■ ブログ 2014年12月

感謝の日々

 家の全ての窓拭きとフローリングのワックスがけも行い、我が家の大掃除も無地終了しました。毎年ながら、これほど真面目に行うことが出来るのは、妻のおかげだと感謝しています。また、家族総出で行うイベントとして貴重な行事です。父が元気な時は、それに加えて餅つきも行っていましたが、今では石臼が車庫の横のモニュメントになってしまいました。将来、家族が増えたら復活するんでしょうかね。

 掃除の後には、玄関と床の間に生花を妻と長女が生けてくれます。やはり生花が飾ってあると、日本の家だなという感覚になるのは不思議なものです。さすがに着物は着ませんが、日本人であることに喜びを感じます。

 この一年は物事が進んでいく年でした。1月にハワイのコーヒー農園見学に行き、3月に店舗用地の候補が見つかり、7月には用地の購入、8月には古屋の解体、10月には工務店との契約、11月に地鎮祭と、これまで何年もかけて店舗用地を探していたのに、なかなか見つからなかったものが、一気に前進していくので不思議な気分です。

 6か所以上の不動産屋を廻り、紹介してもらった物件をいくつも見て廻りましたが、ローケーションはいいものの道路との接続が悪かったり、価格面で折り合いが悪かったりと、一向に前進しない状況に少々焦りもありましたが、家族が温かく見守ってくれたおかげで、今できる事を進めていくことができました。今でも妻から「何とかなるって!」という根拠のない言葉は、「だよね、命取られるわけじゃないから」と開き直れる原動力になりました。本当に感謝、感謝です。

 そして、これまで関わってきた多くの友人知人達が、「楽しみにしている」といっていただける言葉にも元気をもらいました。同時に、店舗作りに関わった設計者や工務店など多く方々や、コーヒーを通じて出会った方にも感謝、感謝です。

 来年からは、いよいよスタートの年になります。地域の方にも感謝できるようなお店作りができる年にしていきたいと思っています。

0 コメント

牡丹鍋

 先日、中学生時代の恩師から頂戴した猪肉を牡丹鍋でいただきました。猪の焼肉、味噌漬肉に続いて牡丹鍋と猪肉を堪能できます。感謝!感謝!です。

 猪肉は、馬や牛が存在しなかった縄文、弥生時代の頃から、食料源として貴重なものであったようで、その後の古事記や日本書紀にも記述があるとか、その後、日本に仏教が伝来すると、その影響で肉食が禁じられていましたが、実際にはかなり市中で獣肉が出回っていました。中でも猪肉は美味とされ、江戸時代でも「山鯨」と称して食べ続けました。このことは古典落語の「池田のシシ買い」でもわかります。

 猪鍋のことを「牡丹鍋」と呼ぶのか由来を調べてみると、猪肉を煮込むとあぶらみがちぢれてぼたんの花のようになるという説。また、大皿にぼたんの花を形どって並べると鮮やかな肉のいろどりが牡丹の花のようであるということからという説がありますが、どうも猪を「獅子」とした「唐獅子牡丹」からの隠語のようです。  

 では「唐獅子牡丹」とは何のことか。獅子は“百獣の王”最も勇敢な生き物ですが、唯一の敵が己の中に居る虫で、その害虫は牡丹の花から落ちる夜露を浴びると死んでしまうとされています。なので獅子は安心して居られる牡丹の花の下で眠る!「心の拠り所」を意味した言葉なんだとか。へェ~!な話でした。
 ところで、牡丹鍋の味でしたが、家族全員が美味しいといって喜んでいました。意外に柔らかくて臭みもなく、脂身にところがプリッとして独特なうま味があります。噛み終わった後に少し野性味のある香りがあるのも牡丹鍋を食べているという実感が湧いてきますね。もう一度、恩師に感謝!感謝!

0 コメント

正月準備その2

 フローリングのワックスかけを回避したものの、襖の張り替えをすることになりました。この襖は、リビングと仏壇のある和室を仕切る部分で、家を建てた時から一度も変えたことははく、汚れや黄ばみが目立って何時かは変えなくてはと思ってたものでした。襖の張り替えを業者に依頼すると1万円以上かかるので、ホームセンターでアイロン接着の襖紙を購入し、本日、DIYと相成りました。

 これから自分でやってみようと思う方や、再度自分が行う時のために、簡単な手順と要領を記録しておきます。

①張替前の襖の大きさを計っておいて、ホームセンターでアイロン接着の襖紙を購入します。その時に、マスキングテープと、紙を剥がすスクレイパーを購入すると良いです。今回は、家にあったプラスチック製のものを使用しましたが、お好み焼きに使うコテでもいいです。

②マイペットなどの界面活性剤をお湯で薄めて古い襖紙を濡らします。そうすると糊がはがれやすくなります。

③表面の襖紙は意外と簡単に剥がれますが、その下の紙はスクレイパーなどを使って剥がします。

④表面が乾いたら、縁をマスキングテープで貼ります。こうすることで、誤って糊付けしても簡単に剥がせるからです。

⑤新しい襖紙を洗濯バサミで仮止めし、アイロンを十字にかけて接着します。その後、全面をアイロンがけしますが、隅は剥がれないように丁寧にゆっくり行います。

⑥定規を使って隅を固定し、カッターで余分な部分を切り落とします。そして、もう一度アイロンをかければ完成!

 ちなみに、新しい襖の絵を桜のデザインにしたのですが、淡い色だったので遠目からは全く分かりませんでした。デザインの選定には大柄が良いのかもしれませんね。

0 コメント

正月準備

 いよいよ年末になり、家族三人で朝からお墓参りです。すでに多くの方がお墓参りを済ませているようで、新しい「しきび」が供えてあるのが見受けられなか、ご先祖様へ今年最後のご挨拶です。

 家に帰ってからは、玄関の正月飾り作りです。我が家では例年、リースの飾りと角松を作っているのですが、角松の竹を切るのが私の役目となっており、ノコギリで斜めに切って針金で束ねます。後は事前に購入した葉牡丹(1個100円)を植えて、南天と松を差し込めば出来上がり、角松一対で総予算400円であります。

 その後には、床のワックス掛けが待っているのですが、家じゅうがほぼフローリングなため、けっこうな重労働なので、私は妻と子供の車を洗車して回避しています。あっ、そうそう窓拭きもしました。さて、どうやりすごそうかな。

0 コメント

準備いろいろ

 店舗の基礎工事が年内に終わり、1月中旬から本格的な木工事が始まります。そうなると準備もいろいろと忙しくなります。そんなことから、厨房機器のサイズ確認と、価格比較のために中古厨房機器のお店へ覗いてきました。店舗に入れる予定のリスト表を基に、大きさや仕様を見てきたのですが、その在庫数の多さに毎回驚かされます。それだけ、飲食店の閉店がある証拠なんでしょうね。

 その後、工務店で床材と壁紙の選定を行いましたが、あらかじめ搾り込んだ数点の小さなサンプルと違って、大きくなると迷いも出てきますが、あまり考えても壁や床でお客様が来ていただける訳ではないので、イメージする雰囲気に任せて選んできました。

 自宅に戻ってから、ドアノブを頼んでいる鍛冶屋の同級生の所へ出かけます。コーヒー豆のドアノブをイラスト風ではなく、少しリアルな物になるようイメージを伝えて雑談です。今彼が作っているパン屋の鉄扉を見て(一人では持ち上がりませんでした)、面白い仕事をしているといつもながら感心しました。

 翌日は、電話とインターネットの申し込みのため、地元のケーブルテレビの方と打ち合わせです。自宅のインターネットをケーブルテレビの回線で利用しているので、使い勝手が良いのと、電話の初期費用が掛からないといことなど、NTTなどと比較検討して決めました。

 こうした様々な課題に対しては、一年前に貼った「開業フローチャート」を日々見ながら行っていますが、記載されていな部分もあって不安な気持ちも持ちながら進めています。しかし、何だかんだ言っても、前に進んでいると自然に見えてくるものが多く、これからも立ち止まらないで進んでいきます。

0 コメント

かぼちゃと柚子湯

 今日は冬至です。我が家でも例年のごとく、かぼちゃ料理と柚子湯を行います。ここ数日、かぼちゃの煮物が続いていたので、今日はかぼちゃの素揚げのあんかけです。柚子湯は、妻が急きょ庭の柚子を切って用意しました。とりあえず、恒例行事をつつがなく行ったという感じでしょうか。

 そもそも、冬至とは北半球において太陽の位置が1年で最も低くなる日で、日照時間が最も短くなります。夏至と日照時間を比べると、北海道の根室で約6時間半、東京で約4時間40分もの差があるんだとか。すごいですね!

 1年で最も日が短いということは、明日から日が長くなっていくということになり、冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、古くから世界各地で冬至を盛大に祝っていたようです。中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の一陽来復(いちようらいふく)といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。

 そんな理由から、冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれており、にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん、など「ん」のつくものを運盛りといって縁起をかついでいたのです。かぼちゃを漢字で書くと南瓜(なんきん)。つまり、運盛りのひとつなんですね。本来かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存が効くことから、冬に栄養をとるための賢人の知恵でもあるのです。

 柚子の方は、柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」。こうした語呂合せから柚子湯に入ると言われています。また、厄払いするための禊(みそぎ)としての意味合いもあるようで、柚子は香りも強く、邪気がおこらないという考えもあったようです。端午の節句の菖蒲湯も同じなんだとか。

 こうした意味合いもあまり考えずに、習慣として我が家では長年生活に取り入れていますが、実際のところ多くの家庭ではどうしているんでしょうか。子どもの頃から当たり前のようにして暦を見たり、年中行事を行っているので疑問に感じたことはないのですが、できるだけ伝統的な生活習慣を続けていきたいと思います。生活を楽しむというのは、こうして意味合いを時々確かめながら、日々の生活をを感謝することが大切なのではないでしょうか。

0 コメント

年賀状作れず

 年賀状に使う絵手紙に苦労しています。絵手紙を書き始めて十数年になり、この時期になると、年賀状用の絵手紙を何種類か書いてみるのですが、なかなか満足できるものが書けません。以前は妻も私に真似て絵手紙を書いていたのですが、最近は面倒なのか才能が無いことに気付いたのか、私にまかせっきりになっています。そのわりには「勢いがない!」「あなたらしくない」などと、アドバイスと称したダメだしが続きます。あ~、どうしようかな?

0 コメント

内装いろいろ

 店舗内の壁紙や床材、腰板の色などを選ぶ作業を設計者と相談しました。前回の工務店との打ち合わせで、分厚いサンプル帳をもらいましたが、あまりにも多くの種類があり、その場で選ぶことが出来ないのと、自分が迷ってしまうことを理由に、あらかじめ絞ってもらうように頼んでおいた物から、今日は数点の候補にして、工務店に報告したのです。

 実際のところ、色々な店舗を訪れた際には、壁紙や床材を覚えていることはまずなく、明るい感じだったとか、落ち着いた感じとかのイメージでしか記憶に残りません。そうなると、店舗にあったイメージの色を選択し、耐久性や汚れが落としやすい、汚れが目立たないなどの機能性で考えるしかないというのが行き着くところです。自宅の場合もあれこれ悩んだことを思い出しますが、今ではカーテンの色ぐらいしか重要じゃないな~ってのが正直なところですから。

 ともあれ、こうして具体的な事柄が決まり、また一つ一つ前に進みます。ちなみに、基礎工事は今月中に終了し、1月15日の大安の日に棟上げを行う予定になりました。

0 コメント

晴れた日には

 久しぶりの晴れ間になったので、真っ白になった御嶽山がきれいに見えます。相変わらず山頂付近から噴煙を出しているのが分かり、あの雪の中に多数の人達が眠っているのだと思うと、美しい景色も複雑な心境になります。

 御嶽山から右に目を移すと中央アルプスの山々が白く連なり、その横には恵那山も見えます。快晴の時には絶景と言うご褒美をもらえるのが、故郷の良いところですね。

 そんな景色を見た後に、家族から評判の良かったチョコ・ブラウニーとフルーツケーキを作り、コーヒーを飲みながら、コーヒーメニューを思案しています。カフェ・バッハの田口さんから、家族全員が楽しめるコーヒーメニューを考えることと、分かりやすいメニュー表にすることを教えられたので、これまでサンプル焙煎した物を中心に、コーヒーの選択をするのですが、頭を悩ませますね。

0 コメント

恩師を訪ねて30km

 中学3年B組〇〇先生ってのが昔流行ってましたが、私も3年B組で、その時の担任教師もユニークな人でした。そんなことから多くの教え子たちが、今でも交流を続けているようです。私は同窓会で会ったきりで十数年ぶりとなるのですが、本日、恩師を訪ねて30km離れた恵那市岩村町まで行ってきました。

 店舗の設計をしてもらっている同級生から、恩師の現在の暮らしぶりを記したブログや教え子たちとの交流を聞いていたので、先日焙煎したコーヒー豆とココアのロールケーキやクッキーを手土産に、報告がてら久しぶりに再会をすることにしたのです。

 お互いの生活ぶりや、店舗の進捗具合などを話しながらも、田舎暮らしをエンジョイする生き生きした恩師を見て、自分も充実した人生を送りたいと思うのでした。帰り際に、趣味でやっている日本ミツバチのハチミツと罠で捕まえたイノシシの肉をいただいてきました。明日から、どうやって料理しようか楽しみです。

 これから冬場には、味噌の仕込みで忙しくなるそうですが、健康でやりがいのある生き方は、大いに見習いたいものです。恩師として、人生の先輩として。

 

2 コメント

カフェ・バッハ

 妻が友人からもらたキウイフルーツを使った、3回目のジャム作りを行いながら、カフェ・バッハの田口さんのセミナーを録音した講演内容を聴いていました。

 今回のセミナーは27名の方々が参加し、開業しているカフェ・オーナーや将来カフェを開業したい方がメインで、会話の内容を聞いていると、地元の関西を中心に、20代から50代の幅広い年齢層と、田口さんの人気を裏付けていました。多くが自家焙煎の関係者で、いわゆるサードウエーブと言われるような、浅煎りのコーヒーをメインとした、酸味に特徴を持つ高価な豆を扱う方が多く、焙煎度合の比較試飲の際には、「普段浅煎りばかり飲んでいるから・・・」といった声も聞かれました。地方の田舎から出てきた私にとっては、ちょっと場違いな雰囲気も。

 「カフェを100年、続けるために」という講演内容なので、商売として成り立つ考え方や手法が参加者の興味の中心でしたが、私はカフェ・バッハが山谷という不利な立地にこだわり続けている事や、ヨーロッパのカフェの原点を目指す姿勢に対して、著書で書かれている想いを直接聞けたことが、自分の想いと重ね合わせることができて有意義でした。カフェを100年続けるために何をするのかも大切ですが、何のために、誰のために、カフェを100年続けるのか?その声をレコーダーを通して再度聴き取るのでした。

2 コメント

カフェを100年、続けるために

 「カフェを100年、続けるために」の著者で、「珈琲大全」などの自家焙煎店のバイブルとも言える著書を多数書かれている「田口 護」さんのセミナーを、UCC本社コーヒーアカデミーにて参加してきました。

 100年続けることは事実上不可能ですが、生涯続けたいと思っている私にとって、得ることの多い内容でした。ただ、著書にも書かれているように、技術や知識を磨いて充分準備して始めるべきところ、ゼロからスタートした私には、耳の痛いところもありました。

 そんな不安な面も、「人には必ずいいところがある」「正直が一番大切」など、正直しか取り柄がない私には、うれしくなる言葉もたくさんいただけました。本に書いてある内容でも、本人が直接発する言葉にはエネルギーがあるだと感じます。正に「言霊」なんでしょうね。そんな言葉のやり取りができる接客をしたいものです。

 セミナーの方は、カフェ・バッハが取り組んでいる具体的な内容や、4種類の豆を焙煎度合を変えて味覚の違いを知るものなど、実に細かく説明がありました。最後には、カフェ・バッハで提供されているスイーツ4種類と、パナマのエスメラルダ・ゲイシャのウオッシュドとナチュラルを飲みながらの座談会です。ゲイシャのナチュラルはパイナップルの香りと甘さが際立つ、これまでに飲んだことのない美味しさでした。

 セミナーの後には即席サイン会となり、持参した本に言葉を添えて書いていただきました。「正しく良い珈琲作りのために 田口 護」この言葉を思い出しながら、続けていきたいと誓うのでした。

0 コメント

竹の子クリスマス会

 土岐手話サークル竹の子のクリスマス会がウエルフェア土岐で行われました。会員とその家族合わせて37名の参加があり、私も依頼された人数分のシャルロット・ロールケーキとガトーショコラを作って参加。そうそう、先日焙煎したコスタリカの豆と2Lのコーヒーを淹れて提供しました。

 竹の子のクリスマス会は、ビンゴゲームを利用したプレゼント交換に始まり、アンパンマンとアナ雪の手話歌で盛り上がりますが、何といっても例年このクリスマス会のために練習を行う演劇が売りなんです!今年のブームの乗って、手話歌に引き続き「アナと雪の女王」のショート・ミュージカルの上演です。とはいっても、私は映画を見ていないので、ストーリーはさっぱり分かりません。知っているのはテレビで頻繁に流れる「ありの~ままの~」っていうフレーズだけなんですが。そんな訳で、その模様を字幕付きの動画にしてアップしました。

続きを読む 0 コメント

萌歩会展

 

 瑞浪市総合文化センターで12月11日~14日まで開催される、瑞浪市内の画家グループ主催「萌歩会展」を見に行きました。萌歩会の初期から見ているので、それぞれの作家の特徴や画風が時の流れによって変化していく様を見られ、毎年楽しみにしているのですが、作家さんの病気やケガなどで、例年秋に開催しているものが、今年は年末にずれ込んでしまったようです。

 絵のテーマが時代背景を反映して、戦争であったり、地震災害、原発などがあれば、風景や祭り、動物など、作品を通して作家の内面を映し出す鏡のようで、様々な刺激を受けることが出来ます。日常生活からかけ離れた場面にこそ、日常生活の本質を見つけることができるのかも知れません。なんちゃって。

 うれしいことに、この会場で懐かしい知人との再会が偶然出来たので、これも絵画のエネルギーとやらでしょうか。お店の事や近況などを話し、「早く開店しないと、私たち死んじゃうかも!」と檄を飛ばされました。いやいや、その元気ならしばらく大丈夫でしょう!頼もしいお客様になりそうです。

0 コメント

欠点豆

 サンプル焙煎した豆をハンドピックしています。ハンドピックを行う理由は、左のような欠点豆が混入しているので、はじき出しすのです。欠点豆には、虫食い、黒豆(黒く変色)、未熟豆(軽いくて完熟してない)、貝殻豆(中身がない)、かけ豆・割れ豆(欠けている)、しわ豆(表面にシワあり)、発酵豆(発酵臭あり)などがありますが、産地よって欠点豆の偏りがあったりします。画像は貝殻豆ですが、このような豆になるのは乾燥不良や発育不良などが原因で豆の形状が変形しまうのです。割れたり、えぐれたりして、焙煎したときにのムラの原因になったりします。

 こうした欠点豆は別に保管して、消臭剤として再利用しようと思っていますが、他に何かに利用できないものかと調べても、良い活用法は見当たりませんでした。農産物が規格外品として畑に肥料として捨てられる光景を見たことがありますが、随分もったいないと感じていましたように、せっかく実ったものを欠点豆として扱うのを躊躇してしまうのは、「人間だったらどうよ?」って思ってしまったせいでしょうか。人間と農産物とは違うって分かっているものの、何か引っかかるです。

0 コメント

工務店との打ち合わせ

 工務店との打ち合わせを、設計者とともに行いました。同時に店舗のイメージイラストをもらい、実感がさらに湧いてきました。

 自宅を作るときには、細かな色や材質には相談しなかったような記憶なのですが、または忘れてしまっているのか分かりませんが、実際に決めなければならない項目は多数にのぼり、打ち合わせの3時間があっという間に過ぎてしまいました。細部に渡る設計や段取りなど、工務店の担当者や設計者の考えを聞きながら、こうして形になっていくんだと感心すると同時に、感謝の気持ちが湧いてきます。ありがたい!ありがたい!

 店舗のイラストを家族に見せると色々な反応があり、興味を強く持っていてくれることが分かって嬉しいものです。多少批判的な意見も家族だからこその意見であり、実際に店舗内の様子が明らかになってくると、どのように変わってくるのかも楽しみになります。

0 コメント

生豆のハンドピック

 サンプル焙煎するためのコーヒー生豆をハンドピックしています。左の画像はエチオピアのイリガチャフェ地域の豆ですが、左が水洗式で精製されたもので、右は非水洗式で精製されたものです。

 エチオピアは、アフリカの生産量の34%を占めるアフリカ最大のコーヒー生産国で、アラビカ種の原産国であり、南部の高原地帯等でアラビカ種のみを生産しています。生産の約95%が小規模農家によるもので、大規模なプランテーションによる栽培はまだ少なく、家庭の庭でバナナやエンセーテなどを日蔭樹として栽培される、ガーデンコーヒーが生産の中心となっており、それぞれの地域の精製所へ集められたガーデンコーヒーが、地域ブランドとして流通しているのです。そこで、集められた赤いコーヒーの実を水洗いをして果肉を除去して乾燥するのが水洗式で、果肉を付けたまま乾燥するのが非水洗式です。

 エチオピアのコーヒーの精製方法は70~80%が非水洗式で、残りの20~30%が水洗式です。多くの海外市場では非水洗式は水洗式に比べ価格が低いのです。米国などでは水洗式が好まれますが、日本ではその独特の風味から非水洗式を好む人々も多いため、今回は、同じ地域の豆で精製方法の異なる豆を比べてみるのが目的です。

 豆の等級はそれぞれG1と言われるもので、欠点豆の数やサイズが揃っているはずですが、ハンドピックをしていると虫食いや欠け豆等、品質が違うことが良くわかります。焙煎後にどのような差がでてくるのか楽しみですね。こうした違いをお客様にも感じてもらうのも目標の一つです。

 

※エンセーテ:バナナに良く似た外観だが実は大きくならず、代わりに茎と根茎にデンプンが多量に含まれ食用とされている。

0 コメント

おちょぼさん

 「おちょぼさん」の愛称で親しまれ、商売繁盛、家内安全などにご利益がある庶民の神様「千代保稲荷神社」へ、妻と一緒にお詣りに行ってきました。年間約200万人もの参拝客が訪れる、東海地区では有名な稲荷神社ですが、私は妻と年に数回訪れています。

 赤い鳥居を抜けて賑やかな門前町を通り抜け、定番のおあげとロウソクを購入後、供えて参拝します。「今年一年ありがとうございました。」と感謝し、現在までの進み具合と今後も見守ってくださいとお願いした後には、再び賑やかな門前町を散策します。

 ここでは決まったルートがありまして、ゲン担ぎで毎回同じ行動をとっているのです。先ずは、漬物屋で試食して物色し、決まったお店で草餅を土産に買って、串カツとドテ煮を立ち食いします。今回は、たい焼きと祖父江の銀杏も買い求めました。

 「おちょぼさん」では、毎月末から月始にかけての月並祭は、ご利益があるとかで多くの参拝者で賑わうのですが、人並みのご利益で構わないと思っているので、これまで一度も月並祭には出かけていません。テレビの紹介される風景を見ると、あまりの混みようで、かえってご利益が薄くなるんじゃないかと思えてくるからです。

0 コメント

初雪

 12月に入り、寒波がやってきました。そして、今回2回目の寒波襲来で初雪となり、午前9時の時点で庭が一面白くなっています。事前の天気予報で積雪を予想していたものの、家族全員の車がノーマルタイヤだったので、娘に手伝ってもらい朝からスタッドレスタイヤに交換しました。娘は大学でブタを飼育していた時に使用していた、つなぎの作業服でタイヤ交換の作業をし、その姿がとっても様になっていました。たくましい!

 そんな雪の降る中でも、店舗の基礎工事が進められています。古屋があった場所から解体が始まり、今また新しい姿に変わっていく光景を見ると、確実に時間が経過して前に進んでいるという実感が湧いてきます。今後も建設の様子をホームページにアップして進行具合をお伝えします。

0 コメント

キウイジャム

 妻の病気を心配していましたが、症状は軽くて入院することもなく、仕事をしながらの治療になっています。そんな妻が友人からもらったキウイを使ってジャムにしてみました。最近は複数の種類のキウイが出回り、馴染のある果物となりましたが、最初の頃はニュージーランドの変わった果物といったイメージでした。

 調べてみると、なんと中国原産だそうで、ヨーロッパ経由でニュージーランドに種子が持ち込まれた後、品種改良され1934年頃から商業栽培が始まり、世界各国で食べられるようになった果物なんだとか。

「キウイフルーツ」という名称は、ニュージーランドからアメリカ合衆国へ輸出されるようになった際、ニュージーランドのシンボルである鳥の「キーウィ (kiwi)」に因んで1959年に命名されたもので、果実と鳥の見た目の似ているから命名された訳ではないらしいです。

 生産量は、意外なことにイタリアが年産50万トン弱で世界最大の産地で、次いで原産地の中国で、年産30数万トンで世界第二位、そして、ニュージーランドが年産30万トン程度で世界第三位。なんだかキウイのイメージが変わってしまいますね。

0 コメント

ひびきあい集会に行ってきました

 隣町にある妻木小学校の「ひびきあい集会」に行ってきました。そもそも「ひびきあい集会」というのは、岐阜県教育委員会が岐阜県人権教育協議会とタイアップして、児童生徒の人権感覚を高め、同和問題をはじめとする様々な人権課題の解決を目指して、人権教育における行動力の育成を図る取組「ひびきあいの日」として、全県的に取り組みが行われているもので、多くが人権週間の12月4日~10日の間に、「ひびきあい集会」として、児童生徒の発表会という形式で、これまで取り組んできた内容を体育館などで発表されるものです。

 今回は、その中の「講師のお話」とうコーナーで、手話について話す依頼が、社会福祉協議会から手話サークルにあり、私の所に出番が回ってきたのでした。正直、何を話せば良いのや、どうやって小学生に話したら良いのや分からないまま、こんな機会はめったにないので、軽く「いいよ」って返事はしたものの、薄くなった頭皮を搾って次のような内容を話してきました。

・手話とは何か

・手話の表現方法

・音のない世界

・聴こえないと起きること

・東北震災でのこと

・聴こえない人との関わり方

・思いやりとは

 といった、聴こえないことへの理解を深める内容を中心に話しましたが、小学一年生から六年生までの子供たちに、分かってもらえる言葉だったのか?結構不安でした。校長先生から、「担任から噛み砕いて説明しますから」と慰められましたが、子供たちを相手に、分かってもらう、感じてもらう言葉や表現を使うのは難しいと改めて感じたしだいです。

 今回、縁あって妻木小学校でお話をする機会がありましたが、校長先生が同年であったり、サラリーマン時代の勤務先エリアで良く知っている方だったことなど、世間は狭いと感じたと同時に、人との縁は貴重だな~て思うのでした。

0 コメント