ターニングポイント

 お店に展示してある絵の中山尚子さんや、瑞浪の画家グループ「萌穂会」の初期から見てきた有賀正孝さんらが、瑞浪市地域交流センター「ときわ」で、第1回アートキューブ展覧会「ターニングポイント」(10月2日~30日)が行われているため、ちょっと覗いていました。 

 昨年までは「トライ・アーツ・クラブ」の企画展でしたが、「トライ・アーツ・クラブ」はもともと絵画・音楽・演劇の3つのジャンルで作るグループで、音楽部門のメンバーが大幅に入れ替わったため、2018年12月に解散し、新たに「アートキューブ」として再出発したものです。 

今回の企画展には、有賀正季さん(画家)、栗木栄子さん(イラストレーター)、中山尚子さん(イラストレーター)、増田衣美さん(デザイナー)、北村武志さん(画家)、金光紀子さん(イラス、トレーター)の6人で、「アートキューブ」としての再出発の意味もあってか、テーマは「ターニングポイント」です。 

それぞれの作品の横には、作者のターニングポイントとなったタイミングや思い出などが添えられ、一人暮らしを始めたころの想い出、デザイン事務所に入社したころの悩み、10代から30歳までの「心の旅」、自身の初個展で亡き母が購入してくれた思い出の作品や、ヒット作の原点となったイラストなどが描かれています。 

初めて見る有賀さんの油絵による自画像や、隠し絵から現在の画風に変わった気持ちを綴った中山さんの作品を見ながら、自分自身のターニングポイントを考えてみるものの、たくさん有り過ぎて答えがでないまま「ときわ」を後にしました。
 なお、10月12日(土)には、展覧会と同様、「ターニングポイント」と題した、音楽・芝居・絵画による公演が行われます。残念ながら見ることが出来ませんが、絵画部門のメンバーによる公演用の作品も披露されるようですから、ちょっと残念です。