35(サンゴ)

 沖縄土産に、「35 COFFEE」のコーヒーバッグをいただきました。以前、沖縄へ行った際にも見かけたのですが、「沖縄産のコーヒー?」と思ったものの、パッケージを見るとコロンビア、ブラジル、インドネシアのブレンドだったこともあって、購入することはありませんでした。

 「35 COFFEE」の「35」というのは「サンゴ」を意味し、焙煎の際に「風化した骨格サンゴ」(死んでしまったサンゴ)を熱源と焙煎ドラムの間に置いて焙煎を行うものです。時々地場産業の陶器などを使うこともケースもあり、今回はサンゴを使っているという訳です。(効果のほどはよく分かりません) 

風化しているサンゴであっても、沖縄県の漁業法で持ち出しや使用する事が禁止されています。35COFFEEは沖縄県の許可を得て、その専門業者から購入して使用しているそうです。そして、サンゴ再生プロジェクトとして、「35 COFFEE」の売り上げの3.5%をベビーサンゴの移植に使用するという趣旨の商品です。 

そんな趣旨を理解してお土産にされたかは分かりませんが、この「35 COFFEE」のコーヒーバッグは普通のコーヒードリップバッグのように淹れるのではなく、「3STEPでお手軽コーヒー」という淹れ方です。 

  1. カップにティーバッグのようなコーヒー袋を入れ、水を140ml注ぎます。

  2. 電子レンジで2分程度温め、そのまま1分程蒸らします。(蒸らすという表現には違和感がありますが)

  3. 使用したコーヒー袋を入っていた袋に入れてゴミ箱へポイ!

  実際には、朝、妻と共に飲んだ際に1分蒸ら(放置)してみたのですが、水っぽいので2分以上経過してからコーヒーバッグを取り出しました。ところが、やっぱり水っぽい!1分の時よりも苦味が増してもコクが感じられません。頂いた相手も「超あっさり!」だと言っていたとおりです。 

 あっさりしたコーヒーを飲みながら、沖縄のサンゴのことを検索してみるのでした。