ロクムCooking

 手すき時間にコーヒーの画像を見ていたら、トルコ・コーヒーのカップに何やらお菓子らしいものが映っているのを見つけます。調べてみると『ロクム』というお菓子で、砂糖に、デンプンとナッツ類を加えて作るもので、トルコのマシュリク、バルカン半島、ギリシャの他、欧米でも食べられているそうです。英語ではターキッシュ・ディライト(Turkish delight、「トルコの悦び」)と呼ばれ、食感は柔らかく弾力があり、日本の「ゆべし」に似ているんだとか。 

 「トルコの悦び」、なんだかこの言葉がいい。悦ぶというのは、自分自身に嬉しい出来事があったときよりも、他人を楽しませたり、喜ばせたりする時に使う言葉に使われることが多く、コーヒーとともに提供され、もてなすお菓子にはぴったりです。それならば作ってみようと、朝の焙煎後に作ってみます。レシピを探すと数多く検索にひっかかりますが、今回は東京にあるトルコ料理店のレシピを使ってみました。

 

『ロクム』のレシピ 

■材料■ 

グラニュー糖   150g 

コーンスターチ  40g 

レモン汁   小さじ

水       170mlルカン半島 

クルミ※        50g 

※炒ってあるクルミを半分に切って使用する 

1.10cm角くらいの容器にクッキングシートをのせ、サラダ油(分量外)を薄く塗り、そのうえに茶こしなどでコーンスターチ(分量外)を振りかける。 

2.グラニュー糖と水(70ml)を鍋に入れ、中火で45分ほど加熱する。 

3.鍋の中身が薄っすらと茶色く色付いてきたら、ごく弱火に落とす。そこに、コーンスターチと水(100ml)をしっかり混ぜたものを加え、ヘラで10分間しっかり練る。そして、クルミとレモン汁を加え、全体をよく混ぜて火から下ろす。 

4.③が熱いうちに①に流し入れ、表面を平らにし、そのまま冷ます。固まったら表面にコーンスターチ(分量外)をまぶし、切り分けたらできあがり。 

 確かに「ゆべし」っぽい食感ですが、甘みが強く好みの味ではないな~。試にイブリックを使ってトルコ式のコーヒーで楽しんでみますか。