グアテマラのメロン

 スーパーで、『赤肉の大玉メロン!!激安販売!!グアテマラ産 カンタロープメロン』の立札を見て、前回のホンジュラスのメロンと同様、迷わず手に取って買ってしまいました。コーヒーと関係の無い商品にも関わらず、コーヒー産地に過剰に反応してしまうようになってしまいました。

 グアテマラは世界のメロン生産量の国別ランキング(2017年FAO)で、世界10位のメロン生産国らしく、国連の統計によると2016年のグアテマラによるメロンの輸出量は45,530万キロに上り、スペインを上回り世界一だったそうです。 

 農畜産業振興機構「ベジ探」を見ると、メロンは生鮮で輸入されることが多く、2015年の生鮮メロンの輸入量は2万3767トンとなっており、2011年の3万2948トンをピークに輸入量は減少傾向にあり、輸入先はメキシコが7割以上、米国が2割以上を占めています。そして、輸入されているメロンの多くはハニデューメロンで、果皮が白色系で網目模様のないノーネット型であり、多くは外食や中食などのカットフルーツの原料として使われているようです。 

そして、2018年になると、ホンンジュラスやグアテマラなどとのメロンの輸入が解禁となる関連規則が改正され、その年にイオンがグアテマラ産カリビアンメロンを直輸入し、コストコでもデルモンテ・ジャパンが輸入者となって販売の開始しました。 

 カンタロープとは、ヨーロッパ南部、アメリカ、タイなどで露地栽培される、赤肉種のマスクメロンで、キャンタロープとも呼ばれています。日本では栽培されていないようですが、カンタロープを品種改良したものが「スパイシーカンタロープ」という品種で、これは夕張メロンの親品種なんだそうです。夕張メロンより破格に安いので、味の方もそれなりなのが納得できます。

 ちなみに、このカンタロープの日本名は、「疣(いぼ)メロン」なんだそうです。なんで?