岩村散歩

 昨日は、妻が夏休みを取ったので、二人でドライブに出かけて岩村散歩です。自宅から40分程で出かけられる、半日コースにはぴったりの散歩になりました。

■ぜんちゃんふぁーむ

 恵那市岩村町富田に、2013年から新たに開墾を始めた農園です。標高560メートルの空気澄んだ土地で、化学農薬不使用・化学肥料不使用、農産物つくりを目指して、ブルーベリーや葡萄をはじめ、お米、キウイフルーツ、野菜、きのこ等を栽培しています。今回、飛び込みで訪問したためブルーベリー狩りは出来ませんでしたが、葡萄園のハウスに育てられた少量多品種の珍しい葡萄の話を聞きながら、収穫可能な葡萄を買い求めました。9月以降順次収穫できる葡萄は品種が多く、まるで農業試験場のような珍しいものばかりです。説明をされる方が、「様々な味覚の葡萄を食べたくて育てている」と嬉しそうに話される姿を妻が見て、「あなたと同じ」と笑っていました。 

■農村景観日本一展望所 

 ぜんちゃんふぁーむを出て、国道363で中津川方面に向かって走る途中にあるのが、農村景観日本一展望所です。展望台に設置された説明板には、「農村景観日本一の称号は、平成元年に全国の環境問題を専門に研究している、京都教育大学・木村教授から頂き、マスコミが一斉に報道し一躍脚光を浴びたものです。」とあります。他にも「第7回日本のむら景観コンテスト」の集落部門で農林水産大臣賞を受賞しているので、有名になってはいるものの、田舎者夫婦にとては、「???どこが?」というのが本音です。

■乗馬クラブクレイン恵那 

 農村景観日本一展望所の傍にあるのが、乗馬クラブクレイン恵那です。景色の非常に良い、自然豊かな乗馬クラブで、岐阜県では最大規模の乗馬クラブのようです。駐車場にある車のナンバーを見ても、愛知県や岐阜県の広範囲から乗馬を楽しむ人が来ているようです。若い頃に乗馬をしてみたいと思っていたこともあって、妻から「あなたの腰では無理だね」と言われてしまいました。そして、乗馬を楽しむ人達を見て「やっぱり無理かな」と思うのでした。 

■かんから屋 

 朝ドラの「半分、青い」で舞台となった「ふくろう商店街」は、岩村町の城下町です。放送期間中に訪れた際には月曜日でも多くの観光客でいっぱいでしたが、今では観光客も少ないせいか、月曜日を定休日にしている店が多くあります。その中で営業していたのが「かんから屋」で、岩村に訪れる際には必ず立ち寄る場所でもあります。目的はもちろん「かんから餅」。岩村町富田産の餅米を100%使用したふんわりとした餅は、きなこ、ごま、あんこの3種類あり、1皿5個入り400円。 

■五平餅のみはら 

 ドラマに出てくるモデルとなったお店です。ごまだれと、ねぎ味噌の2種類があり、お土産用に3本購入! なんと、付けダレ用にと、ビニールの小袋にタレを入れてくれました。

 昨年のような賑わいから平常時の岩村になったと思いながら、帰路の途中に山岡の道の駅に立ち寄ると、観光客の多さにびっくりです。つくづく集客の難しさを感じたしだいです。