昨晩は久しぶりに、「岐阜ろう劇団いぶき」のメンバーと会いました。手話サークルの例会の会場に、8月31日と9月1日に行われる、「第32回岐阜市民芸術祭ぎふ演劇シーズン 岐阜ろう劇団いぶきVOL30『ユタとふしぎな仲間たち』」の公演PRのため、各地域のサークルを訪問しているそうです。
ろう者の劇団としては、昭和55年(1980年)4月に、演劇の好きな仲間が集まって「東京ろう演劇サークル」として発足し、その後、黒柳徹子現理事長のトット基金の付帯劇団となった「日本ろう者劇団」が有名ですが。「岐阜ろう劇団いぶき」は、その2年度の昭和57年(1982年)に結成され、今年37周年を迎える全国的にも知られる劇団です。
私が手話を学び始めた頃から知っていた団員ということもあり、懐かしさと同時に、年齢を重ねた姿にお互い様だと思った時、「頭髪が!」という手話を見て、「そこを言うんかい!」と思わずつ笑ってしまいました。
岐阜市を中心としたろう者による劇団として手話劇を上演し、劇中の手話(ろう者に言語)を通してろう者文化の向上を図り、ろう者にとどまらず全ての人が楽しみ、感動できる舞台創りをめざすというとおり、数多くの舞台を重ねてきたこともあって、
平成7年、世界ろう者会議演劇祭典(ウイーン)に日本代表として参加
平成8年、岐阜県芸術文化奨励賞受賞
第9回岐阜市民芸術祭演劇の部に初参加
といった活動に見られるように、ろう者の感性や創造性を信じ、その可能性を舞台を通じて追求することで、様々な人が自由にそして自然にふれあうことができる社会の実現を願う劇団です。
ただ、35周年を期に、多くの劇団員が去ったことで、運営面で苦労しているという話を聞き、少しでも応援したくなって紹介してみました。当日はお店を営業するので見に行けませんが。
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せんごくゆみこ (木曜日, 14 11月 2019 21:32)
音訳講習会の先生から、12月1日(日)清流ふれ愛コンサートの紹介がありましと。ろう劇団「いぶき」の演劇を鑑賞予定です。さらに、できれば、劇団の運営のお手伝いができないかと考えています。
まめ蔵 (金曜日, 15 11月 2019 08:09)
ご紹介ありがとうございます。