一人の焙煎

「焙煎」なぜ豆煎りをつづけるのか 

 

※それは楽しいから、楽しいことを生涯続けられるのなら、これ以上の人生はありません。

 

なぜその魅力にみせられたのだろうか。 

 

※毎回違う条件下で再現する緊張感と、豆の個性を感じながら変化を見ることができます。

 

シャンシャンシャンシャン日々シリンダーの中で豆を鳴らせ

 

※この音を聞くと毎回ワクワクしてしまう。

 

もったりとした独特な匂いに包まれながら視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚 5つの感覚が導き出す答えを探している。

 

※意外に、第6感が思いがけない答えを出すことがあり、結果良しなんてことがあるから面白い。

 

 

一人の焙煎には 哲学なんて難しい考えがある訳もなく

 

一人の焙煎には 道具や焙煎の過程に特別なこともない

 

一人の焙煎には 豆煎りをする人と それを買い求める人たちがいるだけ

 

一人の焙煎には 豆煎りするすべての人が 学びの対象

 

一人の焙煎には 気ままな人生があるだけ

 

  1kg釜で少量焙煎し、なくなったら再び焙煎を繰り返す単純作業、しかし、この単純作業が「仕事」としての喜びを感じる時間となるなら、一人の焙煎には生涯つづける価値があると思う。

 

注)一部「4人の焙煎」から引用