新しい営業許可書

 開業から5年が経過したことを度々書いていますが、5年という筋目には特別な思いがあるからです。その一つに食品衛生営業許可継続の申請が5年毎に必要なため、4月に申請を行い、5月に許可証を受け取る手続きがあります。この許可申請・許可証の受領には、必ず保健所の職員による立入検査があるのですが、今年に限っては、保健所の職員が新型コロナウイルスの対応に追われ、現状に変更が無い事を電話確認して省略する異例の扱いとなりました。 

昨日の定休日に多治見保健所まで出かけて受け取りに行き、改めて額に入れて店内に掲出すると、5年という時間がとても速く感じるとともに、このコロナ禍での筋目が何か特別な意味があると示唆しているのではないかと思えてきたりします。毎年5月には食品衛生責任者再講習会が開催されてきましたが、100人以上が集まる講習会を実施することは未だ先になりそうです。ひょっとすると、毎年集まっていた飲食店等の事業者が減って、寂しい講習会になったりして。笑えないことが起こりそう。

す。 

開業当初、お客様から「飲食店は3年続けられたら5年続く店になり、5年続けられる店づくりをすれば10年続けられる。」と言われたことがあります。もしそうなら、10年は続けられることになりますが、目標は20数年間としていることから、そんな都市伝説のような理屈どおりにはいきません。かといって、何か特別なアイデアがある訳でもなく、成功の秘訣を持ち合わせてもいないので、これまで行ってきた地味で目立たない仕事を続けていくことになるでしょう。結局、自分に無い物は形に出来ませんから。