけではないので、クリスマスも楽しむことが当たり前のようになっており、子供が生まれた時からクリスマスケーキを食べています。そんな甘いケーキに家族が淹れた美味しいコーヒーがあったらいいな、と想像してコーヒー豆を袋詰めしていました。

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ちょっと遠方まで

 長女が結婚し、挙式を横浜で行うこととなったため、パートナーの実家への訪問を兼ねて妻と共に所沢と横浜へ出かけてきました。久しぶりに山手線や西武線に乗り、関東の地理に疎い二人には少々疲れる旅になりましたが、名古屋から東京まで2時間弱で行けるのは、「ちょっと」と言える距離なのかもしれません。リニアが開通すれば気軽に日帰り旅行に行ける時がくるかもしれませんね。

 宿泊先は式場に近いということで横浜にしたのですが、次女が神奈川の大学にいた時期もあったり、妻が仕事の関係で横浜には出かけていたものの、山下公園や中華街くらいしか歩いたことが無かったことから、今回は事前にナイトクルージングを予約して、綺麗は夜景を海から楽しむことにしました。意外な名所や大きな客船を見ながら夜の横浜を満喫です。

 そんな訳で、来年の1月9日(土)~11日(月)までお休みとなってしまい、お店に来ていただいているお客様にはご迷惑をおかけすることになります。大変申し訳ございません。

 綺麗な夜景を楽しんでおきながら、家に帰ると「我が家が一番」なんて言ってしまうのは田舎者の証しなのでしょうかね。

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竹の子クリスマス会

 今日は手話サークル竹の子のクリスマス会です。例年のようにウエルフェア土岐にて行い、年に一度の楽しいクリスマス会となりました。今回は総勢45名の参加者となり、会員やその家族、多治見市の手話サークルからも集まり、多数の聴覚障害者を交えて、いつもの例会と違った盛り上がりを見せました。

 会員が作ったダイコンを使ったおでんやお菓子、手作りの飾り付けの中で行う昼の部の手話歌、夜の部の手話劇サザエさんなど、手話サークルらしいイベントや、子供たちも参加したゲームで楽しい時間を過ごすことができるのは、いつもながら竹の子らしい独特な家族的雰囲気のおかげです。これだからサークルを続けられるというものです。

 準備段階から苦労されている姿を見ると、改めて土岐手話サークル竹の子の素晴らししさを感じるとともに、後片付けも参加者全員が何かしら仕事を探して手伝うことも、他の団体に無い良い伝統になっています。

 特に今回も手話劇「サザエさん」は参加者全員が参加できる内容に工夫され、これまで以上に楽しめたのではないでしょうか。そんな訳で今回もYouTubeにアップしましたので、是非ご覧になってください!

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クリスマスプレゼント

 日々コーヒー豆を購入いただいているお客様に対して、細やかながらクリスマスプレゼントを用意させていただきました。パナマのエスメラルダ農園ゲイシャです。オークションロットではありませんが、エスメラルダ農園ゲイシャの特徴はよく出ているもので、普段飲まれているコーヒーとは、まるで異なった経験をしていただけるコーヒーだと思います。

 これまで、お店のコーヒーを通じて様々な味を体験していただいていますが、産地や精製方法だけではなく、品種によっても違いを知っていただくことが出来るとプレゼントに選びました。コーヒー豆購入のリピーターの方々には案内状をお出ししましたので、期間中に是非お受け取りいただければと思っています。けっして店内での飲食や再度購入に目的としておりませんので、お店に顔を出していただけるだけで構いません。今年最後のお礼を言いたいだけですから。

 年末になり、何かをしなければと考えた結果が「感謝」という形になりました。

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冷めたコーヒー

 コーヒーを美味しく飲むためには味覚を十分発揮させる温度が良いとされ、人が美味しく感じる温度はだいたい65℃くらいだと言われています。人も持つ味覚機能が幅広く発揮でき、美味しさを充分に感じ取ることが出来ることを考えて、わざわざ65℃くらいで提供している店もあります。逆に苦味しか感じられないアツアツのコーヒーを出すところもあるのですが、香りに関して言えば温度以外にも、どのタイミングで感じるかによって味わい方が異なるようです。

 香りについては色々な表現をされる方もあり、次のように別れるようで、

「香り」嗅ぐことで(鼻で)感じるもの
「含み香」口の中に入れた際に感じるもの
「戻り香」飲み込んだ後に感じるもの
「残り香」口の中に残り続けるもの

 などですが、この4つをそれぞれ分けて感じ取っている訳ではないと思いますが、なんとなく言われれば普段感じているものだと理解できます。こんな香りにもこだわるのは日本人らしさ故なのでしょうか。

 香りは暖かくないと感じませんが、コーヒーが冷めると、それまで感じにくかった酸味と甘みが引き立ちます。あえて少し残して冷ましてから飲むと、味と香りの変化を楽しむことができます。そして、不味いコーヒーは冷めるとハッキリと分かってしまいます。冷めたコーヒーでも美味しく飲めるように、お店ではスッキリとした抽出ができる松屋式を取り入れています。

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毎日焙煎

 珈琲屋として営業していると一番気になることは、毎日の売り上げよりもコーヒー豆の売れ行きです。少量焙煎をして品数を出来るだけ多くしているので、商品棚に置いたコーヒー豆が上手く回転していくことが、結果としてお客様へ常に新しい焙煎豆を提供できることになるからです。

 新しいコーヒー豆が提供できることで、店内で飲まれる方々にも香り高いコーヒーを飲んでいただけると同時に、お客様がドアを開けた際に「コーヒーのいい香りがする。」と、いつも言っていただける環境が作るれるのです。珈琲屋さんに来たという満足感を味わっていただける大切なお店の個性にもなっている訳ですから、コーヒー豆の売れ行きには気になるというものです。幸いにして毎日何人かの常連様に購入いただいているおかげで、毎日焙煎できる喜びを味わうことが出来ます。本当に感謝!感謝!です。

 お店では十数種類の豆を用意し、常に十種類程度品揃えしているのですが、営業を始めてからお店のコーヒー豆の認知が進んで、それぞれの好みが分かれてきました。過去半年の売れ筋商品を数字にしてみると、具体的な傾向が見えてきます。

 一番人気はブレンドなのですが、当初よりも全体を占める割合が少なくなっており、ケニア、グアテマラといった特徴のある豆が意外に多く、エチオピアやマンデリンなども一部の方が定期的に購入されています。最近ではコロンビアの購入も増えてきており、売れ行きの変化を感じるのも楽しみの一つになってきました。こうなると、もっと色々なコーヒー豆を紹介したくなりますが、過度の品揃えは不要な在庫を抱える事にもなるため、人気商品を毎回新鮮な状態で提供できるよう努めていきたいと思っています。

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