臨時休業

 ホームページのトップ画面に、「臨時休業は11月23日(土)・24日(日)」と長い間表示していましたが、いよいよ今週にその日がやってきます。その日というのが同年会の旅行です。「下石三四五会還暦旅行」と書いた旅のしおりのとおり、昭和34年・35年生まれの同級生を中心とした同年会による還暦記念旅行というわけです。 

 地方の町や村でしか残っていないであろう同年会という集まりも、若い世代には作られることもなく、いずれは消え去る状況になっているようで、若干淋しい気もしますが、私達の会もいつまで続けられるかも分かりません。還暦という筋目にあたることから、1年以上前から何度も相談を重ねており、何だか久しぶりの修学旅行のような気分で手作り感満載の旅行を計画しています。

 画像のような「旅のしおり」をはじめ、車内でのお菓子を自分たちで詰合せたり、100均で揃えたユニークな内容のゲーム、記念アルバムの作成、記念写真用の横断幕も手書きで用意するなど、旅行の前から想い出づくりをしています。いろいろな都合もあってか同年会のメンバーの半数のみの参加となりましたが、楽しい一泊二日の旅にしたいものです。 

 宿泊地は城崎温泉で、行き帰りにいくつかの観光名所を巡るのですが、最後の観光地となるのが日本三景のひとつ「天橋立」です。ここは先日読んだばかりの、『珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛』に登場した地です。古事記の第二章「国生み」に登場する、イザナキ神とイザナミ神が天の浮橋という空に浮かんだ橋に立って、沼矛を指し下ろしてかきまわしましたといわれる、「天の浮橋」に由来する場所と伝承されています。 

 小説では、かつての恋人であった二人が、天橋立近くのホテルの一室で「国生み」のごとく交わるのかといった推理に利用されるも、結局というか「やっぱり!」、三枚目の絵は沼矛ではなく〇〇だったという、珈琲店タレーランらしい答えも二時間ドラマ的な内容でした。 

そんなこともあって、妙に天橋立が気になりだしたのですが、二日間臨時休業いたしますので、とりあえず再度お知らせまで。