ケニアのナチュラル

 先日参加した生豆商社主催のセミナーで、カッピングした中に以前から気になっていた豆があり、「これは面白いかも?」と早速取り寄せてみました。それが、「ケニア エンデベス農園 ナチュラル」です。

 この農園は、ケニア北西部キタレエリアのエルゴン山麓のウガンダ国境に近い場所にあります。商社の資料では、農園名Endebess Estate、標高1,750m1,950m248haの広さのようです。キタレ周辺はコーヒーをはじめ、トウモロコシ、ヒマワリ、除虫菊、茶、豆などが栽培される農耕地帯であり、キタレはその農作物の集散地となっています。

 商社のPRコメントには、『エンデベス農園では水洗式にも適した完熟チェリーを収穫し、アフリカンベッドにて丁寧に乾燥しています。ケニアでのナチュラル商品は、通常は収穫の終わりの余った果実を使用して作られますが、同農園は高品質ナチュラルを意図的に創り上げています。』とあるものの、ナチュラルに多くある欠点豆にハンドピックで苦戦しながらも、ナチュラル独特のフレーバーを知ってもらうべく、コツコツと作業しています。

 お店ではウオッシュド(水洗式)の豆が中心ですが、スポット的に流通するハニー(半水洗式)やナチュラル(非水洗式)を取り上げています。ただし、お客様の反応は好きか嫌いかが明確に別れ、皆さんに好まれるコーヒー豆ではないのも事実です。しかし、そのはっきりとした反応が嬉しくもり、「今回はどうなんだろうか?」という楽しみにもなりました。

商社には在庫が少なく、数量限定の提供となりますが、お客様はどんな反応をしてくれるんでしょうか?