コーヒー生豆商社のセミナーへ

 今日はお店を臨時休業にし、朝六時半に自宅を出て東京へ向かいました。コーヒー生豆の仕入れ先である商社主催のコーヒーセミナーがあるためで、品川区の大森駅近くに有あるプレゼンテーションルームに、慣れない都会を迷いながら会場へ到着です。
 セミナーの概要は
・インドネシア産地報告
・ブラジル産地情報
・CQI公認「Qプロセシングコース(レベル1:ジェネラリスト)」受講報告
・カッピング (プレミアム品20種類)
こんな内容です。
 この商社主催のコーヒーセミナーは数年ぶりの開催らしく、私が開業してからは初めてのことです。社長交代もあって、新しいことへ取り組んでいることが以前から伺い知れていたので、こうした企画もどんどんやってもらいたいものです。
 産地情報やコーヒー生豆の紹介はネットでも知ることができますが、直接現地で見たり体験した担当者の話は活字だけでは得られないリアリティーがあり、説得力が増すからです。
 今回も、インドネシアでの指定されたエリアの中で、コーヒー豆の品質を担保できる小農家、それを見極め集める仲買人、さらには精製を行う指定業者との一連の工程を持続できる体制について説明を受け、手元に届いた生豆の品質に納得したものです。
 このセミナーに参加した人数は20名程で、年齢や店舗の規模も様々であり、それぞれの目的を持って参加されています。ただ、コーヒー豆や産地、焙煎の知識には多少の開きがあり、色々な人がいるもんだと改めて思いました。
 カッピングは当然ながら商社が販売するものに限定されるため、精製方法の違いによる対比や産地による違いを確かめることはできるものの、やはり売りたいコーヒー豆を紹介する魂胆が見え隠れしてしまいます。いっそ、複数の商社が共同で行えば面白いと思うのですが、現実的には無理なんでしょうね。
 セミナー終了後に懇親会がありましたが、翌日の準備もあって早々に引き上げてきました。普段店舗内にいるので花粉症の症状が軽かったのですが、今日ばかりは帰りの電車の中でクシャミと鼻水が止まらず、苦しい思いをしながら帰ってきたのでした。