準備できました

 今朝、玄関と裏口の柊鰯をセットし、夕方に予約注文しておいた恵方巻きを受け取れば、今日の私の役割は終了します。毎年のことながら季節の行事を繰り返すことも、日々の生活にメリハリがあって良いものです。 

 この「節分いわし」とか「柊鰯」といって玄関に飾り、魔除けや厄除けとして用いられているもので、夜には豆まきをする訳ですが、豆(まめ)は「魔の目(魔目=まめ)」に豆を投げつけて、「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じるという意味合いがあるようです。同じ「まめ蔵」の「まめ」とは意味合いが大きく異なります。 

 柊鰯と豆まきで追い払う「鬼」は古来から様々な伝説があって、あたかも実在したかのような物語が全国各地で見られます。この地方にも桃太郎神社があって、鬼の造形物が迎えてくれる光景を見ると、一度、そうした鬼に由来する名所を散策したくなります。 

 さて、今年の恵方は西南西だとか、朝の焙煎を始める前に、日本から西南西の位置にあたるインドネシア・マンデリンを飲みながら準備しますか。