気配りの3月

 この地方では旧暦で雛祭りを行うところが多く、我が家でもお雛様を飾りました。二人の娘は嫁いだものの、妻と母の二人の女性がいることから、毎年この時期に飾り始めており、物置小屋から運び出した幾つもの箱から取り出し、30年前に写した写真と睨めっこしながら、人形の配置を確認して無事飾り終えました。これで一つ役割を果たしました。 

 もう一つ忘れていけないのが、バレンタインデーのお返しであるホワイトデーの用意です。これも先週、北海道のお菓子メーカーへ注文し、4人の女性陣に届けるよう手配しました。妻から「忘れてない?」と釘を刺されましたが、そのへんは抜かりなく準備しているのです。3月というのは気を遣う月なのであります。 

 それにもう一つ、春のお彼岸があります。日頃から家のことは妻に任せっきりになっているので、春のお彼岸に合わせたお墓掃除とお墓参りが残っています。とりあえずお墓の掃除を行って「やってやった!」感を出したのも束の間、妻から「それだけ!」とツッコまれてしまいます。日頃の行いがもう少し良ければいいのですが、毎日好きなことばかりしている身としては、致し方のないところです。 

 定休日に、コーヒーと全く関係のない時間を過ごした一日でありました。