コンビニコーヒー

 定休日の朝、妻から渡されたメモには7つのミッションが記載されていました。普段の土日は当然家にいないため、定休日を待ってましたとばかりに宿題が出されます。でも、家のことを妻に任せっきりになっている部分もあり、これくらいのミッションは容易いものです。
 ミッションは昼過ぎには何とか片づけることができ、コンビニへ立ち寄ってジュースでも飲もうと思い店内に入ると、丁度お客さんがコーヒーを注文しているところでした。考えてみると、セブンイレブンがアラビカ100%のコーヒーを発売した当初に飲んだっきり、コンビニコーヒーを飲んだことがありません。あの頃からコーヒーマシンやコーヒー豆も随分改良されており、美味しくなったと言われているのに、これまで無関心でいた自分に気がついたのです。
 そこで、近くのコンビニへ急遽巡って集め、コンビニコーヒーの飲み比べをすることにしました。用意したのは次の4社です。
■セブンイレブン
ホットコーヒー R 100円
アラビカ100%の豆を3つの焙煎度に分けてブレンドし、専用に設計された全自動のマシンでドリップ抽出
■ミニストップ
ホットコーヒー(S)100円
キリマンジャロブレンドを全自動マシンでドリップ抽出。使用する豆は、各生産国の輸出格付けにおける最高等級アラビカ豆を100%使用。
■ローソン
コーヒー(S)100円
ブラジル・ナチュラル、ブラジル・パルプドナチュラル、コロンビア・スプレモ、タンザニア・キリマンジャロAA、ニカラグアSHGの5種類のアラビカ豆をブレンドコーヒーに使用。
■ファミリーマート
コーヒー(S)100円
10月上旬から順次新型コーヒーマシンの導入を開始していますが、こちらの店舗では従来のエスプレッソマシンでした。2月末までには全店でペーパードリップ式を採用したマシンになるようです。
 多くコンビニでは、以前のようなエスプレッソマシンからドリップ抽出の全自動マシンへ切り替わっているようですが、セブンイレブンは3つの焙煎度の豆を使用しているというのに、マシン上部の豆をみても黒くテカテカした豆ばかりです。ミニストップは最高等級の豆だと言いつつも、注意書きには生産国の格付(輸出規格等)における、一部のプレミアム品を除く一般流通の最高等級となっているとあり、何をもって最高なのかが分からない。ローソンは使用している豆をみると一見良さげで、店頭では同価格でイエローブルボンを40%使用したものもあったが、できれば中煎りで提供して欲しい。ファミリーマートはマシンが新しくなったら再び飲んでみよう。(味については個人により差があるためコメントしません)
 分かったことは、昔のようなロブスタ入りのコーヒーではないということと、喫茶店やコーヒーチェーンで飲むより美味しくて安い!ってこと。そして、コーヒーは紙コップじゃなくてコーヒーカップで飲みたいと思ったことです。仕事の合間にコンビニへ立ち寄ったり、弁当と一緒に車の中でコーヒーを飲んでいる光景を見ると、どこか切なくなったのが感想です。