座席数を減らしました

 ゴールデウウィークを前に、429日から店内での飲食を中止し、コーヒー豆の販売だけを行ってきました。せめて県内の感染拡大が収束するまでと考えていましたが、どうやら緊急事態宣言が解除されたとしても、これからもビクビクしながら新型コロナウィルスと向き合わなければならないようです。 

 三密を防ぐために多数での来店を抑制し、コーヒー豆の販売だけに限定した営業を行ったことから、来店者数は大きく減少してきました。開業以来、雪や台風となっても一定人数の方が来店されていたため、こんなに淋しい経験をするのは初めての事です。ただ、コーヒー豆を購入される方々は確実に増えたこともあり、売上は50%以下にはならない状況で、嬉しさ半分、悲しさ半分といったところでしょうか。 

 このままの状態が続けば、近いうちに岐阜県の緊急事態宣言は段階的に解除されるでしょうが、元の状態に戻るには長い時間がかかりそうです。飲食店、料理店、喫茶店等については、基本的に休止を要請しない施設であり、適切な感染防止対策の協力要請と営業時間短縮の協力要請という形になっていますが、お客様の感染予防の感覚は、店側の感覚とは随分かけ離れていると感じています。特に、不特定多数が利用するファミレスや都市部の居酒屋などは顕著に表れています。 

 まめ蔵の場合は利用者の多くが固定客であり、一人でゆっくりコーヒーを飲みたいという方があるため、そうした方に三密を理由にお断りすることに抵抗がありました。それならば、いっそ椅子を減らして座れなくしてしまえば少人数のみの利用になると思い、倉庫に椅子を片付けてしまったのです。 

 そんな訳で、座席数を減らしての再スタートをするこにしました。慌てず、ゆっくり、のんびりと、徐々に会話が取り戻せるように。